2014年2月に、ぺんてるから「オレンズ」というシャープペンシルが発売されました。特長は、0.2mmという超極細芯の採用。「そんな細い芯では、ポキポキ折れまくって安心して使えない」という不安はごもっとも。筆者も0.2mmと聞いて、同じように感じておりました。しかし、「オレンズ」には、“オレンズシステム”なるものが採用されており、芯を出さずに書くことが可能とのこと。ますます混乱する筆者、さっそく購入し、“オレンズシステム”をチェックしてみました。
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普段使っている0.5mmと比べると芯の細さは明らかです |
通常のシャープペンシルでは、常にペン先にあるパイプ部分から芯を出した状態で使います。そのため、少し力が加わると、芯がポキッと折れてしまいます。しかし、“オレンズシステム”を採用した「オレンズ」では、芯を出す必要がありません。つまり、ペン先のパイプ部分が常に芯をサポートすることになるため、芯が折れないのです。しかし、芯が出ていないのになぜ文字が書けるのかという新たな疑問が・・・。
実は、芯の減りに合わせてパイプも同時にスライドしていきます。そのため、パイプが短くなって書きにくくなったら1回だけノックすれば文字を書き続けることができるのです。パイプの先端部分(エッジ部分)は、滑らかに加工されているため、用紙などに引っかかることはありません。
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通常のシャープペンシルはこのような状態で文字を書きますが、「オレンズ」ではNG |
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芯が見えない状態でもしっかりと書くことができます |
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書き続けると芯の減りに合わせてパイプもスライドし短くなります |
いろんな角度で文字を書いてみましたが、芯はまったく折れませんでした。芯が折れやすい、ペンを斜めにした状態でも、問題なく文字を書き続けられます。“オレンズシステム”恐るべし! 日本の匠の技を感じられる逸品に仕上がっており、スゴイとしか申し上げられません。
なお、カラーリングは筆者が購入したホワイトのほかに、ブラック、イエロー、ピンク、スカイブルーの全5色です。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。