1本で2種類以上の役割を果たす“多機能ボールペン”。多色ボールペンのほかに、シャープペンシルや消しゴム機能を備えたものなどさまざまな種類が存在しますが、今回、ご紹介する商品は、筆記具以外の多彩な機能を1本にまとめたボールペンです。
一見オシャレなボールペンにしか見えませんが、ほかにも4つの機能を備えたスグレもの。長さは15cm、直径約1cm、重さ約40gと、多機能故に直径と重さはちょっと大きめ
普通のボールペンに見えますが、それ以外にも4つの機能を備えています。ユニークなのは、「CONSTRUCTION」という商品名が示すように、建築家向けの小道具を多機能ボールペンとして詰め込んでいることです。ローレット部分を回すと現れるペン軸以外には次の4つの機能を備えています。
ペン先の根元を回すと、ボールペンが出現。油性のブラックインクで、芯を交換して長く使えます
まず1つ目が“定規”。ボールペンの持ち手の部分に目盛りがあり、そのまま定規になっています。しかもペン軸の4面がそれぞれ1/20、1/25、1/50、1/100の異なる縮尺の定規となっています。いかにも専門家向けという感じがして、素人でも心がくすぐられますね。
持ち手の目盛りが定規に。4つの面はそれぞれ縮尺が異なるスケールで製図に便利
2つ目の機能は水準器。物体と地面との水平位置を確認するための道具で、建築や土木、測量などの分野では欠かせないものです。日常生活においても、物を壁に掛けたり、つり下げたりする際にあると重宝します。
持ち手部分にある水準器。気泡の位置が真ん中にあると水平であることが示されます
3つ目はスタイラスペンです。ペンの反対側がゴム状になっていて、タブレット端末やスマートフォンの操作や筆記に対応します。
ペン先の反対側はスタイラスペン。タブレットやスマホ画面にスラスラと図や文字が描けます
そして4つ目がドライバー。スクリュー式のスタイラスペンは中にドライバービットが格納されており、片側がプラス、もう片方がマイナスの仕様になっています。
スタイラスの先端を回すと外れるキャップの下にはドライバーが出現
ビットはプラスとマイナスが付いていて、用途によって使い分けができます
ボールペン以外の機能は一般人が常に使うようなツールというわけではないものの、いざというときにあると便利という絶妙なもの。ドイツのTOROIKAというメタル・デザインウェアブランドが手掛けたスタイリッシュなデザインだけでも魅力的なので、ペンケースに1本入れておくだけで、差がつく“できる”系アイテムだと思います。