レビュー

カリッ、ジュワッなお肉ととろ〜りチーズの韓国風焼肉が楽しめる「グリルマイスター」が結構いい!

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

チーズをディップして楽しむ韓国風の焼肉が自宅で手軽にできるホットプレート「グリルマイスター AGP-350」(以下、「グリルマイスター」)を使ってみました! お肉と一緒にチーズも楽しめるように、一般的なホットプレートとはプレートの形や温度制御が違うのがポイント。韓国料理店にチーズサムギョプサルやチーズタッカルビなどをよく食べに行っている方、おうちでも作ってみませんか?

韓国風焼肉を楽しむためのホットプレート

一般的なホットプレートと異なり、「グリルマイスター」はプレートが「焼肉エリア」「平プレートエリア」「チーズエリア」に分割されているのが特徴。しかも、「チーズエリア」は焦げにくいように「低温」、「焼肉エリア」と「平プレートエリア」は「高温」になるようにエリアで温度帯を変え、本格的な韓国風焼肉を手軽に楽しめる構造にしています。

「焼肉エリア」は余分な油が落ちるようにプレートに穴が空いており、「チーズエリア」はチーズや卵液が入れられるように深さがあります

「焼肉エリア」は余分な油が落ちるようにプレートに穴が空いており、「チーズエリア」はチーズや卵液が入れられるように深さがあります

温度は「弱」「中」「強」「保温」で設定可能。低温ゾーンと高温ゾーン、それぞれで温度設定する必要はありません。消費電力は1,000W

温度は「弱」「中」「強」「保温」で設定可能。低温ゾーンと高温ゾーン、それぞれで温度設定する必要はありません。消費電力は1,000W

プレートの温度差を確かめるためにサーモグラフィーカメラで撮影してみると、低温ゾーンの「チーズエリア」が最も温度が低いだけでなく、高温ゾーンも微妙に温度差がありました。「平プレートエリア」よりも中央にある「焼肉エリア」のほうが高温。お肉をこんがり焼くことを考えると、この温度分布は納得です

プレートの温度差を確かめるためにサーモグラフィーカメラで撮影してみると、低温ゾーンの「チーズエリア」が最も温度が低いだけでなく、高温ゾーンも微妙に温度差がありました。「平プレートエリア」よりも中央にある「焼肉エリア」のほうが高温。お肉をこんがり焼くことを考えると、この温度分布は納得です

プレートとヒーターが一体化しており、「チーズエリア」にヒーターが接しない配置なので、そのエリアが低温になる仕組みなのでしょう

プレートとヒーターが一体化しており、「チーズエリア」にヒーターが接しない配置なので、そのエリアが低温になる仕組みなのでしょう

チーズサムギョプサルを食べてみよう!

さっそく、「グリルマイスター」を使ってみましょう。温度帯やエリアが分けられていることが、韓国風焼肉にどれほど役立つのか確かめます。

準備は、一般的なホットプレートと同じ。食材から出た余分な脂が落ちる部分に「油受けトレイ」があり、そこに水を入れるタイプなので、その作業は必要ですが、それほど手間ではありません。

油受けトレイは取り外しできるので、蛇口から水を入れて運んでもOK

油受けトレイは取り外しできるので、蛇口から水を入れて運んでもOK

温度を設定し、パイロットランプ(赤く点灯している▲のランプ)が消灯したら、プレートが設定温度に到達した合図。油を引いてから焼きましょう

温度を設定し、パイロットランプ(赤く点灯している▲のランプ)が消灯したら、プレートが設定温度に到達した合図。油を引いてから焼きましょう

今回は、チーズサムギョプサルを作ります。豚バラ肉とピザ用チーズのほか、キムチとニンニクも一緒に加熱。

高温ゾーンの「平プレートエリア」にキムチとアルミ泊の受け皿に入れたニンニクを置き、低温ゾーンの「チーズエリア」にピザ用チーズを投入。お腹がペコペコなのでいっぱい食べたいところですが、豚バラ肉は2枚並べるのが限界でした。でも、お肉はカットして食べるので、2人でも楽しめそう

高温ゾーンの「平プレートエリア」にキムチとアルミ泊の受け皿に入れたニンニクを置き、低温ゾーンの「チーズエリア」にピザ用チーズを投入。お腹がペコペコなのでいっぱい食べたいところですが、豚バラ肉は2枚並べるのが限界でした。でも、お肉はカットして食べるので、2人でも楽しめそう

煙は多少出ますが、部屋に充満するほどではありませんでした。いちばん脂が出る豚バラ肉を焼いている「焼肉エリア」に、油分を落とす穴があるおかげでしょう

煙は多少出ますが、部屋に充満するほどではありませんでした。いちばん脂が出る豚バラ肉を焼いている「焼肉エリア」に、油分を落とす穴があるおかげでしょう

3分くらいでチーズはトロトロになり、5分30秒くらいでお肉が食べごろになりました。ニンニクは、もうちょっと加熱したいかな……

3分くらいでチーズはトロトロになり、5分30秒くらいでお肉が食べごろになりました。ニンニクは、もうちょっと加熱したいかな……

プレートの上で豚バラ肉を切り分けます。豚バラ肉は脂身が多い部位ですが、余分な脂が落ちているので、脂でベチャベチャになっていないのがいい!

プレートの上で豚バラ肉を切り分けます。豚バラ肉は脂身が多い部位ですが、余分な脂が落ちているので、脂でベチャベチャになっていないのがいい!

チーズにお肉をディップ。一般的なホットプレートでは耐熱容器にディップ用のチーズを入れてチーズサムギョプサルを作りますが、「グリルマイスター」はチーズを入れるところが3つあるので、たっぷりチーズをつけて楽しめます。高温ゾーンと接する部分は焦げていますが、このカリカリも……好き

チーズにお肉をディップ。一般的なホットプレートでは耐熱容器にディップ用のチーズを入れてチーズサムギョプサルを作りますが、「グリルマイスター」はチーズを入れるところが3つあるので、たっぷりチーズをつけて楽しめます。高温ゾーンと接する部分は焦げていますが、このカリカリも……好き

お肉を切ったり、撮影したりしている間にニンニクもホクホクになったので、サンチュで包んで、いただきまーす。キムチも加熱して温かいほうが合う!

お肉を切ったり、撮影したりしている間にニンニクもホクホクになったので、サンチュで包んで、いただきまーす。キムチも加熱して温かいほうが合う!

すべての食材が焼き上がったので、温度を「保温」に変更。その後、再び、お肉を焼くために「強」にするなど温度を変えながら食べていたのですが、時間が経つにつれ、チーズの水分が蒸発して固まっていきました。

温度を低めに設定しても水分が蒸発してしまうため、トロトロした柔らかさを長時間持続するのは難しそう。チーズは3分くらいでディップするのにちょうどいい柔らかさになるので、お肉より後にプレートに時間差で入れるのがよさそうです

低温ゾーンのチーズは焦げていませんが、水分は蒸発してしまうため、トロトロした柔らかさを長時間持続するのは難しそう。チーズは3分くらいでディップするのにちょうどいい柔らかさになるので、お肉より後にプレートに時間差で入れるのがよさそうです

でも、低温なのと、プレートにフッ素加工が施されているおかげか、チーズがこびりついて取れないという状態にはなりませんでした。ほどよく焼けて固まったチーズをお肉と一緒に食べるのも、これはこれでおいしいですし、不満ではないです。トロトロなチーズがいいなら、チーズフォンデュの作り方で、片栗粉や白ワインを入れるのもありかもしれません(チーズサムギョプサルでそんなチーズを使っていいのかはわかりませんが。笑

でも、低温なのと、プレートにフッ素加工が施されているおかげか、チーズがこびりついて取れないという状態にはなりませんでした。ほどよく焼けて固まったチーズをお肉と一緒に食べるのも、これはこれでおいしいですし、不満ではないです。トロトロなチーズがいいなら、チーズフォンデュの作り方で、片栗粉や白ワインを入れるのもありかもしれません(チーズサムギョプサルでそんなチーズを使っていいのかはわかりませんが。笑)

キムチとニンニクは高温ゾーンに置いているので、時々混ぜたほうがいいです

キムチとニンニクは高温ゾーンに置いているので、時々混ぜたほうがいいです

「グリルマイスター」のサイズは345(幅)×340(奧行)×90(高さ)mmと、比較的コンパクト。ひとり暮らしの家にあるそれほど大きくない机に置いても、サンチュやナムル、キンパ、スープ、タレなど、いろいろな小鉢や小皿も並べられるでしょう

「グリルマイスター」のサイズは345(幅)×340(奧行)×90(高さ)mmと、比較的コンパクト。ひとり暮らしの家にあるそれほど大きくない机に置いても、サンチュやナムル、キンパ、スープ、タレなど、いろいろな小鉢や小皿も並べられるでしょう

普通の焼肉はできる?

「グリルマイスター」は韓国風焼肉を楽しむためのものだということはわかっていますが、日本の家庭でよくする普通の焼肉にも使えるのか気になります。焼くだけなら問題ないと思いますが、エリアや温度帯が分かれているので使い勝手が微妙そう。一般的なホットプレートも買うのは置き場所の問題もあるので避けたいですし、「グリルマイスター」で普通の焼肉もストレスなくできるか試してみました。

お肉は「焼肉エリア」、野菜は「平プレートエリア」で焼きます

お肉は「焼肉エリア」、野菜は「平プレートエリア」で焼きます

「チーズエリア」は使いようがなかったのか……と思われたかもしれませんが、低温のこのエリアは焼けた食材の一時避難場所として役立ちました

「チーズエリア」は使いようがなかったのか……と思われたかもしれませんが、低温のこのエリアは焼けた食材の一時避難場所として役立ちました

温度を「弱」や「保温」にするという手もありますが、焼き上がったものとこれから焼く食材が混在しているときには、低温ゾーンを保温エリアとして使えるのは便利

温度を「弱」や「保温」にするという手もありますが、焼き上がったものとこれから焼く食材が混在しているときには、低温ゾーンを保温エリアとして使えるのは便利

こんなふうに、最初はお肉をガツガツ焼いて食べ、空腹がちょっと満たされてきたところでホルモンを投入。ホルモンが食べごろになるのは少々時間がかかるので、お肉やウインナー、野菜など焼けたものを低温ゾーンに移し、ゆっくり焼肉を堪能できました

こんなふうに、最初はお肉をガツガツ焼いて食べ、空腹がちょっと満たされてきたところでホルモンを投入。ホルモンが食べごろになるのは少々時間がかかるので、お肉やウインナー、野菜など焼けたものを低温ゾーンに移し、ゆっくり焼肉を堪能できました

途中で温度設定をちょこちょこ変えていますが、低温ゾーンに置いておいた食材は、雑談しながらゆっくり食べていても黒焦げになることはありませんでした。とはいえ、ずっと置いておくと食材の水分が蒸発してしまうので、そのあたりは注意しましょう

途中で温度設定をちょこちょこ変えていますが、低温ゾーンに置いておいた食材は、雑談しながらゆっくり食べていても黒焦げになることはありませんでした。とはいえ、ずっと置いておくと食材の水分が蒸発してしまうので、そのあたりは注意しましょう

お手入れの手間は?

焼肉の後のホットプレートは、油でベトベトになり、焦げ付きがあれば、それを取り除くなど、洗うのが結構面倒なもの。「グリルマイスター」の場合は、どんな感じでしょうか。

チーズサムギョプサルを楽しんだ後の状態。中央の「焼肉エリア」には焦げ付きがあります

チーズサムギョプサルを楽しんだ後の状態。中央の「焼肉エリア」には焦げ付きがあります

プレートが冷めてからお手入れスタート。温度調節ダイヤルの付いたコントローラーを抜き、キッチンペーパーで軽く拭き取りました。「チーズエリア」と「平プレートエリア」は拭き取っただけで大体きれいになりましたが、「焼肉エリア」には焦げ付きが残っています

プレートが冷めてからお手入れスタート。温度調節ダイヤルの付いたコントローラーを抜き、キッチンペーパーで軽く拭き取りました。「チーズエリア」と「平プレートエリア」は拭き取っただけで大体きれいになりましたが、「焼肉エリア」には焦げ付きが残っています

プレートは水洗いできますが、コントローラーの挿し込み部を濡らさないように注意しましょう。エリアが区分されているものの、洗いづらさは感じませんでした。油受けトレイと本体は台所用中性洗剤を使って、ザブザブ洗ってOKです

プレートは水洗いできますが、コントローラーの挿し込み部を濡らさないように注意しましょう。エリアが区分されているものの、洗いづらさは感じませんでした。油受けトレイと本体は台所用中性洗剤を使って、ザブザブ洗ってOKです

「焼肉エリア」の焦げ付きは、力いっぱいゴシゴシ洗わなくてもきれいに落ちました

「焼肉エリア」の焦げ付きは、力いっぱいゴシゴシ洗わなくてもきれいに落ちました

ホットプレートの周りに油ハネが少なかったのも、よかったです

ホットプレートの周りに油ハネが少なかったのも、よかったです

まとめ

プレートがエリア分けされ、温度帯が2つあるのは便利なようで、使い方が限定されるだろうと思っていました。韓国風焼肉を楽しむために開発されたホットプレートなので、それでいいのですが、韓国風焼肉をするためだけに買うのはなかなかハードルが高い。今回、日本の家庭でなじみのある普通の焼肉も試してみたところ、問題なかったので、1台で韓国風もそれ以外の調理も楽しめるでしょう。

一般的なホットプレートでも耐熱容器を使うなどしてディップ用のチーズを一緒に準備できますが、「グリルマイスター」は“っぽさ”が段違い。雰囲気も盛り上がります。低温ゾーンの「チーズエリア」はチーズを溶かすだけでなく、卵液を入れてケランチム(韓国風茶碗蒸し)を作ることもできるそうなので、いろいろな韓国料理にチャレンジするのも楽しそう。

雪か企画
Writer
雪か企画
カルチャー、旅、家電、グルメ、ビジネスなどが大好物の制作会社。代官山にて、少数精鋭で営業中。
記事一覧へ
中村真由美(編集部)
Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
本ページはAmazonアソシエイトプログラムによる収益を得ています
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×