市販の透明テープをセットして使うテープカッター。以前、筆者はテープを同じ長さに切り揃えてくれるテープカッターをご紹介したことがありましたが、このコーナーでテープカッターを紹介している方はあまり見かけません。「透明テープをカットする機能にどれほどのこだわりを注ぎ込めるかという命題は、かなり難易度が高いよな」などとえらそうなことを考えていた時に、お店で見つけて、ピピピッときたのが今回ご紹介する商品です。
筆者が思わず立ち止まって購入したのは、コクヨS&T株式会社が販売している「カルカット」。「軽い力でよく切れる!」の文字に思わず反応して購入してしまいました。従来よりも50%も力が軽減されるそうです。
従来のテープカッターは、ギザギザにプレス加工しただけの金属を使い、尖った部分にテープを当てて引き裂くようにカットしていました。そのため、引き裂くのに力が必要でしたが、「カルカット」ではギザギザの尖った部分も凹んだ部分も特殊加工。まるで包丁のような鋭い刃になっています。そのため、軽い力でテープをカットすることができます。
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こちら、特殊加工された刃の部分 |
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「カルカット」でカットしたテープはギザギザにならずまっすぐ。左は従来のカッターで切ったもの。こんなに違います |
実際に使ってみると本当に軽い力で、テープをカットできます。しかもテープが刃に対して垂直に当たるため、糊がたまりにくいというのもうれしい限りです。なお、筆者が購入したのは持ち運びに便利なハンディタイプ。机の上でどっしり使う据え置きタイプもあります。
正直に言うと、筆者は従来タイプのテープカッターを特別に使いにくいとは思っておりませんでした。しかし、「カルカット」を使ってしまうと、切れ味がよすぎて従来のテープカッターには戻れません。事務作業でテープカッターをひんぱんに使うという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。