食器集めが趣味の筆者。これまでは洋食器を中心に、特にカラフルな食器を買い揃えてきましたが、今回は思わず一目惚れしてしまったステキな和食器をご紹介します。
長崎県波佐見町が産地の陶磁器 “波佐見焼”。江戸時代から主に大衆向けの食器として大量に生産されていた歴史ある焼き物です。そんな伝統的な磁器を現代的にアレンジして生まれたブランドが“HASAMI”。色とりどりなカラーラインアップとシンプルなデザインで、フィンランドの人気ブランド「イッタラ」の日本版とも言われています。
今回ご紹介するのは、HASAMIブランドのなかでも“SEASON1”と呼ばれるシリーズです。アメリカの“ミッドセンチュリー”のような、50〜60年代のレトロで工業的な色とデザインが特徴。ブロックのように組み合わせてコーディネートができます。
また、デザインだけでなく、マグカップやボウルを重ねてスタッキング収納ができる、ブロックのような機能性もポイント。いろいろな色を集めても、収納はミニマムなのがうれしいです。
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カラフルな色展開で、たくさん揃えても、スタッキングできるので収納場所もセーブできるのが魅力 |
そこで、筆者がまず揃えたのはこちらの直径約12センチのミニボウル。深さは6センチと程よく、おかず用の小鉢的な用途としてはもちろん、スープ用にも最適。熱くならず、手に持っても軽いので鍋用の取り皿としてもこの時期重宝しています。
カラフルな色味と言いながら、波佐見焼の製法で特殊な釉薬が用いられていることから、和を感じさせるニュアンスのある色合いが絶妙。和食にも洋食にも合い、出番が多い食器です。電子レンジや食洗機の使用ももちろん可能です。
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カラフルな色ながら、特殊な釉薬でトーンを抑えた色彩なので、和風メニューの盛り付けにも調和します |
このシリーズには、ほかにもマグカップやプレートなどもラインアップ。ブロックのように色を組み合わせながら少しずつ集めていきたくなり、何を盛り付けようかと料理も楽しくなるテーブルウェアです。
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イッタラの定番“ティーマ”シリーズの洋食器との相性も抜群。イッタラにはないカラーを揃えたくなります |