新品の消しゴムのカドで文字を消すときって、なんともいえない心地よさがありますね。でも、直方体の消しゴムではカドが4つしかありません。また、カドがたくさんある消しゴムも発売されていますが、これもいつかはなくなってしまいますし、広い範囲をガシガシ消したいときには使えません。「あ〜、この心地よさをずっと楽しみたい」とお考えのあなた。筆者がいいモノをご紹介いたしましょう!
筆者がご紹介するのは、METAPHYS(メタフィス)というデザイン会社と、でんぷん糊(のり)でおなじみの不易糊工業(フエキノリコウギョウ)が手を合わせて作った「viss(ヴィス)」という消しゴム。特長はらせん状になった独特の形状。つまりらせん部分を使い続けることで、あのカドを使って文字を消すという快感を味わい続けられるのです。
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実測で直径は15mm、長さは60mmほど。イモムシのようにも見えますね |
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こんどはパスタに見えてきました。ちなみにらせん状のショートパスタはフジッリ(fusilli)と呼ぶそうです |
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上から見るとそびえる煙突のようにも |
調子にのって、いろんな角度から写真を撮影してしまいました。ユニークな形状はこれくらいにして、消しゴムとしての使い勝手をチェックしてみましょう。
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さて、どの文字を消そうかと迷う筆者。「ヴィス」なら狙ったところを気持ちよく消せそうです |
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特に細い線を消すときには重宝しそうです |
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らせんのとがった部分で狙った場所をスパッと消しました |
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広く消したいときは、立てて使えばOK |
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当たり前ですが、こちらも問題なし |
過去にはグッドデザイン賞や文具大賞も受賞したことがあるようです。カラーリングは筆者が購入したオレンジのほかにもホワイトとブラックがあります。
なかなか画期的な商品が登場しにくい消しゴムですが、これは従来の消しゴムとは違って、見た目も機能もかなりユニーク。しかも、机の上に置くと、勝手にコロコロと転がってどこかにいってしまうこともあるかわいいヤツです!?
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。