どうもこんにちは、ライターの北村ヂンです。わけあってお風呂上がりで失礼します。髪、ビッチャビチャ!
それにしても、お風呂上がりに髪を乾かすのって、面倒くさくないですか?
両手がふさがっちゃうから、歯みがきをしたり、スマホをいじったりするのも難しいし、ただただ髪を乾かすことに集中しなければならない、実にムダな時間!
こういうホルダーみたいなものがあれば便利なのに
家庭で使うのはムチャだよなぁ…
そんなことを思っていたところ、こんな商品を見つけました。
「ハンズフリードライヤー」!
これがドライヤー…意外性のある形です。
考えていたのとはちょっと違うけど、このホースを自由自在に動かすことができ、いい塩梅(あんばい)の位置に固定して温風を出せば、両手フリーの状態で髪を乾かせるというわけです。
ま、使ってみましょう。ホースをお好みの位置に固定したら…
スイッチオーン!
ブオーッ!
ブオオーッ!
形は変だけど、まあ普通のドライヤーですな。イイ感じに髪が乾かされていきます!
もちろん、両手フリーなので…。
ゲームもできるし
読書もできるし
忙しい朝に食事をしながら……というのも可能でしょう!?(髪の毛入りそうだけど)
意外と高機能で、風量と温度は3段階に切り替えられます。ただ、当たり前だけど吹き出し口が勝手に動いてくれるわけじゃないので、これだと髪の一部分しか乾かないんですよね。
髪全体を乾かすためには…。
こんな感じで頭を動かしまくる必要アリ! …ゲームしてる場合じゃないぞ。
片側がある程度乾いたら、ドライヤーの位置を変えるというのが現実的かもしれません。
手持ちのドライヤーだと、普段3分くらいで髪全体を乾かせていますが(ボクくらいの髪の長さの場合)、ハンズフリードライヤーだと、途中、左右の場所を入れ換えてそれぞれ8分くらい…全部乾くまでに約16分はかかってしまいました。ちなみに30分たつと自動的に停止する仕様。
自動的に髪全体を乾かしてくれるというわけでもないし、手持ちのドライヤーよりもはるかに時間がかかる。
…それでもその間、ゲームや読書などほかのことができると思えばアリかなと。
はい乾いた! …けど
髪を整えたりすることなく、ただただ温風で乾かしただけなので、そりゃまあボサボサになりますよね。
いくら「ハンズフリー」とはいえ、ちょっとは手を使ってセットしたほうがいいと思います。
しかしこの「ハンズフリードライヤー」、気になるのが…ちょっと風が弱い! 普段使っているドライヤーと比べると、どうにもイキオイが足りない感じがします。
…というわけで、風速計を用意しました
この風速計を、ハンズフリードライヤーの吹き出し口に押しつけた状態で計測してみましょう。
風速14.5m/秒、温度61.4度
気象庁が発表している「風の強さの表現」でいうと、レベル7の「強風」。「樹木全体が揺れ、風に向かって歩きにくくなる」くらいの風なようです。
ちなみに、普段使っている手持ちのドライヤー「Solis 426」はどうなのかというと…
風速21.1m/秒、温度70度以上(※この風速計、70度までしか測れないようです)
レベル9の「大強風」。「人家にわずかの損害が起こる。煙突が倒れ、瓦がはがれる」だそうです。すごそう!
こっちのドライヤーを使ってみると…。
ぶわっ!
さすが「瓦がはがれる」くらいの風、イキオイが違う!
「ハンズフリードライヤー」も、こんなにデカイんだから、もっとビューッと吹き出してくれたら早く乾かせるのに…。
ところで、「ハンズフリードライヤー」を見ているとこの形が思い浮かびませんか?
そう、布団乾燥機!
サイズ感は違いますが、ホースから温風が吹き出すというのは同じだし、構造的にも似たようなもんでしょ? こっちのほうがデカイし、強力な温風が吹き出してきそうじゃない!?
モワーッ…
ものすごく風、弱い! そよそよとしか出てこないですね。
風速計で計測してみたら、
風速8.3m/秒、温度52.4度
レベル5の「疾風」。「葉のある灌木(かんぼく)が揺れはじめる。池や沼の水面に波頭がたつ」。弱ッ!
大きさと風の強さが反比例するという意外な結果となりました
まあ、布団乾燥機は用途が違うからね…。
「ハンズフリードライヤー」に関しては、忙しい朝に、大急ぎでほかのことをやりながら髪を乾かすというよりは、ボーッとゲームなどをしながら髪を乾かしたいとき用と考えるのがいいと思います。
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