今月も祝50周年! ウルトラマンシリーズのフィギュアをご紹介しますよ。しかも今回はウルトラマンの宿敵とも言える人気のあの人(?)、「S.H.フィギュアーツバルタン星人」です! 独特のデザインと大きなハサミが特徴的なあの星人が、テレビで見た姿で可動フィギュアになりました。前回のウルトラマンもそうだったのですが、こだわり抜いた造形と可動が存分に楽しめるフィギュアとなっております。もちろんウルトラマンとのバトルシーンも再現いたしましたので、ごゆっくりご覧ください。
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いかかですか? このフォルム。そしてこの彩色。まさにバルタン星人です |
パッケージを開けると、バルタン星人本体のみが入っております。これ最近のフィギュアにしては逆に珍しいですよ。交換手首とかエフェクトパーツとかいっさいなし! ある意味潔いです。でもその物足りなさも、バルタン星人本体を手に取った瞬間に吹き飛びました。いやこれすばらしいです! まずはじっくりと全体を見ていきましょう。
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フォッフォフォと笑い声が聞こえてきそうな再現度です |
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左右非対称の顔の作りがTVで見たまんま! 目はクリアパーツです |
全長は約16cm。ウルトラマンより約1cm大きなサイズです。まずはこの顔。テレビ放映当時の造形を連想させる、左右非対称のアンバランス感。これじーっと見ているとちょっと不安になってくるんですが、とてもよくできています。彩色も鮮やかですね。バルタン星人って、写真を見なくても顔とか全体ってなんとなく想像できるじゃないですか? でも色合いってあんまり浮かばないんですよね。もっと黒っぽいかと思っていたのですが、割とカラフルな色彩で驚きます。マットな質感もいいですよ。そして驚くべきは可動です。メーカーが「蓄積された可動機構」とうたっているとおり、とてもよく動きます。そこらへんを見ていきましょう。
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腕、ハサミ、腰、足と柔軟に動いて、いろいろなポーズをとらせることができますよ |
前回のウルトラマンもそうでしたが、フォルムへのこだわりだけでなく、テレビで見たとおりの動きを再現できる可動機構にもかなりこだわりが感じられるフィギュアになっています。一見細く見える足ですが、通常状態なら支えなしで十分に自立できます。おなか部分も可動し、上体を反らすこともできます。腰回りは柔らかい素材になっているので、足の可動に影響しません。そして何よりもこの巨大なハサミ。肘から先が自在に動くので、ハサミを体の前で交差させるポーズなどもできちゃいます。ハサミ自体が軽いので、腕を上げていてもへたれて下がってくることはありませんでしたよ。
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ハサミの可動だけでもいろんなポーズを楽しめるのです |
さてここからは、やはりウルトラマンとのバトルを再現しなくてはなりませんね。「S.H.フィギュアーツ ウルトラマン」と「魂OPTION ACT BUILDING」を使って紹介していきます。このハイクオリティーなフィギュアにポーズをとらせて戦うのが本当に楽しいです。いい年こいたおっさんが日曜の早朝から遊んでしまいました。とにかく可動に関しては何の不満もありません。足を上げるといった大きなポーズでは別売りのスタンドが必要になりますが、それ以外はほぼ自立可能です。そしてやはり特撮ですから、中の人ありきの動きになるので、そういった人間くささも楽しめる可動になっております。
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バルタン星人vsウルトラマン! 宿命の対決 |
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まずはバルタンの大きなハサミチョップ! |
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続けざまにバルタンキック! |
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とどめのジャンプアタック! しかし! |
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ウルトラマンにはスペシウム光線があるのでした! あ〜れ〜! |
こんな感じで遊べてしまいます。はい、とても楽しかったです。かつて子供時代に買ってもらったソフビ製のバルタン星人とウルトラマンではこんなバトルシーンは再現できませんでした。それが今やテレビで見たままのバトルやポーズが楽しめ、あの当時を思い出しながら飾っておくことができます。これアラフィフお父さん世代にはたまらないと思いますよ! シリーズはまだまだ続くようで、次は「ゾフィー」と「ゼットン」とのこと。うわ、これウルトラマンの最終回を再現できるってわけですよね? 非常に楽しみです!
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ジャンケンでもウルトラマンが勝ってしまうのでした |