ガンプラ組み立てレビュー
このゴテゴテ感がたまらない!

ガンプラ「MG FAZZ」を組み立て! 圧巻のクオリティと満足感はお値段以上

今回のガンプラ組み立てレビューは、MG(マスターグレードモデル)最新作、「FAZZ Ver.Ka」です。大型モビルスーツのうえ、超重量級、そして重武装のガンプラで、ゴテゴテ好きにはたまらないモデルになっておりますよ。

パッケージも大型で、通常のMGの倍サイズです

パッケージも大型で、通常のMGの倍サイズです

箱を開けるとランナーの枚数に心が折れそうに……

大型モビルスーツのMGガンプラということで、内容もボリューム満点。成形ランナーは41枚! これにプラス、ポリキャップにホイルシール、そして大量の水転写デカールが付属。まず箱からこのランナーを取り出すだけでひと苦労です。

開封だけでひと苦労のランナー数

開封だけでひと苦労のランナー数

ランナーが大量となっている理由としては、発売中のMG「ダブルゼータガンダムVer.Ka」と「強化型ダブルゼータガンダム Ver.Ka」(プレミアムバンダイ限定)のパーツが多く使われていることと、これに今回の「FAZZ」用のパーツが加わっているためです。が、そのせいで使わない余剰パーツも結構多く出ることに。あるランナーにいたっては、使うパーツは3〜4つだけで、あとはまるごと使わないなんてのもありました。

これくらい余剰パーツが出ます

これくらい余剰パーツが出ます

ランナーによっては、ほぼまるごと使わないことも……

ランナーによっては、ほぼまるごと使わないことも……

余剰パーツが結構出るため、ベースとなっている「ダブルゼータガンダムVer.Ka」の頭部やコア・ファイターなど、別途作れるパーツもあります。しかし変形機構は省かれているので、オリジナルの「ダブルゼータガンダムVer.Ka」や「強化型ダブルゼータガンダム Ver.Ka」に組み替えることはできません。(以下、「ダブルゼータ」を「ZZ」と表記します。)

「FAZZ」は「フルアーマーZZガンダム」ではない!

ではここで改めて、今回の「FAZZ」とはどういった機体なのかを解説しましょう。字面だけを見ると「フルアーマーZZガンダム」だと思ってしまいそうですが、実は別物。
初出は「ガンダム・センチネル」という雑誌企画で、Zガンダム、ZZガンダムの時代(宇宙世紀0087年以降)に、TVアニメとは別の舞台で活躍したモビルスーツバリエーションという設定になっています。

しかも「FAZZ」は、「ZZガンダム」が完成する前に作られており、「ZZガンダム」のフルアーマー化を評価するために作られた実験機、という位置付けになっています。そのため、合体、変形機構は削除され、最初からフルアーマー化の強化装甲パーツを組み込まれたボディになっているというわけです。

いっぽうの「フルアーマーZZガンダム」は、後に完成した「ZZガンダム」のフルアーマー化モデルで、TVアニメ本編に登場しています。「FAZZ」に似たデザインですが、追加武器やカラーリングなどが異なっています。

組み立てるとわかるボリューム感

では組み立てていきましょう。ベースとなっているのは、2017年9月に発売されたMG「ZZガンダムVer.Ka」なので、ボディ周りや脚周りなどはほぼ「ZZガンダム」と同様の組み立て方。ただし、「ZZガンダム」のような変形機能はカットされているので、その分作りやすいですね。頭部は完全新規設計になっていますが、前述の通り「ZZガンダム」の頭部も組み立てることができます。

「FAZZ」の頭部(左)と、オリジナルとなった「ZZガンダム」の頭部

「FAZZ」の頭部(左)と、オリジナルとなった「ZZガンダム」の頭部

横から見るとこれだけ違います。いわゆるセンチネル頭部スタイルですね

横から見るとこれだけ違います。いわゆるセンチネル頭部スタイルですね

余剰パーツで「FAZZ」カラーの「ZZガンダム」の頭部も組み立てることができます

余剰パーツで「FAZZ」カラーの「ZZガンダム」の頭部も組み立てることができます

「FAZZ」のカラーリングは、ガンダム特有のトリコロールカラーではなく、グレーの本体にホワイトの追加装甲という色合い。一見地味に見えるのですが、オリジナルの「ZZガンダム」と並べると、より兵器感が強くなったという感じがします。

ということで「FAZZ」完成です。このゴテゴテ感がたまりません。今回はつや消しのトップコートを吹いています

オリジナルの「ZZガンダム」と並べて。カラーリングが異なるのはもちろんですが、追加装甲のボリューム感がすごいです

HGUCのガンダムと並べて。圧倒的なボリューム感が伝わるでしょうか

HGUCのガンダムと並べて。圧倒的なボリューム感が伝わるでしょうか

バックパックも大型化。ミサイルポッドは「強化型ZZガンダム」のものです

バックパックも大型化。ミサイルポッドは「強化型ZZガンダム」のものです

武装が盛りだくさん!

とにかくボリューム感がすごいFAZZですが、先日の「重武装ガンプラ特集」記事に加えたいほど、武装もものすごいラインアップになっています。強化装甲下のミサイルポッドや大型のダブル・ビーム・ライフル、そして超大型のハイパー・メガ・カノンと盛りだくさん。

背中のミサイルポッドは開閉可動。ずらっとミサイルの先端が見えます。胸部にもミサイルポッド。中型と小型のミサイルが装備されています

左腕の装甲下にもミサイルポッドが

左腕の装甲下にもミサイルポッドが

余談ですが、胸部ミサイルポッドのハッチの接続部分がかなり小さいパーツで、なかなかうまくはめられずに苦戦しました。引っかける個所がすごく小さく、あまり引っかかりがよくないというか……何回か開閉しているとすぐポロリしてしまいます。ここはもう少しいい方法がなかったのかな?と思うポイントでした。

筆者の場合、特に右のハッチがすぐポロリしてしまいました……

筆者の場合、特に右のハッチがすぐポロリしてしまいました……

まさに鬼に金棒! ダブル・ビーム・ライフルとハイパー・メガ・カノン

もちろん武装は大量のミサイルポッドだけではありません。2つの強力な武器を持っています。まずは、本家「ZZガンダム」も持っていたダブル・ビーム・ライフル。「ZZガンダム」のそれとはちょっと異なり、いわゆるセンチネルスタイルのビーム・ライフルになっています。

右腕装甲に装着して使うダブル・ビーム・ライフル

右腕装甲に装着して使うダブル・ビーム・ライフル

装甲の加減もあり腕の可動が制限されますが、発射態勢もしっかりとれます

装甲の加減もあり腕の可動が制限されますが、発射態勢もしっかりとれます

装着タイプなのでポロリもなく、しっかりと固定してポージング可能

装着タイプなのでポロリもなく、しっかりと固定してポージング可能

もうひとつが、等身と同じくらいの巨大なハイパー・メガ・カノン。「FAZZ」を象徴する武器も完全再現しております。
あまりにも巨大なため、これを持つと自立できないのではないか?とか、バランスよく持てないのでは?と思っていたのですが、さすがMG。しっかりと固定でき、安定して持てるようになっています。

バックパック右側のミサイルポッドを外し、そこにハイパー・メガ・カノンのジョイント部を差し込みます。これでほぼ安定。右肩に乗せるような感じにします。さすがに重いので、下向きになりますが、それ以外は安定しており、倒れることもありませんでした。

これがハイパー・メガ・カノンです

これがハイパー・メガ・カノンです

グリップ付近から出るベルトは、腰のジョイントに接続させるのでこれも安定します

グリップ付近から出るベルトは、腰のジョイントに接続させるのでこれも安定します

ジョイント部は可動するので、ハイパー・メガ・カノンを少し持ち上げてのポージングも可能。ただし、長時間のポージングは厳しいかも

ハイパー・メガ・カノンの砲台が干渉するので、右肩のアーマー部は外して持たせています

ハイパー・メガ・カノンの砲台が干渉するので、右肩のアーマー部は外して持たせています

砲台の大きさで、頭部の右側のアンテナが干渉する場合もあり、首の向きも調整が必要ですね

砲台の大きさで、頭部の右側のアンテナが干渉する場合もあり、首の向きも調整が必要ですね

ちなみに「FAZZ」は、設定では3機が製造され実戦投入されております。この武装なら無双かと思いきや、敵側の「ガンダムMk-V」により3機とも撃墜されているという……。

コラム:センチネルスタイルのガンダムの特徴

「FAZZ」は「ガンダム・センチネル」という設定から誕生したモビルスーツ。このセンチネルシリーズのモビルスーツは過去にもいくつか紹介してきましたが、共通点とも言えるポイントを見つけました。

まずは、重武装でゴテゴテしている点。以前紹介した「ディープストライカー」や、「EX-Sガンダム・Sガンダム」もこのセンチネルシリーズのモビルスーツです。いずれもゴテゴテ感満載のモビルスーツですよね。

単体で重武装の「ディープストライカー」と、可変・変形機能搭載の重武装「EX-Sガンダム」「Sガンダム」

単体で重武装の「ディープストライカー」と、可変・変形機能搭載の重武装「EX-Sガンダム」「Sガンダム」

もうひとつの特徴は、頭部です。ほかの宇宙世紀のガンダムとは異なり、ツインアイがちょっと鋭いというか、目つきが悪い点が共通しています。

左から「EX-S」、「ディープストライカー」、そして「FAZZ」。奥行きが長く、目つきが鋭いという点が共通しています

MG版は強化装甲のパージが可能。バンダイならではの簡単装着

センチネルの設定では、「FAZZ」の強化装甲は装着済みで外せないということになっているのですが、このMG版は装甲を外せるようになっています。しかも取り外しも装着も簡単。これはバンダイのガンプラならではですよね。パーツ同士がしっかり密着して装着されるので、とても気持ちがいいです。

これが外した装甲パーツ。パーツ自体が大きく、組み立てやすくなっています

これが外した装甲パーツ。パーツ自体が大きく、組み立てやすくなっています

装甲パーツを外すと「FAZZ」はこんな感じに。ちょっと貧弱な坊やに見えてしまいますが……

装甲パーツを外すと「FAZZ」はこんな感じに。ちょっと貧弱な坊やに見えてしまいますが……

実はオリジナルの「ZZガンダム」とほぼ同じスタイルになるのです!

実はオリジナルの「ZZガンダム」とほぼ同じスタイルになるのです!

まさにマスターグレード! お値段にふさわしいクオリティ

メーカー小売価格12,100円(税込)というなかなかの値段のガンプラですが、そのボリューム感や作りごたえは、価格にふさわしい内容だと感じました。余剰パーツが結構出るのですが、改造などをされる方には使い道もあるのでお得なのではないでしょうか。

ミサイル全弾発射とダブル・ビーム・ライフル攻撃態勢。迫力のポージングができます

ミサイル全弾発射とダブル・ビーム・ライフル攻撃態勢。迫力のポージングができます

重武装好き、かつ脚が太いモビルスーツ好きな筆者にとって、「FAZZ」はまさに魅力の塊のようなモビルスーツです。しかも本キットでは、装甲パージや巨大武器の完全再現、Ver.Kaならではの大量の水転写デカールと、ガンプラ好きも満足できる内容になっております。色合いもシンプルなので、無塗装派の人でも、墨入れとトップコートだけでかなりいい仕上がりになるのも魅力的。

大型ですが、安定して自立し、そしてメチャメチャかっこいいのでオススメできるガンプラです

大型ですが、安定して自立し、そしてメチャメチャかっこいいのでオススメできるガンプラです

センチネルシリーズ独特の目つきの悪さもFAZZの魅力ですね

センチネルシリーズ独特の目つきの悪さもFAZZの魅力ですね

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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