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古い冷蔵庫は買い換えたほうが、断然省エネ&断然美味しい!

すごい進化! 最新冷蔵庫“ココがスゴい”比較チェックカタログ 2016版

大型家電は購入すると、壊れたり、または家族が増えたり引越しなどの環境変化がない限りなかなか買い換えることがないでしょう。「もう10年近く使ってるなぁ……」という方もいるのでは。でも実は、古い製品を使い続けるより“買い換えたほうが断然お得”な場合がほとんど。なかでもこの10年でもっとも省エネ化が顕著な家電の1つが、冷蔵庫。年間消費電力は、10年前に比べて1/3程度になっています。それだけでなく、冷蔵・冷凍機能も大きく進化。また、大容量化は進んでいてもサイズはスリム化しているなど、買い替えのメリットはたくさんあるのです。

最近の冷蔵庫は、400Lクラスを境に容量が大きいほど省エネとなっています(以下資料参考)。なお、冷蔵庫の必要容量目安は以下の数式で算出できます。例えば4人家族なら、必要容量は70L×4人+100L+70Lで、450Lということになりますが、作り置きや買い置きが生活の標準スタイルならば、500L以上のタイプがおすすめです。

・必要容積量目安算出式 (日本電気工業協会による)
70L×家族人数+常備品分(100L)+予備(70L)

設置スペースにもよりますが、2人暮らしでも料理をする場合は、400L以上を考えたほうがお得で便利といえるでしょう。

経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2015年夏版」より。ちなみに資源エネルギー庁資料「家庭の省エネ徹底ガイド」によれば、冷蔵庫の電気使用量の割合は、世帯あたりの電気使用量のうち14.2%と家電製品でトップ(「2009年度 家庭部門世帯あたり電気使用量の内訳」)。テレビは8.9%、エアコンは7.4%となっています

最新冷蔵庫メーカー別“ココがスゴい”カタログ

そこで今回は、最新冷蔵庫のトレンドを知るべく主要メーカーの最新上位モデル(500〜600Lクラス)の特徴的な機能・性能をチェック。注目は、「買い置きしにくい野菜の鮮度保持」と、“食材を眠らせて保存”“ギリギリ凍らせない保存”“真空で冷凍保存”などメーカーの技術力が光る「チルド室の進化」。省エネ性能だけでなく、進化した冷蔵庫のトレンドを比較し、自身の生活スタイルにあったモデルを探してみてください。

<ココがスゴい> 192Lの大容量冷凍室「メガフリーザー」
シャープ「プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-GT55B」

シャープ「プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-GT55B」
サイズ:685(幅)×1820(高さ)×745(奥行)mm、定格容積量:551L、冷凍室容量:192L、年間消費電力量:220kWh/年

本製品の最大の特徴は、何と言っても“買い物カゴ約5個分の食材を収納できる”という192Lの大容量冷凍室「メガフリーザー」。もちろんただ大きいだけでなく、冷凍保存中の鮮度低下の主原因である「冷凍やけ」を抑えるため、食品に直接冷気を当てずに乾燥を抑えながら冷却する「冷凍やけガード」や、通常冷凍よりさらに低温で保存するとともに、ドア開閉後に室内を急冷することで温度上昇を抑え霜付きを抑える機能などを搭載。買い置き&週末作り置き派には頼もしいモデルといえるでしょう。

なお、大物野菜が出し入れしやすい“真ん中レイアウト”の野菜室は従来どおりですが、野菜室全体の密閉性を高め、野菜に直接冷気を当てない独自の「うるおいガード」を新採用。鮮度低下につながる乾燥が抑えられ、従来機種の野菜室と比べ野菜の水分保持率が約2倍に向上し、より長く保存できるようになっています。

<ココがスゴい> マイナス温度帯の高湿冷気で凍らせず冷却
東芝「マジック大容量 GR-J560FV」

東芝「マジック大容量 GR-J560FV」
サイズ:685(幅)×1833(高さ)×699(奥行)mm、定格容積量:555L、冷凍室容量:147L、年間消費電力量:200kWh/年

東芝の冷蔵庫といえば野菜の新選保存機能が評判ですが、新モデルではさらにその機能を強化。専用の冷却器によって野菜に最適な温度と湿度の維持し、1日約20回、最適な温度の水分を送り込む「新・霧ベール野菜室」へと進化。なお、菜専用の冷却器を搭載するのは本製品のみの仕様です。

チルドルームは、食品を凍らせないマイナス温度帯の冷気を一定時間連続して供給することで、従来機種の約2倍の速さで食材を冷却可能。凍結、乾燥を避けることで、肉・魚などの鮮度とおいしさを保ちます。ちなみに、冷蔵室と野菜室は光触媒の働きで、エチレンガスを分解し除菌・脱臭も行ってくれるようになっています。また、この際に発生する二酸化炭素により肉、魚の表面酵素の働きが抑性され、生鮮食品の鮮度が保たれるそうです。冷凍せずに生鮮食品のおいしさを保つことができるのは便利。解凍にかかる手間がなく調理の“時短”につながりますね。

<ココがスゴい> 冷蔵と冷凍の中間の温度帯「−3℃」の微凍結保存で、旨い!
パナソニック「NR-F561XPV」

サイズ:685(幅)×1828(高さ)×733(奥行)mm、定格容積量:555L、冷凍室容量:114L、年間消費電力量:190kWh/年

同社製品で従来から好評の、約−3℃の微凍結状態で食品を保存する「微凍結パーシャル」に「酸化ブロック冷却」を搭載した本製品。−3℃で食品を保存することで食材の細胞を傷めにくいということに加え、一定時間内に冷気の吹き出し量を通常時の約1.3倍にして急速に冷やし込む機能を追加。さらに、庫内に食材が入るとセンサーが検知し、まず食材の表層をすばやく微凍結状態にしてくれるというハイテクっぷり。これにより、食材への酸素の侵入を防いで酸化が抑制できるようになり、従来の“約1週間鮮度キープ”から、“買った日の鮮度を、肉は約7日間、魚は約3日間そのまま維持することができる”へと進化しました。

野菜室には、湿度が適度に下がると湿気を逃がさず保湿し、湿度が上がり過ぎると過剰な湿気を放出し結露を防止する「モイスチャーコントロールフィルター(再生セルロース作用)」が搭載され、これにより、野菜の保存に最適な環境を維持するようになっています。また同社独自のイオン「ナノイー」の発生機能も装備。劣化・変色の原因となるエチレンガスの発生を抑制。果物などの表面に付いたワックスの除去も期待できるそうです。

なお、奥まで見やすく取り出しやすい“100%全開”できる「ワンダフルオープン」引き出しは継続搭載。

「パーシャル」は食品を部分的に凍らせて保存する保存方法のことで、冷蔵と冷凍の間の温度で食品を微凍結状態にし保存する機能。これにより“生鮮食品の鮮度を1週間キープできる“とのこと(画像は公式サイトより)

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<ココがスゴい> 業界初“プラチナ触媒”と野菜を眠らせる技術で鮮度キープ
日立「真空チルド Xシリーズ R-X5700F」

サイズ:685(幅)×1833(高さ)×738(奥行)mm、定格容積量:565L、冷凍室容量:146L、年間消費電力量:170kWh/年

これまでも好評の真空保存機能に、「プラチナ触媒」によって野菜を眠らせて保存する”という「スリープ保存」が加わりました。同社製品には、これまでも食材の鮮度を保つため、接触すると食材から発生するエチレンガスやニオイ成分を分解し食材の呼吸を抑制する炭酸ガスを発生する「光触媒」を採用。食材の呼吸を抑えることで食材は眠るような状態になり、鮮度や栄養素が保たれるというものです。新モデルではこの光触媒に代わり、家庭用冷凍冷蔵庫では世界初となるプラチナ触媒を採用。プラチナ触媒は、従来モデルで採用されている光触媒と比較し、炭酸ガスに反応する表面積が約30倍である点が特徴。炭酸ガスをより多く生成できるようになり、さらに高い保鮮度効果が得られるようになっています。

ちなみに、年間消費電力量が170kwh/年という高い省エネ性能も魅力。パワフル運転と省エネ運転など、異なる状況でも2つの冷凍サイクルを自動で制御する機能に、1つのバルブで5つの冷凍サイクルが切り替えられるという業界初の「マルチバルブ制御」機能が搭載されたことで、より高い省エネ性能を実現したそうです。

日立「真空チルド Xシリーズ R-X5700F」

製品発表会で展示された真空チルド保存の性能実験結果。一般的な冷蔵室で保存したものとの比較。見た目の色や形状が異なっているのがわかります

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<ココがスゴい> “おいしく保冷”だけでなく“おいしく解凍”もきる
三菱「置けるスマート大容量 WXシリーズ MR-WX61Z」

サイズ:685(幅)×1821(高さ)×738(奥行)mm、定格容積量:605L、冷凍室容量:103L、年間消費電力量:210kWh/年

氷点下(約−3〜0℃)でも独自の技術で食材を凍らせずに保存し鮮度を長持ちさせる機能に、細かい温度制御を行いながら解凍する機能を追加した「氷点下ストッカーD」が画期的な本製品。チルドで解凍するよりも、約75%もドリップ流出が抑制できるようになり、食品のおいしさを維持できるようになっています。また、−7℃で凍らせることで解凍しなくても包丁で切ることができる「切れちゃう瞬冷凍」機能も継続搭載。ホームフリージングでありがちな解凍時の失敗を防いでくれるようになっているのがうれしいですね。ちなみに、約0℃で保冷するチルドの保存期間が約2〜4日間なのに対し、「氷点下ストッカー」では約3〜7日間鮮度をキープしたままの保存が可能となっています。

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なお、独自のウレタン発泡技術と高性能の真空断熱材を採用した「薄型断熱構造 SMART CUBE」により、扉や外壁の薄型化を実現。これにより、省エネ性だけでなく、605Lという大容量ながら本体幅を“68.5センチ”とスリム化させているのも大きな魅力といえるでしょう。

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高橋美幸(編集部)

高橋美幸(編集部)

家電製品アドバイザー。家電製品を中心にレポート・レビュー記事を担当。趣味は、バイクとカメラと作業中の家電の働き具合を監視すること。特に洗濯機。

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