特別企画

不正アクセスからアカウントを守る! 「2段階認証」の基礎と設定方法を徹底解説

Googleアカウントの場合

Googleアカウントの2段階認証は、Android端末の「設定」アプリのほか、iPhoneやiPadでGoogleアカウントを使うGoogleアプリの設定画面、パソコンのブラウザソフトなどから設定できる。入り口が異なるだけで、いずれからも「Googleアカウント」画面が開き、同じ手順で設定が可能だ。

たとえば、iPhoneの「Google フォト」なら、左上の「メニュー」(横三本線)ボタンをタップし、最上部のGoogleアカウント→「Googleアカウントにアクセス」をタップ。これで「Googleアカウント」画面が開くので、「セキュリティ」タブを開いて設定する。

パソコンのブラウザソフトなら、以下のページからログインすれば設定可能だ。

・Googleアカウントのページ
 https://myaccount.google.com

以下では、「Pixel 3」(Android バージョン 10)を使って設定する方法を解説する。

まずは「設定」を開き、「アカウント」をタップ。アカウントの一覧から2段階認証を設定したいGoogleアカウントをタップし、「Googleアカウント」をタップ。これで「Googleアカウント」画面が開く。

「設定」→「アカウント」から設定対象のGoogleアカウントを選び、この画面で「Googleアカウント」をタップ

「設定」→「アカウント」から設定対象のGoogleアカウントを選び、この画面で「Googleアカウント」をタップ

初回のアクセス時には「ようこそ、(アカウント名)さん」の画面が表示されるので、「使ってみる」をタップ

初回のアクセス時には「ようこそ、(アカウント名)さん」の画面が表示されるので、「使ってみる」をタップ

「セキュリティ」タブを開き、「2段階認証プロセス」をタップして以下の解説のように設定を完了する。

「セキュリティ」タブで「2段階認証プロセス」をタップ

「セキュリティ」タブで「2段階認証プロセス」をタップ

2段階認証の説明画面が表示されたら「使ってみる」をタップ

2段階認証の説明画面が表示されたら「使ってみる」をタップ

本人確認のためにパスワードを入力して「次へ」をタップ

本人確認のためにパスワードを入力して「次へ」をタップ

ここから、2つ目の認証要素を設定する。標準は、Googleからのメッセージだ。これは、ログイン時に指定した機器にGoogleからログインのメッセージが届き、「はい」で認証、「いいえ、違います」でアクセス拒否をする。

そのほか、電話番号を指定してSMSでコードを受け取る、音声通話で認証する、セキュリティキー(別途購入が必要)を使う、といった方法も選べる。

最も簡単にログインできるのはGoogleからのメッセージなので、ここではGoogleからのメッセージを設定する。

この画面で、2つ目の認証要素を選ぶ。Googleからのメッセージの場合、ログイン済みの機器が表示されるので確認し、「今すぐ送信」をタップ。「別の方法を選ぶ」から、別の認証要素も選べる

上で確認した機器にメッセージが届くので内容をしっかり確認し、問題がなければ「はい」をタップ

上で確認した機器にメッセージが届くので内容をしっかり確認し、問題がなければ「はい」をタップ

最後に、紛失などで2つ目の認証要素が使えなくなったときのために、電話番号を登録する。電話番号は、設定中のスマホのものでは意味がないので、信頼のおける家族などの電話番号を登録しておきたい。

万一、2つ目の認証要素が使えなくなったときは、登録する電話番号宛てにコードを送るようにすればアクセスができる。

指定できる電話番号がないときは、バックアップコードや認証システムアプリを利用すればいい。

・バックアップコードの解説ページ
 https://support.google.com/accounts/answer/1187538

・認証システムアプリの解説ページ
 https://support.google.com/accounts/answer/1066447

信頼できる家族などの電話番号を入力して「送信」をタップ。「別のバックアップオプションを使用」から、バックアップコードや認証システムアプリなどが選べる

登録した電話番号宛てに、SMSが届く。6桁の確認コードが書かれているので確認し、入力したら「次へ」をタップ

「有効にする」をタップすれば、設定は完了だ

「有効にする」をタップすれば、設定は完了だ

「Googleアカウント」の「セキュリティ」タブで「2段階認証プロセス」をタップすると、認証要素の変更などができる。「オフにする」をタップすれば、2段階認証を無効にもできる

・2段階認証の使用例

2段階認証を有効にすると、別の機器からGoogleアカウントにログインするときにメッセージが届く。自分がアクセスしようとしているなら「はい」、意図しないものなら「いいえ、違います」をタップすればいい。

以下は、iPhoneの「Google フォト」に初めてログインするときの流れだ。

アプリを起動し、Googleアカウントに続けてパスワードを入力して「次へ」をタップ

アプリを起動し、Googleアカウントに続けてパスワードを入力して「次へ」をタップ

認証要素を受け取るように設定した「(機器名)を確認してください」と表示される。「このコンピュータでは次回から表示しない」にチェックを入れておくと、次回以降は2段階認証を省略できる

認証要素を受け取る機器に、Googleからのメッセージが届くので内容を確認し、問題がなければ「はい」をタップ

認証されると、ログインが完了する

認証されると、ログインが完了する

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