最近とても人気がある、鉛筆のようなシャープペンシルの話を聞きました。北星鉛筆という会社が作っている「大人の鉛筆」という商品です。文具好きの筆者としては、ぜひとも使い勝手をチェックしておきたいところ。さっそく、購入して使ってみました。
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芯削り器を使って芯をシャリシャリと削る感じが、またなんとも楽しいものです |
「大人の鉛筆」は、鉛筆の素材を使い、シャーペンのようにノックして芯を出す筆記具です。芯も鉛筆と同じ太さなので、必要に応じて芯を削って使います。「大人が使いたい鉛筆があれば使いたい」という、とある工場見学のお客さんの一言をきっかけに開発がスタート。鉛筆のようなやさしい書き味と折れにくく安定感のある芯、シャープペンシルの使いやすさ、使うほどに手になじむおなじみの六角形・・・、評判が評判を呼びいまでは生産が間に合わないほどという大ヒット商品となっております。
「大人の鉛筆」は、芯に黒鉛と粘土を混ぜたものを、木軸には米国産のインセンスシダー材を使い、書き味だけでなく、風合いやにおいまでも鉛筆に近づけるこだわりが詰まっています。
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ノック部分が丸く加工されているのもいいですね |
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大人になってからはほとんど鉛筆を使わないという方にこそお薦めです。手と指に六角形がなじむあの感触がよみがえりますぞ |
筆者は普段から鉛筆を使うことも多いのですが、書き味は鉛筆とほとんどかわりません。握った感じでは、鉛筆よりほんの少し重いような気がしますが、バランスがいいので使い心地はとても快適です。なお、替え芯は、HB・B・2B・赤の4種類が用意されています。また、クリップ付きやノック部分がタッチペンになっているタイプの「大人の鉛筆」も発売されています。
ちなみに、鉛筆の製造工程が見られる工場見学も、年間1万人以上の方が訪れるほどの大人気だそうです。