毎週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、ファーウェイからSIMフリースマートフォンのフラッグシップモデル「HUAWEI P9」とスタンダードモデル「HUAWEI P9 lite」、Bluetooth送信機能を搭載したソニーのブルーレイプレーヤー「BDP-S6700」を紹介する。
2016年6月17日(金)発売
ファーウェイ・ジャパンから、SIMフリースマートフォンのフラッグシップモデル「HUAWEI P9」が発売される。
独ライカ社と共同開発したダブルレンズ「LEICA SUMMARIT H」を搭載したモデル。メインカメラが1200万画素×2(開口部F2.2/AF/2色フラッシュ)、サブカメラが800万画素(開口部F2.4/FF/BSI)を実現。ライカ社が透明度や収差、フレアなどの光学特性を評価し、個々のレンズを厳格にスクリーニングしたという。
カメラ機能として、RGBセンサーに比べて、形状や輪郭・光をより多く取り込めるモノクロセンサーを2つのカメラの一方に搭載。従来のコントラストフォーカスに、レーザーフォーカスとデプス(depth)フォーカスを組み合わせた「ハイブリッドオートフォーカス方式」も採用する。
スマートフォン本体は、厚さ6.95mmのメタルユニボディに、カメラの突起がない完全フラットなデザインを採用。セキュリティ機能として、指紋の立体的な情報まで照合できる3D指紋認証に対応する。消灯画面の状態からセンサーに軽く指を触れるだけで、約0.5秒以内に素早く認証および画面ロック解除できる機能も搭載した。
このほか主な仕様は、ディスプレイが約5.2型フルHD液晶(1920×1080ドット)、プロセッサーがオクタコア「HUAWEI Kirin 955」(HiSilicon製)、メモリーが3GB。内蔵ストレージが32GBで、外部ストレージが最大128GBのmicroSDメモリーカードをサポート。OSは「Android 6.0」をプリインストールする。通信面では、下り最大速度262.5MbpsのLTE Cat.6キャリアアグリゲーションをサポートする。
バッテリー容量は3000mAhで、連続待受時間が約566時間(LTE/W-CDMA)、連続通話時間が約18時間(W-CDMA)。本体サイズは70.9(幅)×145(高さ)×6.95(奥行)mm、重量は約144g。ボディカラーは、ミスティックシルバー、チタニウムグレーの2色を用意する。
2016年6月17日(金)発売
ファーウェイ・ジャパンから、SIMフリースマートフォンのスタンダードモデル「HUAWEI P9 lite」が発売される。
2015年に発売された「HUAWEI P8lite」の後継モデル。5.2型フルHD液晶(1080×1920ドット)を搭載しながらも、アルミ合金フレームや狭額縁設計を採用し、画面占有率76.4%、厚さ7.5mmのスリムボディを実現。OSは「Android 6.0」をプリインストール。ユーザーインターフェイスには独自の「Emotion UI 4.1」を採用する。
また、プロセッサーには、従来比60%アップのパフォーマンスと70%アップの省電力を実現したオクタコア「Kirin650」を採用。バッテリーは大容量の3000mAhで、ヘビーユーザーを想定した同社試験基準による測定では1.3日以上使い続けられたという。
さらに、第2世代指紋センサーを搭載し、消灯画面からワンタッチ0.5秒で画面ロックを解除することが可能。最大5つの指紋を登録できるほか、カメラのシャッター操作や着信応答、アラームの停止など、片手操作にも適している。
主な仕様は、プロセッサーが「Kirin 650」(オクタコア、2.0GHz×4+1.7GHz×4)、メモリー(RAM)が2GB、ストレージ(ROM)が16GB。外部メモリーは、microSDカード(最大128GB)に対応。無線通信は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.1を搭載する。
カメラ機能では、メインカメラにソニー製の1300万画素CMOSセンサーとF2.0レンズを搭載し、ノイズを抑えた高画質撮影が可能だ。インカメラには、800万画素センサーとF2.0レンズを備える。
モバイルネットワークは、受信が最大150Mbps、送信が最大50Mbps。周波数は、FDD-LTが:B1/3/5/7/8/19/28、TDD-LTEがB40、W-CDMAがB1/5/6/8/19、GSMが850/900/1800/1900MHzをサポートする。
このほか、SIMカードスロットはnanoSIM×2。センサーとして、GPS/AGPS/Glonassセンサー、加速度、コンパス、環境光、近接、指紋を装備。本体サイズは72.6(幅)×146.8(高さ)×7.5(奥行)mm。重量は約147g。ボディカラーは、ゴールド、ホワイト、ブラックの3色を用意する。
2016年6月18日(土)発売
ソニーから、ブルーレイプレーヤーの新モデル「BDP-S6700」が登場する。
日本国内において業界初となる、Bluetooth送信機能を搭載したブルーレイプレーヤー。Bluetoothヘッドホンなどを用いて、ワイヤレスで映画や音楽を楽しめるほか、ハイレゾ音源やビデオ音声を高音質でワイヤレス送信するオーディオ伝送技術LDAC(エルダック)にも対応する。
また、動画配信サービスでは、YouTube、NETFLIXに加えて、新たにAmazonビデオを追加。4Kアップコンバート機能を備えており、インターネット動画をはじめ、ブルーレイディスクやDVD、ホームネットワーク経由の映像、USBメディアの映像も、4Kテレビと組み合わせて高画質に視聴することが可能だ。
さらに、ホームネットワーク内の複数のワイヤレススピーカーやサウンドバーなどの対応機器を連動させる「SongPal Link」に対応。スマートフォンやタブレットにインストールしたSongPalで操作することで、本機内のCDやUSBの音楽コンテンツを、他の部屋にあるスピーカーなどでワイヤレスに楽しむことができる。
このほか、デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)に対応した無線LANを内蔵。1秒以下の高速起動や、起動後に速やかに視聴できる高速ローディング機能も引き続き搭載する。本体サイズは255(幅)×39(高さ)×192(奥行)mm。重量は0.9kg。ボディカラーはブラック。