いいモノ調査隊
システム会社の社員となって、目指すはプロジェクトの完遂だ

進捗報告で“ウソ”をつく! 会社員ならわかる闇のカードゲーム…

ウソがバレなかった人、ウソを見破った人の勝ち

今回はカードゲームです。以前、「ごきぶりポーカー」を紹介したので、いいモノ調査隊では2回目のカードゲームとなります。

今回紹介するのは「Not My Fault!〜俺のせいじゃない!〜」というゲームです。

 内容としてはダウト系のゲームです。いかにウソがバレないようにし、相手のウソを見破るかがポイント

内容としてはダウト系のゲームです。いかにウソがバレないようにし、相手のウソを見破るかがポイント

プレイヤーは、システム開発会社の社員となって1つのプロジェクトをリレー形式で進めていきます。ゲームには2〜8人が参加可能。

全員で分担して1つのプロジェクトを進めていくのですが、どうしたってオンスケジュールにならないことがあります。それでも定例報告にて「私の進捗は順調です」とウソの報告をしなければいけないのです。本当に順調なら、胸を張って報告しましょう!

仕事が進んでいなくても「順調です」と宣言し続ける

仕事が進んでいなくても「順調です」と宣言し続ける

ウソをついてもバレなければいいのですが(実際の仕事ではよくないですが…笑)、誰かが「あいつ、本当は遅れている」と思えば「監査」が入り、本当の進捗を報告しなければなりません。監査が入っても本当に順調ならセーフですが、遅れているのがバレた場合はプロジェクトをクビになってしまうのです…。

ただ、進捗の遅れを正直に報告すれば、一度目は「戒告」で済みます。このあたり、とても面白くできていると思います。二度目はありませんので、一度戒告を受けた人はウソをつき続けるしかなくなるのです。

以上がざっとした流れです。社会人ならなんとなく雰囲気がわかってもらえるのではないでしょうか…?

引いたカードの数字によって、バレないウソをつくか、正直にいうかを決める

では、ゲームの進行を説明します。使うカードは5種類で、数字カード、マイルストーンカードとポインタカード、そしてレッドカード、イエローカードがあります。

進捗状況が数字で表されている数字カード。0は2枚、1〜6は5枚ずつ入っています

進捗状況が数字で表されている数字カード。0は2枚、1〜6は5枚ずつ入っています

ポインタカード(矢印)と、進捗を示すマイルストーンカード。使い方は後述

ポインタカード(矢印)と、進捗を示すマイルストーンカード。使い方は後述

左がイエローカードを使った状態、中央が未使用のイエローカード、右がレッドカード。使い方や意味は後述

左がイエローカードを使った状態、中央が未使用のイエローカード、右がレッドカード。使い方や意味は後述

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■プレイ人数:2〜8人 所要時間:約10分

■準備
マイルストーンカードを置き、矢印が0を指すようにポインタカードを重ねる
数字カードを裏向きのまま切って山を作る。イエローカードを1枚ずつ配り、裏面(黒い面)を上にする

■プレイの流れ
最初のプレイヤーAさんは山からカードを1枚引いて他のプレイヤーに見えないように数字を確認、場に伏せて数を申告する。
カードの数が「ノルマ(マイルストーンカードで反転している数字5、8、12…)」を満たしていない場合は2通りの方法がある
1)正直に申告してイエローカードを表にし(黄色い面)、戒告を受ける。イエローカードを1枚受けると次からはノルマの数字以外を申告できなくなる
2)ノルマを満たしたと嘘を付く

次のプレイヤーBさんは、Aさんが嘘をついていると思えば「監査(ダウト)」を申告できる。
監査成功→Aさんがレッドカード(停職・2枚でアウト)を受け取る
監査失敗→Bさんがレッドカードを受ける

3)Bさんが山からカードを引き、「Aさんの出したカードと合わせて」いくつになったか申告する→Bさんに監査する権利を持つのは3番目のCさん

以下同

■勝敗
・誰かがレッドカード2枚を受けたとき、その人の1人負け
・誰かが「30」を申告して成功するとその人の1人勝ち、その他全員の負け
※30を申告して1人勝ちする詳細は付属のルールブック参照

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さあ、プロジェクトの始まりです!

プロジェクトは30の節目(マイルストーン)にわかれています。1人目のノルマは「5」です。1人目は、実際の進捗のいかんにかかわらず、「私は5まで進んでいます」と報告したいと思っています(できるかどうかは引いたカード次第)。

色が濃くなっているマスが、各人に課せられたノルマ。1人目が宣言する数字は5になり、次は8、12、17、23。最終的に30を目指します

山札からカードを引いて…

山札からカードを引いて…

ほかのプレイヤーから見えないように数字を確認します。これがあなたの「実際の進捗」なのです

ほかのプレイヤーから見えないように数字を確認します。これがあなたの「実際の進捗」なのです

おっと、引いた数字は「3」。ノルマの「5」に達していません! さあ、あなたはどうしますか? 甘んじて「3」までしかできなかったと告白してペナルティーを受けるか、思い切って「5」までできたとウソの報告をするかはあなた次第です。このウソがバレるかどうかが、このゲームの面白いところです。

同僚のウソを見破ろう

そして、次の人の番になります。プロジェクトメンバーも正直者だけとは限りませんよ。その人が申告した数字が本当かどうか、怪しければ「監査」を宣言しましょう。監査を宣告されると、これまで場に置かれた「すべての」数字カードを確認し、宣言数に満たない場合は監査成功です。前のプレイヤーがレッドカードを受け取り、ほかのプレイヤーは勝利に大きく近づくわけです。

ほかのプレイヤーが数字を引いて…

ほかのプレイヤーが数字を引いて…

場に出すときに、宣言した数字に達していないと思ったら「監査」をしましょう!

場に出すときに、宣言した数字に達していないと思ったら「監査」をしましょう!

達していなかった場合、その人はレッドカードを受け取ります

達していなかった場合は、その人はレッドカードを受け取ります

ノルマを超えていたら監査を宣言した人がレッドカードを受け取ります。レッドカードを2枚受け取ったら、その人の一人負けとなります。

正直にいえば「一度だけ」見逃してもらえるイエローカード

また、ノルマは達成していないものの、正直にいえば一度だけ許してもらえます。それがイエローカードです。マイルストーンカードで宣言すべき数字以外の数字を宣言することができるのですが、その場合はイエローカードを黄色側に裏返して、2度目は許されない状況になってしまいます。

宣言すべきノルマの数字に達せていないカードを引いた場合は、正直にいうことでイエローカードを受け取ることも可能

先ほどのたとえでいえば、最初のカードでいきなり3を引いてしまい、「監査」を宣言されそうだなと思ったら、素直に少ない数字を宣言してイエローカードで回避することができるわけです。しかし、2度目のイエローカードは敗北を意味します。つまり、一度イエローカードをもらったプレイヤーはウソをつき続けなければいけないのです。

ですがちょうどいいカードを引くと、ウソをつかなくてもよくなります。なので、ウソをつき続けなければならないかどうかは、引くカード次第といえそうです。それと、監査が入った場合、伏せられているカードすべてをオープンにするので、たとえ前のプレイヤーが本当の数字を足していたとしても(ウソをつくつもりがなかったとしても)、ウソになっている可能性があります。それは、開けてみないとわからない感じです。

ダウト系ゲームはルールが簡単で展開が早くおもしろい!

また、進捗がうまくいき、イエローカードがうまく使えるとプロジェクト終了のマイルストーンカードの30まで到達することもあります。その場合は30を達成したプレイヤーの一人勝ちとなります。

実際にプレイしないと理解しにくい点もありますが、そんなに難しいゲームではありません。1回のプレイもトランプのゲームの1回とさほど変わらない時間でサクサクとできるのも魅力です。何より、実際の仕事でありそうなシチュエーションというのがいいですね。エンジニアの方は、プレイヤーの気持ちが痛いほどわかるのではないでしょうか?

岡安学

岡安学

ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランス・ライターに。現在は、デジタル機器を中心にWebや雑誌、Mookなどで活躍中。近著に『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。

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