筆者宅には体温計以外の温度計はありませんでした、というか必要ありませんでした。そう、あれを始めるまでは───。「50度洗い」。
野菜を、50度のお湯で数分洗う(浸ける)だけで、しおれかかった野菜が採れたてのようによみがえる! アクや臭みがとれて甘みや旨みが増す! 「50度洗い」は、そんなミラクルな調理法として大きな話題になっています。
しなびた野菜でもよみがえると聞いて、どうしても「50度洗い」を試したくなった筆者。「50度ってお風呂よりちょっと熱い位だろう」と適当な温度でやり始めたのですが、いろいろと調べてみると、43度以下になると逆に菌が繁殖しやすくなるとのこと。お湯は常に48〜52度に保たなければ効果がないようです。前置きが長くなりましたが、そこで購入したのが“タニタデジタル温度計”というわけです。
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センサーにかぶせるキャップを温度計の穴に差し込んでロックすれば、お鍋やボウルのふちにかけることもできて便利です |
いままでなかったものを手に入れると、いろんなことで使いたくなるもので、ポットで沸かしたお湯の温度、焼酎のお湯割りの温度、冷凍肉を焼いたときの肉の中の温度、いつものお風呂の温度などなど・・・。いろんな温度を測っては楽しんでおります。
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いつものお風呂は42.5度でした。思ったよりちょっと熱めですね |
筆者は、「50度洗い」のために購入したので、他の料理ではあまり使っておりませんが、ホームベーカリーなどシビアな温度管理が求められる場面でも大いに活躍しそうです。
「50度洗い」について
スチーミング技術研究会の平山一政さんが考案した調理法で、テレビや雑誌などでもよく取り上げられています。50度のお湯で洗ったり、浸したりするだけで様々な食材の味や食感が劇的によくなるとして、プロの料理人も導入している、いま話題の調理法です。具体的な調理方法については、「50度洗い」について書かれた本や雑誌、平山さんのサイトなどを参考にしてください。
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基本的には48〜52度のお湯で食材を洗うだけです。ちなみに筆者も「50度洗い」の劇的な変化を堪能している1人です |