会社でも自宅でも、日常的にカッターを使うことは多いかと思います。筆者の場合、最近はネット通販を利用することも多く、届いた段ボールの開封でお世話になっております。カッターの特長といえば、刃先をポキッと折ればすぐに新鮮な切れ味がよみがえること。通常は、カッターのお尻の部分にある溝に入れて折ります(中にはペンチで折るという方も)が、実は、購入してから一度も刃を折っておりません。筆者同様に、長年刃を折らずに使っている方は皆さんの中にもたくさんいらっしゃるのでは?
そこで、こんなものを買ってみました。カッターの生みの親である「オルファ」から発売されている、ちょっとかわいい名前の「ポキステーション」です。
中には樹脂製の本体と台座、取扱説明書が入っています。それでは、ポキッとしてみましょう。まずは、本体の上部を右へスライドさせます。すると、カッターを差し込む穴と金属製のレバーが飛び出してきます。カッターを差し込む刃折口には、金属製の板があり、この板をめくることで S/M/Lの3種類の刃に対応します。あとは、カッターの刃を1ピッチ(1折分)出して刃折口に差し込み、レバーを押すだけ。簡単に刃を折ることができました。
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本体(右)と台座(カッターも置けます)がセットになっております |
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上部をスライドさせた状態です。こちらはSサイズ用の刃折口 |
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カッターを本体の刃折口にセットして、レバーを押します。金属板を2枚めくって刃折口はLサイズになっています |
折った刃はケースの中に落ちて溜まるので、刃が飛ぶ心配はありませんし、不要な刃はまとめて捨てることもできます。なお、形状が異なる他社製品や古いオルファのカッターでは対応しない場合もあるようです。筆者が使っていた、かなり古いオルファのカッターは問題なく使えましたが、最近愛用している特殊な形状のカッターは刃折口の形状が合わず、「ポキステーション」にカッター本体を差し込めませんでした。ただし、商品本来の使い方ではありませんが、刃を長めに出して調整すれば、何とか先端の刃を折ることができたことをご報告しておきます。
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本体は差し込めませんが、刃先だけを先まで入れれば折ることができました |
※筆者宅がある自治体では、カッターの刃は、燃えないゴミとして捨てることになっています。危険防止のため、紙などで包んでカッターの刃とわかるように表示して捨ててくださいとのことでした。自治体によって対応が違うようなので、捨てる前にそれぞれの自治体にご確認ください。