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レシピいらずの「まかせて調理」でオーブンレンジのわずらわしい準備を解消

冷凍・冷蔵・常温食材を好きな分量で“おまかせ調理”できる「ヘルシオ」がスゴイ!

過熱水蒸気を用いた調理ができる家庭用オーブンレンジを、2004年に業界で初めて発売したシャープ。減塩・脱油できるヘルシーさが注目を集め、過熱水蒸気は今や高級ゾーンのオーブンレンジにほぼ搭載される機能となった。その後、オーブンレンジはさらに進化を遂げ、食材をセットすれば加熱温度や時間を調整してくれる“自動メニュー”が充実。とても便利な機能だが、自動メニューはレシピどおりの材料を揃えなければならず、使いこなせない人も多いという。そこで、シャープはこの課題を解決する「まかせて調理」を開発した。「まかせて調理」では、材料や分量を問わずに調理できるそう。発表会で解説された仕組みと実力をお伝えする。

「まかせて料理」を搭載する「ヘルシオ AX-XP200」。カラーは、レッド系とホワイト系が用意されており、7月24日発売予定となっている。市場想定価格は、17万円前後

家にある食材を好きな分量でセットして「まかせて調理」すれば、写真のような料理が完成する。冷凍と常温の食材を一緒に並べてもOK。一度に作れるヒミツは、ページ下でくわしく紹介!

レシピ本は見なくてOK! 好きに並べてボタンを押すだけの「まかせて調理」

「ヘルシオ」の一番の特徴はオーブン加熱と組み合わせることなく、最初から最後まで過熱水蒸気で調理すること。これは「ヘルシオ」発売以降、シャープが一貫している“おいしさと健康”を提供するために欠かせない調理方法だ。過熱水蒸気で調理した食材は減塩・脱油できるだけでなく、庫内が低酸素状態になるため栄養素を壊さずに仕上げることができる。たとえば、かぼちゃを焼いた場合、オーブン調理よりも「ヘルシオ」で調理(過熱水蒸気)したほうがビタミンCの残存率が約1.7倍も多い。減塩・脱脂の効果は、下の写真のようになる。

塩ざけを1週間に1回食べる場合、「ヘルシオ」で焼けば1年間で約30gの減塩が見込める

エビの天ぷらを「ヘルシオ」で温めると、適度に油が落ち1尾あたり約12kcalOFFに(筆者算出)。1回の脱油は少なく感じるが、1週間に1回エビの天ぷらを4尾食べた場合、1年で約300cc(カロリーにすると約2300kcal相当)の油がカットできる

このような「ヘルシオ」の基本性能は踏襲しつつ、“毎日使える調理家電”を目指したのが「ヘルシオ AX-XP200(以下、AX-XP200)」。「自動メニュー」を使うためにレシピに記載される食材を用意するのは現実的ではないし、冷蔵庫にある食材に該当する「自動メニュー」を探すのも非効率だ。結局、めんどうになりフライパンや鍋で調理してしまう人が多々。せっかく健康的でおいしい調理ができても、使ってもらえなければ意味がない。その点、「AX-XP200」に搭載された「まかせて調理」は、食材を揃えたり、分量を計る必要いらず。好きな材料を切って並べるだけでいいのだ。しかも、冷凍や冷蔵、常温など食材の状態を問うことなく、一緒に並べてOK! そんなアバウトな準備でできる「まかせて調理」実現のヒミツは、過熱水蒸気と2つのセンサーにある。

「まかせて調理」ができる理由@ ウォーターヒート技術

過熱水蒸気は、温度の低いほうに多くの熱を与える特性を持っている。この特性を利用することで、冷凍・冷蔵・常温といった異なる状態の食材を一度に仕上げられるという。他の加熱方法を併用せず“最初から最後まで水(過熱水蒸気)で焼く”「ウォーターヒート技術」を採用する「ヘルシオ」だからこそできるワザだ。

食材を個々に狙うのではなく庫内に一定の過熱水蒸気を放出するだけで、温度帯の低い食材により多くの熱が伝わる

「まかせて調理」ができる理由A 赤外線ムーブセンサーと温度センサー

上で紹介した過熱水蒸気の特性は、これまでも「ヘルシオ」では作用していたこと。しかし、それだけでは冷凍・冷蔵・常温の食材を一度にムラなく仕上げることは難しい。そこで「AX-XP200」では、「赤外線ムーブセンサー」と「温度センサー」を用いて制御することに。まず最初に「赤外線ムーブセンサー」で食材の温度をセンシングし、状態にあわせた量の過熱水蒸気を放出。加熱が始まってからは、「温度センサー」が庫内の温度上昇具合から食材の量を判断して加熱時間を調整する。

庫内天面に設置された「赤外線ムーブセンサー」(写真中央の赤い囲み部分)が、スイングして食材の状態を判断

「赤外線ムーブセンサー」を視認できるようにすると、下の動画のようになる。トレイの上を「赤外線ムーブセンサー」で、左から右にまんべんなくチェック。
※実際には、見えません

続いて、「温度センサー」の働きを解説する。

庫内の温度の上昇が緩やかな場合、食材の量が多いと判断して加熱時間を長めに調整。逆に温度上昇が早い際には、加熱時間を短くする

分量が異なっても、量を指定しなくてOK。それぞれ調理すると……

センサーにより加熱時間や過熱水蒸気の量がコントロールされるため、どちらも同じ仕上がりになるという

冷凍した鶏もも肉と常温のパプリカをトレイに並べ、オーブン調理と「まかせて調理」で焼き上がりを比べてみた。

オーブン調理のほうはパプリカが炭化しており、鶏肉は中が生っぽい。いっぽう「まかせて調理」で作ったものは、どちらもベストな仕上がりだ。

「まかせて調理」の実力とは?

他社製品でも、冷凍や冷蔵を指定せずに自動で状態を見分けて調理してくれる機能はあるが、「まかせて調理」のように混合して調理することはできない。画期的な調理方法だが、実際の仕上がりは満足できるレベルなのだろうか。今回、会場で調理されたのは、冷蔵の牛肉とホタテ、冷凍のエビ、常温の野菜類を並べて焼き上げる「ミックスグリル」。冷凍庫から出したばかりのエビはカチカチで、牛肉の塊はかなり分厚い。

普通、同じ時間加熱すると薄くスライスされた野菜はシナシナになってしまう。しかし、「まかせて調理」で焼き上げた野菜はみずみずしいまま! もちろん、牛肉やエビに加熱不足もない。すべてが最適な状態で仕上がっていた

それぞれを皿に盛り付ければ、りっぱな一品が完成

それぞれを皿に盛り付ければ、りっぱな一品が完成

「まかせて調理」で作れるメニュー

「まかせて調理」には、4つの調理方法が用意されている。上のミックスグリルは「網焼き・揚げる」という調理方法で作られたもの。その他の「炒める」「焼く」「蒸す・ゆでる」で作れる料理の一例を紹介しておこう。いずれも、トレイに好きな食材を好きな分量並べ、庫内にセットするだけで準備は完了。食材の総重量約1kgまでトレイに並べてOKということなので、かなりの量を一度に作ることができる。

「まかせて調理」のタブをタッチすると、4つのメニューが表示される。メニューがまとまっているので操作もスムーズ

【炒める】焼きそば
市販のミックス野菜と麺、冷凍のシーフードミックス、そして自宅で小分けして冷凍しておいた豚肉をトレイに並べる。写真ではかかっていないが、ソースは調理前に食材にかけておくそう。加熱終了後に、麺や具材を混ぜれば焼きそばが完成する。

 

【焼く】ハンバーグ
過熱水蒸気だけで調理するから、アルミホイルが使えるのも「ヘルシオ」の魅力。ハンバーグを焼き上げるのと同時に、ゆで卵と蒸し野菜もできる。

 

【蒸す・ゆでる】バンバンジー
鶏肉とブロッコリーを並べて調理すれば、バンバンジーが簡単に作れる。できあがりを見ると、ブロッコリーは色鮮やかで、鶏肉もジューシーさが損なわれていないようだ。

ほかにもある! おいしくて便利なワザ

従来から搭載されている時短メニューや、異なる調理が同時にできるメニューのバリエーションがアップ。どのような調理機能なのかを解説するとともに進化点もチェックしておこう。

焼き・蒸し同時メュー
上段で“焼き”、下段で“蒸し”の異なる加熱を行うことで、魚などの焼き物料理と茶碗蒸しなどの蒸し物料理が同タイミングで作れる「焼き・蒸し同時メニュー」がスイーツにも対応した。

ケーキとプリンも同時進行でできあがる。スイーツの組み合わせは16とおり用意

前モデルでも対応していた、おかずの2種同時調理。2つのおかずが一度に完成するので、食事の栄養バランスもよくなりそう

スピード100メニュー
加熱エリアを上段だけに絞ることで8〜10分で調理が完了する「スピード100メニュー」が、67種類から100種類に充実。「スピード100メニュー」は焼き調理だけでなく、蒸し調理も時短でできるほか、上段“焼き”+下段“蒸し”の同時調理できるメニューも用意されている。

焼きとり丼、いかの姿焼きは8分で完成。野菜の肉巻きは10分で焼き上がる

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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