価格.com編集長がいろんな家電のトレンドや厳選モデルを紹介する「ガチ解説」シリーズ。今回はオーブンレンジをピックアップしました。電子レンジとオーブンレンジの違い、最新トレンド、そして編集長厳選のお買い得モデル4選を紹介します。
電子レンジは、一般的に食べ物に含まれる水分子にマイクロウェーブを照射し、活性化させて熱を出し温めるという仕組みになっています。いっぽうのオーブンレンジは、内部にヒーターを搭載しており、この熱によって温める、というよりか焼くに近い状態を作り出せます。
オーブンレンジは電子レンジ機能を備えたうえで、ヒーターによるグリル機能や、高熱の水蒸気で加熱するスチーム機能などを搭載するモデルがあります。
単一機能しか備えない電子レンジは1万円を切る価格のモデルも多いですが、オーブン機能を備えるオーブンレンジは安くても2〜3万円ぐらい。そこにスチーム機能が追加されると5〜6万円程度。さらに、センサーやインターネットとの連動機能、オートメニューなどが加わってくると価格はさらに高くなります。
オーブンレンジで昨今トレンドの機能としては2つあります。ひとつは、オートメニューです。これは、決められた食材をボールなどの器に入れ、オートメニューで調理すると凝った料理でも自動で作ってくれるという機能です。
このオートメニューに注力しているメーカーが多く、メニュー数が300を超えるモデルや、インターネットに接続してレシピのデータをダウンロードし、自分でメニューを増やせるモデルなどがあります。
もうひとつのトレンドはオーブン機能です。ひと昔前までのオーブンレンジからかなり進化していて、たとえば、オーブン用の角皿が熱を吸収して鉄板のように熱くなったり、庫内温度が300度以上に対応するモデルなどがあります。これにより、新しいモデルは肉や魚を外はこんがり、中はジューシーに焼けたり、パンやピザまで焼くことができます。
オーブンレンジは、ただ温める電子レンジから、さまざまな料理を作ることができる万能調理家電へと進化しているというわけです。
オーブンレンジは価格の幅が広く、製品数も非常に多くなっています。オートメニューなどが搭載された上位モデルを買いたいと考える人がいても、数あるなかからお目当ての製品を探しぬくのは難しいでしょう。
そこで、ここからは価格.com編集長が選んだ、今お買い時のオーブンレンジ4モデルを紹介します。紹介する製品には最新モデルが多めですが、それは最新モデルの値下がりが顕著だからです。中には、発売時の価格からおよそ半額程度まで値下がっている製品もあります。
製品は以下にリストアップしますが、製品のより詳しい内容を知りたい方は、記事上部にある動画をぜひご覧ください。
1.東芝「石窯ドーム ER-YD7000」
2. パナソニック「ビストロ NE-BS9A」
3. 日立「ヘルシーシェフ MRO-W1B」
4. シャープ「ヘルシオ AX-XA30」