昭和の時代にCMなどで話題になっていた謎の生物「シーモンキー」を覚えていますか?
生物なのにおもちゃ屋さんで売っていて、水に卵を入れるだけで生まれてきて飼えるという謎すぎる生き物! 「シーモンキー」というキャッチーな名前も、子供の心をわしづかみにしていました。
ホントにこんな感じの生物が生まれると思ってましたよね!?
ボクの家では「おもしろ半分に生き物を飼うな!」ということで、当時は買ってもらえなかったんですが、そんな「シーモンキー」が最近、新たに発売されて、また話題になっているんだとか。大人になった今、育ててみたい!
というわけで買ってきました
ネット通販で買ったら、普通にダンボール箱に入って送られてきたんだけど……生き物の売り方じゃないよ!
中身はこんな感じ。ますます謎!
セットは、水槽と3種類の謎の粉で構成されています。
謎の粉その1「浄水粉」
家庭の水道水を、シーモンキーが住むのに適した水質に変えてくれる粉だそうです。
謎の粉その2「タマゴ」
そのものズバリ、シーモンキーの卵ですな。
謎の粉その3「エサ」
エサまでついているので、あとは水だけ用意すれば飼育をスタートできるのです。
……というわけで、水槽に水を入れて
「浄水粉」を投入
1分程度かき混ぜて、そのまま24時間以上放置します
これで水が浄化されているんだと思いますが……。
24時間たったら、続いて「タマゴ」を投入
ちょっとこぼしちゃったんですが、コレが卵!? ……いろいろと謎めいています
これをよくかき混ぜて(卵の粉を入れると急に水が黄色くなりました)
数時間放置するとシーモンキー誕生!
シーモンキーの卵は、長期間乾燥していても大丈夫な「乾燥耐久卵」なんだそうですが、それにしても水に入れて数時間で誕生してしまうなんて、なんちゅうインスタントな生物!
……実はこれにはトリックがあるんですが、説明するのは野暮なので、興味がある人はググッてください。
しかし……コレ、生まれてるのか?
うーん……
タマゴを入れてから数時間後、水の中を何かが動いている様子はあるものの、コレがシーモンキーなのか、水に混入したゴミなのかわからないくらい小さい!
とりあえず、このまま育てていきましょう。
……といっても、あんまりやることはないんですよね。
1日に1回、かき混ぜて酸素を水に溶け込ませてやるくらい
「タマゴ」の粉の中にエサも含まれているため、最初の7〜10日間はエサをあげなくていいし(逆にエサが多すぎると水質が悪くなってシーモンキーが死んでしまうそう)、その後も、7〜10日に1度くらいエサをちょびっと入れてやるだけでオッケー。
まったく手のかからない生物です。
というわけで日々、かき混ぜていたんですが……
ううーん……
いくら手がかからないとはいえ、目に見えないと飼ってる楽しみもないですよね。
しかし、10日くらいたつと……。
おおっ、肉眼でもかなり見えるように!
体長1cmくらいにはなってるんじゃないでしょうか?
ピョロピョロと水の中を泳ぐ姿がカワイイ! いつまでも眺めていられます
見えますか?
動画を撮ってみました
カワイイですねえ。子供の頃に買ってもらえなくて諦めていましたが、まさか令和になってまた発売されるとは思ってもいませんでした。ずっと気になっていたシーモンキーをこの目で見られてうれしいです。ちなみにシーモンキーとは、アルテミアやブラインシュリンプと呼ばれるエビやカニの仲間。数億年前から変わらずこの姿なんだとか。
このあとは、7〜10日ごとにエサをあげつつ、水が蒸発したら足す、などの方法でお世話していきます。たしかにこれなら子供でも育てられそうですね。うまく育てると約2cmの大きさになることもあり、交配もして1〜2年ほどは生き続けるんだとか!
気の長い話ですが、熱帯魚みたいに手間もかからないし、「面倒くさいことはしたくないけど、ペットを飼って癒されたい」という人にはピッタリなんじゃないでしょうか!? ボクも大切に育てていきます!