要はこういうカレーです
ライスでダムを、カレーでダム湖を表現した「ダムカレー」。
もともとは黒部ダム近くの食堂で考案された物らしいですが、現在では各地のダムの周辺でダムカレーが作られているそうで、ごはんの盛り方もそのダムの形にちなんで、アーチ式、重力式、フィル式…といろいろあるんだそうです。
さて、そんな「ダムカレー」を家庭でも気軽に楽しめるように(?)、ダムカレー専用のカレー皿が発売されているんです。
名前はそのまんま「ダムカレー皿」!
ライスでダムを表現している一般的なダムカレーとは違って、皿自体がダムになってるんですね。
コレをどう使うのかというと…。
片側にライスを盛り付けて…
ダムの穴をふさぐようにスプーンを立てかけ
カレーを注ぎ込むと…おおっ、ダム!
さらに、スプーンをどかすと
「放水!」とばかりに、カレーがドロ〜リと流れ出してきます
便利でもないし、食べやすくもない、単なるおバカなおもしろグッズですが、でろ〜んとカレーを放水する様子は見ていてニヤニヤしちゃいます。ダム好きの子供だったら大喜びでしょうね。
しかし、せっかく専用の皿でリアルにダムの形を再現しているのに、水の部分が茶色というのは納得いかない! おそらく地面を表現しているんだと思われるライスも真っ白だし(雪景色!?)。
使用する具材を工夫して、もっとリアルな(?)ダムカレーを作ってみたいと思います。
まずは炒めて茶色く色づけしたライスを盛り付けて…
要はチャーハンですな。
卵やネギの色がアクセントとなって、地面っぽさが出ていませんかね?
続いて、ブロッコリーで木々の緑を表現
そして肝心のカレーですが、こんな物を用意しました。
「ネモフィラカレー」!
鮮やかなブルーが印象的な花「ネモフィラ」が咲いている国営ひたち海浜公園のお土産として人気らしい「ネモフィラカレー」。
ネモフィラの色にちなんだ、真っ青なカレーらしいです。コレでダムの水を表現しようという作戦です。
さっそく、ダムカレー皿に注(そそ)いでみると…。
わーっ、衝撃的すぎる色。とても食べ物とは思えない!
「地獄」という表現がふさわしい、まったく食欲をそそられないルックスになってしまいましたが…
とりあえず放水!
普通のカレーよりねっとりしていて、具もたくさん入っているので、ダムの穴に詰まっちゃって、あまりイキオイよく放水されませんでしたが…。
最終的にはこんなルックスに。
ダム、ダム湖、そこから流れ出る水…みたいな光景が再現できたんじゃないでしょうか?
見た目は明らかに悪ふざけな工作…といった感じなのに、おいしそうなカレーのニオイがプンプン漂っていて、脳が少々混乱してしまいます。
「食べちゃダメな物」感全開のリアルなダムカレーですが、勇気を出して食べてみたら普通においしいレトルトのカレーでした。
うーん、人間の食欲って、やっぱり視覚情報にすごく左右されるんですねぇ。
こんなにフォトジェニックなカレー、ほかにないですよ
しかしこのお皿があれば、かなりダムっぽいカレーが簡単に盛り付けできます。みなさんもオリジナルのダムカレーを作ってみませんか?