レビュー
洗浄力はパワフルなのに図書館よりも静かな運転音が魅力

食器洗い乾燥機があるって便利! 人気のパナソニック「NP-TR8」の実力を調べてきた

本当にキレイになるの? 洗浄力を試す!

では、実際に食事で汚れた食器をセットし、きちんとキレイになるのかをチェックしてみよう。今回洗浄する主なものは、べっとりと汚れがついた皿、カピカピになった米粒が付着する茶碗、そして深さのあるグラスだ。

カレーやハンバーグがのっていた皿には油っぽい汚れがたっぷり。トマトジュースを飲んだグラスも用意してみた

水に漬けておかなかったので、茶碗には硬くなった米粒やカピカピになったデンプンがこびりついている

水に漬けておかなかったので、茶碗には硬くなった米粒やカピカピになったデンプンがこびりついている

ハンバーグをこねる際に利用したボウルも一緒に洗うことに

ハンバーグをこねる際に利用したボウルも一緒に洗うことに

箸やスプーンも含め、2人分の食器をセットした。今回、フライパンは入れていないが、焦げつきがないものであれば入れてもOK

洗浄コースは「標準」、乾燥時間は30分を設定。「NP-TR8」には汚れの具合や種類、食器量、室温を検知するセンサーが搭載されているので、「エコナビ」をONにしておけば自動で節電・節水してくれる。少ない分量を洗浄する際も、ムダに水が使われることがないので安心だ

「NP-TR8」は静音化設計であることも魅力の1つ。天面にある排気口から漏れる音や排気口に水が当たることが“うるさい”と言われる原因であったことを受け、「NP-TR8」は排気経路を見直すとともに2重構造のダクトを採用した。これにより、運転音は従来から1.5dBダウンした約36.5dB(60Hz)に。図書館(40dB)より静かな運転音ということになる。実際、稼動中は3mほど離れた位置で人と雑談していたが運転音はまったく気にならず。テレビ視聴などを妨げることはないだろう。

運転は約1時間30分で終了。さっそく、洗いあがった食器を確認してみる。

5年ほど前に検証した食器洗い乾燥機ではドアを開けた時にイヤなニオイがしたのだが、「NP-TR8」ではそのような不快臭は漂ってこなかった。パッと見る限り、食器に汚れは残っていないようだ

皿は表裏ともに油ぬめりもなく、まったく問題はない。グラスの汚れも落ち、くもりもないほどキレイに仕上がっている

ごびりついていたでんぷんや米粒も、しっかり落ちた

ごびりついていたでんぷんや米粒も、しっかり落ちた

ボウルにも油汚れはまったく見当たらず

ボウルにも油汚れはまったく見当たらず

「NP-TR8」で洗い物はおまかせできるが、洗い流された汚れ(残飯)は手動で廃棄しなければならない。簡単に取り外しできるようになっているので、食器の片付けをする際に行えばさほど手間には感じないだろう。

洗浄した汚れが溜まるパーツには取っ手が付いているので、手を汚すことなく処理できる

洗浄した汚れが溜まるパーツには取っ手が付いているので、手を汚すことなく処理できる

弁当箱や子どもの食器を洗える「低温ソフトコース」が便利!

通常運転での洗浄を行ったが、ほかにも洗浄コースが用意されている。熱に弱いプラスチック製食器を洗う際には「低温ソフトコース」、食後数時間放置しておいた食器や激しい油汚れのついたフライパンなどを洗いたい時には「調理器具コース」というように、状況にあわせて選ぶことが可能。また、4時間後に運転が始まる予約機能も搭載されているので、就寝前にセットすることもできる。

「標準コース」「調理器具コース」「スピーディコース」では、「80℃すすぎモード」を設定可能。このモードにしておけば最終のすすぎの温度が約80℃で行われるため、入念な仕上がりを望む人にうってつけだろう

数ある洗浄コースの中から、「低温ソフトコース」を実践してみることに。お弁当箱などのプラスチック製容器は、油汚れを落とすのに一苦労する。はたして、一度の洗浄でキレイになるのだろうか。

手洗いでは苦戦しそうな汚れがたっぷりついた容器を「NP-TR8」で洗う。ただし、耐熱温度60℃以上のプラスチック製容器でないと対応しない

低温とはいえ、手洗いよりも高い水温(約45℃)で洗浄するの普通の食器を一緒に入れてもOK

低温とはいえ、手洗いよりも高い水温(約50℃)で洗浄するので普通の食器を一緒に入れてもOK

洗浄し終わった容器を指でこすると、「キュッキュッ」と音がしそうなぐらいの状態に! 手洗いの時は、何度も洗ったり、洗剤を追加するなど本当に苦労してもヌルヌルが落ちなかったので、この仕上がりは感動

パッキンに付いていた汚れもキレイに落ちている

パッキンに付いていた汚れもキレイに落ちている

スポンジがなかなか入らないフォークの股の部分にも、汚れ残りはない

スポンジがなかなか入らないフォークの股の部分にも、汚れ残りはない

高温過ぎない温度で洗うので、フタが変形することもなかった

高温過ぎない温度で洗うので、フタが変形することもなかった

まとめ

食べ終わったらさっさと食器を洗うスタイルの筆者からすると、“食器をセットして、運転が終わったら片付ける”という食器洗い乾燥機のほうが時間がかかってめんどうだと思っていた。だが、今回、食器洗い乾燥機の「ラクなうえに、キレイ」を実感。手洗いでは取りにくいプラスチック製食器についた油汚れも見事に落ちるし、グラスのクリアさも別格で洗い上がりに大満足した。

実は、手洗いでキレイにしたと思っていても汚れが残っていることは多いという。たとえば下のグラス。光を当ててみると、手洗いのほうは白くくすんでしまった。これが落としきれなかった脂分だ。この状態のグラスにビールを注ぐと泡が粗くなるだけでなく、泡持ちも悪くなる。ビールの泡は液体が空気に触れて味が変化するのを防ぐ役割もあるので、うまみにも差がでそうだ。

手洗いのほうは自然乾燥したものだが、あきらかに白い汚れが見える。もし布巾で拭いたりしていると、その繊維が付着し、さらなる汚れになることも

注いですぐの状態で、これだけの差が。「NP-TR8」で洗ったグラスのほうが、泡がクリーミーで喉越しもいい

注いですぐの状態で、これだけの差が。「NP-TR8」で洗ったグラスのほうが、泡がクリーミーで喉越しもいい

このように、“キレイ度”は手洗いよりも食器洗い乾燥機のほうが高いのは事実なようだ。とは言え、食器洗い乾燥機は何でもキレイに洗えるわけではない。金・銀食器やクリスタルグラスなど食器の種類によって対応しないものがあるほか、グラタンなどのように焦げやこびりつきが激しいものは汚れを落としきれないことも。ただし、一度食器洗い乾燥機に入れておけば、最初から手でゴシゴシ洗うよりも汚れが落ちやすいのは確か。上手に使い分けや併用すれば、格段に家事の負担が減ることは間違いないだろう。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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