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実力派格安SIM「IIJmio」徹底解剖! ヘビーユーザーから節約志向の人まで全方位カバー


価格.comマガジンが毎月実施している格安SIM人気12回線の速度調査において、インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJmioモバイルサービス」、通称「みおふぉん」(以下「IIJmio」)の存在感が今年に入って増しています。

実際の利用環境の例としている「Google Playストア」からのアプリダウンロード平均速度は、いわゆるサブブランドとして知られる「ワイモバイル」と「UQ mobile」に次ぐ第3位の座を、2019年1月から3か月連続でキープ。

知名度が高い「楽天モバイル」や「mineo」などに比べて少し地味な印象もあるIIJmioですが、その実力は格安SIMのなかでも高いレベルにあります。そこで今回は、実力派IIJmioのサービス内容を改めてチェックしてみたいと思います!

組み合わせ自由な大容量オプションを用意

まずは料金プランからチェックしてみましょう。

IIJmioでは、データ利用量が毎月3GBの「ミニマムスタートプラン」、毎月6GBの「ライトスタートプラン」、毎月12GBの「ファミリーシェアプラン」という3つの料金プランが中心になっています。

ネットワークはドコモ回線の「タイプD」とau回線の「タイプA」から好きなほうを選べます。タイプAのデータ通信SIMにはSMS機能が標準で付属しますが、タイプDは月額151円のオプション扱いとなっています。

IIJmioの料金プラン(記事内は特記ない場合はすべて税込)

IIJmioの料金プラン(記事内は特記ない場合はすべて税込)

一見するとデータ利用量の選択肢は3種類しかないように思えますが、IIJmioでは毎月20GBまたは30GBを追加できる「大容量オプション」が別途用意されています。「1か月に12GBでは足りない」という人も、たとえば毎月3GBのミニマムスタートプランに20GBを追加することで、毎月23GBのデータ利用量が使えるようになります。

大容量オプションは20GBと30GBのどちらかだけでなく、両方あわせて50GBを追加することも可能です。つまり、最小の3GBから最大の62GBまで、実質的には12通りのデータ利用量から選べることになります。追加料金は20GBが月額3,348円、30GBが月額5,400円、50GBなら月額8,748円です。

大容量オプションを追加した際の月額料金(音声通話SIM)

大容量オプションを追加した際の月額料金(音声通話SIM)

なお、音声通話SIMでは低速通信も含むデータ通信が利用できない「ケータイプラン」も提供されています。月額料金はタイプD/タイプAともに993円です。標準ではデータ通信が使えないプランなので、大容量オプションは追加できません。

どうしても通信したいときは、別売りの「クーポンカード」(1,500円で500MB、または3,000円で2GB。いずれも非課税)で最長3か月間有効のデータ利用量を追加することが可能です。

SIMカードは合計10枚まで追加可能

大容量オプションとあわせてうれしいポイントは、複数のSIMカードでデータ利用量を分け合うデータシェアに対応している点です。

追加できるSIMカードの枚数は、ミニマムスタートプランとライトスタートプランでは合計2枚まで。ファミリーシェアプランは追加できる枚数が多く、音声通話SIMなら合計5枚まで、データ通信SIMも含めれば合計10枚まで追加できます。

ファミリーシェアプランでは最大5枚の音声通話SIMをまとめられるので、家族でまとめて乗り換えたいときに便利です(画像はIIJmioのWebサイトより)

追加できるSIMカードの枚数が多いファミリーシェアプランでは、大容量オプションを追加することでデータ利用量を最大62GBまで増やせるので、人数の多い家族でもデータシェアを利用しやすいのがメリットです。

ミニマムスタートプランとライトスタートプランでも1枚だけならSIMカードを追加できるので、スマホの2台持ちやタブレットを併用している個人がデータシェアを活用したいときに、通信コストをなるべく抑えられるので便利です。

なお、追加したSIMカードの月額料金は、音声通話SIMが1,188円、データ通信SIMが432円となります。ただし、ファミリーシェアプランの2枚目と3枚目だけは音声通話SIMが756円、データ通信SIMは0円で利用可能です。

家族同士なら通話料金が安くなる

また、IIJmioの音声通話SIMでは、家族間の通話料金が最大6割引になります。

ここでいう「家族」とは、IIJmioの契約時に発行される「mio ID」というユーザーIDが同じ回線のことを指します。同じmio IDの回線同士の音声通話では、通常30秒あたり20円かかる通話料が3割引の16円になる「ファミリー通話割引」が適用されます。

さらにIIJmioでは、通話料が半額になる通話料割引サービスの「みおふぉんダイアル」を提供しています。みおふぉんダイアルとファミリー通話割引は併用できるため、同じmio IDどうしの通話料は通常よりも6割安い、30秒あたり8円まで安くなるのです。

通話料が半額の30秒あたり10円(税別)になる「みおふぉんダイアル」は、家族間の通話料金が3割引になる「ファミリー通話割引」と併用することが可能です(画像はIIJmioのWebサイトより)

前述のファミリーシェアプランで家族の回線をまとめると、すべての回線が必然的に同じmio IDのもとで契約されます。スマホではLINEやFaceTimeといった無料通話アプリも利用できますが、たとえばLINEを使わせていない子どもとの連絡時など、どうしても音声通話が必要な場面でのコストカットにつながります。

IIJmioは「格安スマホ」の種類も豊富

IIJmioでは格安SIM単体だけでなく、格安SIMとSIMフリースマホをセットにした「格安スマホ」も取り扱っています。選べる端末の種類は、スマホだけでも33機種(2019年3月18日現在、「R15 Neo」は1機種としてカウント)。MVNOシェアトップの楽天モバイルは34機種(同日付現在)ですから、選択肢はほぼ互角です。

IIJmioで購入できる格安スマホのラインアップ(2019年3月18日現在。画像はIIJmioのWebサイトより)

IIJmioで購入できる格安スマホのラインアップ(2019年3月18日現在。画像はIIJmioのWebサイトより)

ファーウェイの「nova lite 3」や「P20 lite」といった人気機種をはじめ、昨年日本市場に参入したばかりのOPPOが販売する「R17 Pro」、ASUSのゲーマー向けスマホ「ROG Phone」まで、豊富なバリエーションが魅力的。購入時には24回の分割払いか一括払いが選べます。

もちろん、万が一に備えた保証も用意されています。月額410円または540円(機種により異なる)で契約できる「端末保証オプション」は、IIJmioから購入した端末のトラブル時に年2回まで交換可能。早ければ翌日には交換機が届く迅速さも嬉しいオプションです。

コストがお得な「コミコミセット」と「エコプラン」

IIJmioが販売する一部の格安スマホでは、通常のプランとは異なる2つの特別な料金プランを選ぶこともできます。

ひとつ目は「コミコミセット」。コミコミセットは、データ利用量が毎月3GBの「ミニマムスタートプラン」(月額1,728円。回線はタイプD)と、毎回最初の3分間(家族宛は10分間)が無料で通話できる通話定額オプション(月額648円)に、対象の格安スマホの分割払い代金(分割回数は24回)がセットになった料金プランです。

月額料金は「かんたん入門モデル」が2,030円(1年目。2年目は3,110円)、「標準モデル」は2,678円(同3,758円)。分割払いが終わった3年目以降はどちらも2,376円となっています。ミニマムスタートプランと通話定額オプションの月額料金を差し引いたスマホ端末代は、入門セットが毎月194円(合計4,665円)、標準セットが842円(合計20,217円)です。

コミコミセットを利用せずに端末だけ分割払いで購入する場合の価格は、入門モデルの「nova lite 2」が毎月1,026円、標準セットの「P20 lite」が毎月1,296円、「AQUOS sense lite SH-M05」が毎月1,188円となっており、対象機種を通常よりも安い価格で購入できるのが特徴です。

コミコミセットでは対象機種を通常より安い価格で購入できます(画像はIIJmioのWebサイトより)

コミコミセットでは対象機種を通常より安い価格で購入できます(画像はIIJmioのWebサイトより)

2つ目は「エコプラン」。エコプランはau回線を利用する「タイプA」として提供されており、料金プランは毎月最大3GBの「エコプランミニマム」と、最大7GBの「エコプランスタンダード」の2種類から選べます。

特徴は、余ったデータ利用量を翌月へは繰り越さずに、残量に応じた割引が受けられるところ。割引額は0.5GBごとに108円となっています。たとえばエコプランミニマムを契約中に、ある月のデータ利用量が1.5GB余った場合、その月の月額料金は324円(=108円×3)が割り引かれた1,404円(音声通話SIMの場合)となります。

割引額はエコプランミニマムが最大2GB分の432円、エコプランスタンダードが最大6GB分の1,296円。1GB未満しか通信しなかった月は、どちらも音声通話SIMが1,296円、データ通信SIMは540円まで安くなります。繰り越したデータ利用量が貯まるばかりで全然減らないような人ほど、エコプランによる節約効果が大きいでしょう。

エコプランではデータ利用量の余りが繰り越されず、その分が月額料金から割り引かれます(画像はIIJmioのWebサイトより)

IIJmioはヘビーユーザーからライトユーザーまで幅広くカバー

主力の料金プランはデータ利用量別に3種類と一見シンプルなようでいて、毎月最大62GBまで追加できる大容量オプションや、通信量が少ないほど割引になるエコプランも用意しているIIJmioは、“ギガ死”に悩むヘビーユーザーから節約志向のライトユーザーまで、幅広いニーズに応じたプランやオプションを提供しています。

格安スマホとして取り扱うSIMフリースマホも、人気機種からニッチなものまで選択肢が豊富。自分で購入したスマホと組み合わせることもできますが、分割払いもできるIIJmioから購入するのもいいでしょう。

IIJmio最大のデメリットは、実店舗をひとつも持たないところ。サポートはすべて電話窓口やオンライン経由となるため、店頭サポートが欠かせないという人には選びづらいかもしれません。

スマホのことなら自力である程度は対処できるという人や、スマホに詳しい家族のサポートが得られるという人が格安SIMを選ぶなら、メジャーなキャリアに加えてIIJmioも検討してみてはいかがでしょうか。

松村武宏

松村武宏

信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。

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