自家製ベーコンやハム作りに、一時期ハマっていた筆者。ネットでレシピを漁っていた際に、腸詰でなくてもサランラップで成型して電子レンジで加熱するだけでソーセージが出来ることを知り、早速挑戦してみましたが、ソーセージというよりもハンバーグに近い状態で、大成功と呼ぶには遠い出来映えとなってしまいました。ところが、そんな過去の苦い経験にリベンジできそうなる商品に出会い、思わず購入してしまいました。
シリコン製のいわゆるソーセージの型です。以前挑戦したサランラップによる成型よりも、確かに形が一定で失敗がなさそうな予感がします。しかも、蒸気用の穴が開いた専用のフタ付きで、効率よく理想的な熱加減に仕上げてくれそう。
購入後、早速リベンジ開始。挽肉に調味料を混ぜてタネを作るところまではサランラップで挑戦した時と同じ工程。しかし、その後の成型作業の段階でこの商品の実力を実感しました。
というのも、成型と言っても、タネを型を埋めるように詰めるだけ。スプーンやヘラでタネをすくって、くぼみに入れて均等にならすだけでOK。手先で丸めたり、形を整えたりする必要がないので、かなり短時間で作業を終えられます。
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用意したタネを型に詰め込む。型に合わせて詰めるだけの手間いらず |
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付属のフタをきっちり閉めて、レンジで加熱。穴から蒸気が出て、ボイル効果をもたらす |
あとはフタをきっちり閉めて、電子レンジで4分前後加熱するだけ。加熱後、型から外してフライパンで軽く焼き目が付くまで焼いて完成! シリコン素材なので、軽く曲げるだけで型から簡単に外すことができるのも便利です。
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レンジで4分加熱。低めのワット数で加熱するほうが仕上がりが硬くならない |
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ソーセージの表面に軽く焼き色を付けて仕上げ。自分好みのスパイスで味付けされたソーセージは、ニオイだけでもたまりません! |
試食してみた感想は、さすがに腸詰めのような弾ける食感というわけにはいきませんが、前回ハンバーグぽかったソーセージが、今回はかなりそれらしい方向に進化した感じです。このあたりは、ミンチの細かさや捏ね具合の調整でさらに本格的なソーセージに近づけるのではないかと思います。
本体には6種類のレシピカードも付属。ソーセージ以外にも、鶏のつくねやちくわ、ミニケーキなどアイディア次第でメニューも広がりそうです。
家庭で作るソーセージのメリットは、添加物を使わずに安心で健康的な加工食品が作れること。さらに、複数のスパイスや具材を調合して、自分好みのオリジナルな味付けや風味のソーセージが味わえるのもうれしいです。ビール片手に“マイソーセージ”を手軽に堪能してみてはいかがでしょうか?