シャープペンシルを使っているとついつい力が入って、芯がポキポキと折れることがよくあります。芯が折れると、ノートや用紙が汚れるだけでなく、インタビューなどで急いで文字を書いていると特にイライラが溜まります。最近は各社から、芯が折れにくい機構を採用した新型のシャープペンシルが登場しており、このコーナーでもご紹介したことがあります。今回ご紹介するのは、ゼブラが発売した「デルガード(DelGuard)」という商品。どの程度芯が折れにくいのか実際に試してみました。
「デルガード」最大の特長は、新開発の内部機構を搭載し、筆記中のあらゆる角度のどんなに強い筆圧でも折れないよう芯を守ること。さらに、軸内部にシャープ芯を誘導する部品を取り付けたことで、短い芯でも詰まることはないというすぐれもの。
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外見上はさほど特長的な部分は見当たりません。なお、カラーリングは筆者が購入したブルーにブラック、ホワイト、ライトグリーン、ライトブルー、ピンクの全6色です |
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ペン先には、2つのスプリングが使われています。これは今までに見たことがない構造。わくわくしてきました |
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芯が折れやすい斜めの状態で力をくわえてみます |
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2つのスプリングが効果的に機能してペン先が芯を包み込むように現れます |
芯に強い力が加わると、その力をスプリングで吸収すると同時に先端の金属部分が芯をガードする仕組みになっているようです。説明書によると、紙面に対し垂直方向の力にはスプリングが上下方向に力を逃がし、斜めに力が加わると金属部分がガードするという2つの機構があり、加わる力の角度や強さを自動的に判断し調整してくれるそうです。
実際に使ってみると、この機構の効果は絶大で、必要以上に力をくわえて書いてもまったく芯が折れず、そのすばらしさに感動しました。“もう、折れない。”は真実であったことを皆さまにご報告いたします。