以前ご紹介した、黒板塗料でペイントした冷蔵庫の扉や部屋の壁。チョークで自由にイラストを描いたり、メモしたりとインテリア的にも実用的にも大活躍なのですが、ふと気になりだしたのが黒板に使うチョーク。今まで百円ショップで購入したチョークを使っていたものの、鉛筆やペンなどと同様に描き心地や発色などメーカーや種類で差があるのでは? と思い調べてみたところ、私のアンテナに引っかかったのがこちらの商品です。
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パッケージもちょっとステキなチョーク。蛍光色6本の“ネオン”と6色違った色が揃った“バラエティ”のセットの2種類を購入してみました。ほかにも“ビタミン”、“カクテル”、“マーブル”といった色の組み合わせ違いのパッケージがあります |
チョークと言えば炭酸カルシウムが原料というのは知られていますが、こちらの商品はホタテの貝殻を使用しているとのこと。年間20万トン廃棄され、ゴミ問題となっていたホタテの貝殻を微粉末にして発生する棒状の粒子を配合しているということで、経済産業省のエコプロダクツ大賞で審査員長特別賞を受賞するなど環境にやさしいエコロジーなチョークです。
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中身を開封。ニオイもなく、確かに粉くずがまったくありませんでした |
また、ホタテの貝殻はくっきりと鮮明な発色で書き味も滑らか。粒子が重いため、チョークの粉が飛びにくく、周囲を汚しにくいとのこと。
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持った感じはとても軽いのに、中の密度が高いという感じで、黒板の上で力を入れてもボロボロと崩れるようなことはまったくありません。それゆえ力を入れなくてもスッと美しい線画が描けます |
そして、ちょっと握っただけでその違いは歴然。まずはコーティングがしてあるため、手が汚れません。また、密度が高く、黒板の面に接した時もボロボロとチョークが崩れるようなことがありません。もちろん、描いた時にも擦れが少なく、視認性の高い線をスッと引くことができます。“ダストレス”の名の付くとおり、描いていても粉が飛び散りません。消した後も跡が残らず、キレイです。
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カラフルな色で黒板にお絵描き。ネオンカラーは確かに薄暗いところでも視認性があります。ただし、暗闇で浮かび上がるほどの蛍光色ではありませんでした |
たかがチョークと言えども、これほどの違いがあるとはと感心。これまで使っていた安物のチョークは一気に破棄せざるを得ない状況になりました。
日々のムダをとにかく省くことに執念を燃やす母ライター。好きな言葉は「時短・節約・自作」。なのに非生産的な活動にも必死になることも多々。意外にアウトドア、国際派。