ライターには、取材先やその近辺など外出先で原稿を書いてしまうタイプと自宅や事務所に帰ってから書くタイプの2種類があります。前者がガンダムタイプで、後者がエヴァンゲリオンタイプです。まあ、これは私が勝手に言っているので、まったく浸透はしていませんが…。
外でPCを使って仕事をする方も多いのではないでしょうか
それはさておき、私は後者の事務所や自宅で書くタイプなんですが、それでも外出先で書かねばならないことがあります。
外で書くタイプの人はコワーキングスペースなどと契約している人も多く、管理された場所で安心して書くことができますが、たまにしか外で書かない人の場合は、やはり電源が取れる喫茶店が仕事場として利用されることが多くなります。さらにWi-Fiまで使えれば最高の環境です。ただ、そんな良環境でも、唯一にして最大の弱点があります。それはトイレに行きたくなったとき、荷物をどうするかということ。3分程度ならそのまま置いていってもいいかなとも思ったりしますが、鞄(かばん)を取られてしまった人もいるので、やはりそのまま行くのははばかれます。となると、全部鞄に片付けて移動するのがいいのですが、トイレに行くたびに片付けるのも面倒です。
結局、限界まで我慢して、トイレに行くときはそのまま店も出てしまったりしていました。
そんな感じで苦労していたところ、この鍵の存在を知りました。このNotebook Lockは、自転車のチェーンのような感じでワイヤーが伸びて、鍵をかけることができます。
今回紹介するノートPCロック
鍵のアイコンが刻印されたボタンを押すと、ワイヤーが解放されます
ボタンを押してシリンダーを引っ張ると、ケーブルが伸びます
鍵です
テーブルの脚などにワイヤーをひっかけ、本体の輪っかの部分に通します
鍵の先端がノートPCのセキュリティスロットに挿し込め、ロックすることができます。あとは、ワイヤーを机やテーブルなどにひっかけておけばOKです。当然、テーブルを持ち上げたりすれば簡単に外せてしまいますが、テーブルを持ち上げたりすればさすがに店員に注意されますし、ほかの客からも注目されるので、置き引きのような感じにはいかなくなります。
ノートPCの側面にはセキュリティスロットがあります。この小さい穴がそれです
セキュリティスロットにシリンダーを装着し、鍵を閉めます。これでノートPCとノートPCロックが完全につながります
この状態で置き引きしようとするのであれば、ワイヤーカッターやテーブルを動かしたり、派手なことをしたりしなくてはならないので、盗まれにくくなります
これがあるのとないのでは、かなり安心感が違います。トイレにも行けますし、追加注文もしにいけます。ライター以外にも出張族の人や外回りが多い営業さんには必須のアイテムですよ。
ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランス・ライターに。現在は、デジタル機器を中心にWebや雑誌、Mookなどで活躍中。近著に『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。