四角い揚げ物鍋を買ったら、揚げ物のハードルがぐんと下がった!
主婦歴20年……いまだに“揚げ物”って面倒だと思ってしまっていたのですが、いっぽうで食べたいと思う機会は多くないですか? たとえばお弁当のおかずやお蕎麦に添える天ぷら、カレーにトッピングする素揚げ野菜など、自分で揚げたてを添えるとおいしいよね……とわかっちゃいるけど、そういった少量の揚げ物だからこそ余計に重い腰が上がらない、そんな葛藤を繰り返していました。
揚げ物の何がイヤなのかというと、油が結構な量必要なのと、油はねによる片付けの大変さです。
中華鍋を使って揚げ物をしていたのですが、我が家のガスコンロでは油はねガードが置きにくく、油が飛び散り放題でした……
しかし、最近出合った“四角い揚げ物鍋“のおかげで悩みが一気に解決しました! 「ちょっと揚げ物がしたい」のハードルが下がり、気分は上がる、おしゃれな揚げ物鍋セットのよさを語らせてください。
私が購入したのは、富士ホーローの「角型天ぷら鍋」セットです。揚げ物鍋は丸いと思い込んでいたので、四角い形があることに驚きました。
富士ホーロー「角型天ぷら鍋」 。温度計、スノコ、バット付き
サイズ:約25(幅)×14.5(奥行)×9(高さ)cm(本体とバットを重ねた状態の外寸)
重量:約1.05kg(付属品含む)
適正油量:約650mL(約600g)
対応熱源:ガスコンロ(直火)、IH調理器(100V/200V)、シーズヒーター、ハロゲン、エンクロヒーター、ラジエントヒーター
基本のカラーは、鍋本体がホワイトでバットがブラックなのですが、さまざまなショップで別注カラーがラインアップされています。私が購入したのは、アンジェというショップの別注カラーである、バットがグレージュのタイプ。揚げ物鍋とは思えないルックスでかわいいですよね。
もちろんかわいいだけではなく、実際に使ってみて、四角い形状が想像以上に便利だとわかりました。
丸い鍋の場合、底が平らな直径24cmの鍋で約800mLの油が必要とされていますが、この「角型天ぷら鍋」の適正油量は約650mL。最近は油も値上がりしているので、これは助かります。
丸い揚げ物鍋の場合、アスパラやエビフライなどの長い食材が入れにくかったのですが、「角型天ぷら鍋」はむしろ長い食材が大得意!
長いエビフライなども入れやすいです
付属のバットは揚げ物の衣付けにも使えるほか、揚がった食材の油切りをしつつ、揚げたてをバットごと食卓へ持っていくことも可能。
見た目もおしゃれで、重宝しています
この揚げ物鍋は、ホーローという、鉄(鋼板)にガラス質の釉薬を焼き付けた素材でできています。熱伝導にすぐれているため温度変化が少なく、揚げ物にぴったり。表面が滑らかなガラス質なので、油汚れもすっきり洗い落とせます。また、キレイな白色なので油の色を把握しやすいのも魅力。
お手入れの際は、温度計を除いてすべて食洗機で洗えます。コンパクトなので収まりも◎。温度計は、食洗機では洗えないものの防水なので、丸洗いOK。
すべて重ねてまとめられます。四角いので引き出しなどにもぴったり収納しやすい♪
角があるため、使用済みの油をオイルポットに注ぐのもやりやすいです
まさに、私が求めていた条件をほぼすべて満たしてくれた天ぷら鍋セットなんです。
さて、このセットだけでも十分満足していたのですが、合わせて使えそうなグッズを2つ見つけました。見つけた瞬間、便利そう! とほぼ即決で購入を決意。結果、追加アイテムも買って大正解でした。
それが、「四角い天ぷら鍋にピッタリの角型揚げざる」(写真中央下)と「四角い天ぷら鍋にピッタリのオイルスクリーン 油はねガード」(写真中央上)です
まずは揚げざるですが、使ってみて、そのシンデレラフィットぶりに大感激!
揚げ物鍋にぴったり収まっています
そして、これまでは揚げ物を1つずつ取り出すためモタついていたのが、ほどよい揚げ加減になったら一気に取り出せるようになり、圧倒的に時短に!
小さな食材を一気に取り出せます
持ち手を折りたたみできる点も、収納でかさばらずうれしいポイントでした。
そしてもうひとつ、オイルスクリーンも重宝しています。
四角い天ぷら鍋にぴったりサイズで、油はねを防止できてイライラが解消
立てかけておくこともでき、洗いやすさ、お手入れ・収納のしやすさなど、すべての点において使いやすいです。
全部セットで使うと本当に快適で、まるでファーストフード店のフライドポテトを揚げているような気分♪
画期的! と思った揚げ物グッズたちですが、使っていて感じた注意点もあるので、率直にお伝えします。
繰り返しますが、この揚げ物鍋はコンパクトなサイズ感で適正油量が650mLなので、がっつり大量の揚げ物をするというよりは、少量専用と考えたほうがいいでしょう。食材の入れすぎには注意してください。
【一度に揚げられる量の目安】
エビフライ 2本
唐揚げ 5個前後(250g)
とんかつ 1枚
特に、別売りの揚げざるとともに使う場合、さらに容量は少なくなります。たくさん入れすぎるとカラッと揚がりませんし、底にくっついてしまう可能性があるので注意が必要です。
大量に揚げ物をする場合は、大きな鍋でたっぷりの油を使って揚げてくださいね!
ちなみに、「角型天ぷら鍋」にはワイドサイズもあります。ワイドサイズの適正油量は900mLで、揚げられる量の目安はエビフライなら3本、唐揚げなら8個。通常サイズでは少し物足りないという場合は、ワイドサイズを選んでもいいと思います。ただし、別売りの揚げざるとオイルスクリーンはワイドサイズにはマッチしないのでご注意を。
前述のとおり、「角型天ぷら鍋」はホーロー製なので、お手入れに少し注意が必要です。つや感がおしゃれで気に入っていますが、もし欠けると残念な見た目になってしまうため、乱暴に扱わないようにしましょう。
また、使っていくうちに、ホーローの性質上どうしても部分的な汚れが付いてしまうので、長く愛用するために専用スポンジなどで予防掃除しておくのがおすすめです。
このような汚れが付きますが、軽くこすればキレイに落ちます
今回ご紹介した「角型天ぷら鍋」と別売りアイテム2種はいずれも食洗機可です。手洗いの場合でも、 「角型天ぷら鍋」とオイルスクリーンはラクにお手入れできますが、揚げざるは全体的に油が付き、手洗いが少し手間に感じてしまうかもしれません。
「角型天ぷら鍋」のセットはキレイに重ねて収納できますが、別売りの揚げざるとオイルスクリーンは、重ねようと思えば重ねられる、というイメージです。
鍋→揚げざる・温度計→バット→オイルスクリーンの順に重ねます
揚げざるを直に鍋の上に重ねてしまうとホーローに傷が付く可能性があるので、念のための傷防止対策として、私は揚げ物鍋の内側にクロスをかませてから揚げざるを重ねています。
いちばん上に、オイルスクリーンを乗せて収納しています
上記のように重ねると、揚げざるの上に乗せるバットは多少浮いた状態になります(写真参照)。それでも私は重ねて収納していて、すっきりまとまってはいると思っていますが、浮いた状態が気になる方もいるかもしれません。
いろいろと注意点も書いてきましたが、おしゃれな四角い揚げ物鍋セットに出合ってから、少量の揚げ物のハードルが下がりました。揚げざるとオイルスクリーンも合わせて使うことで、圧倒的な時短、便利さに大満足! 揚げ物が楽しくなりました。日々の暮らしで「ちょっと揚げ物がしたいな」というシーンが多い方は、ぜひ導入を検討してみてください。