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安全ベスト、信号灯、三角板があるといい

備えあれば憂いなし。「車載用緊急グッズ」を再カクニン!

自動車ライターのマリオ高野です。

最近のクルマは、高輝度放電ランプ(HIDランプ)やLEDの普及などでヘッドライトが明るくなったり、ボディの各部に設けられた灯火類が充実するようになったりと、夜間の視認性が高まりました。運転を支援してくれる安全デバイスの普及も進み、夜間のドライブの安全性は高まっています。

しかし、乗員がクルマを降りてからの安全性については、昔からあまり変わっていません。

故障や事故などのトラブルが発生したとき、路上で車外に出ると、後続車との事故を引き起こしかねない危険な状態に陥ります。特に視界が悪い夜間ではその危険性が高くなるので、後続車のドライバーにいち早くこちらの存在を視認してもらうことがきわめて大事です。

そこで今回は、緊急・非常時に路上で使用するとまわりからの視認性が高まり、後続車との事故などを回避しやすくなる安全グッズをご紹介。

装着するもの、道路に置いて使うものなどがあります

装着するもの、道路に置いて使うものなどがあります

【1】後続車に存在を知らせる「安全ベスト」

このように、安全ベストなどは昼間でもさまざまな光に反射してまわりからの視認性を高めてくれます

このように、安全ベストなどは昼間でもさまざまな光に反射してまわりからの視認性を高めてくれます

夜間に遭遇する不測の事態に備え、ぜひ1着用意しておきたいのがこのベスト。
ベストのサイズは高さ約65×幅約50cmで、後続車からの視認性は抜群。炎天下の昼間でもよく目立つので、夜間に限らず路上で降車する際には着用したいものです。

身長165cmという小柄、かつ貧弱な体格の筆者にはちょっと大きいように見えますが、緊急時にはやや大きめのほうが着用しやすいでしょう。袖や首まわりがゆったりしているので、着用しながら何らかの作業をする際にはちょっとジャマになるかもしれませんが、深夜の山道や高速道路などでは、まずは目立つことが第一です。足首のタックル(高さ約10×幅45cm)も、誰もが素早く装着できるようになっているので、機能性はきわめて高いといえます。

昼間でも目立つので、高速道路などの交通量が多く、路上に立つと事故の危険性が高い場所で降車する際は昼間でも着用したほうがいいでしょう

漆黒の闇の中で、クルマのヘッドライトに照らされたときの様子。顔や胴体などの人間の体はほとんど見えませんが、ベストの部分は遠くからでもとてもよく目立ちます

電池を入れるとタスキ部分に仕込まれたLEDが点灯。反射による光だけでなく、みずからも光ることで視認性をさらに高めます

屋外で撮影するカメラマンは、よくこんな感じのベスト状のタバードの着用が義務付けられています。黄色やオレンジの蛍光色は昼間の雪上でもまわりからの視認性が高くなります

いざというときはもちろん、冬場のタイヤチェーン装着時の安全性を確保するためにも必要なので、アウトドアレジャーを楽しむ機会の多い人にも常備することをおすすめします!

【2】後続車に危険を知らせる「信号灯」

後続車に危険を知らせる手段として、日本国内で乗るクルマには標準装備することが義務付けられている発煙筒を使う手があります。もちろん、光と煙の両方で危険を知らせる発煙筒も大変効果的ですが、一般的な発煙筒は燃焼時間が5分程度と短く、これだけでは不安。標準装備の発煙筒よりも圧倒的に明るくて視認性が高く、長時間使えるコチラの緊急点滅信号灯と合わせて使えば万全です。

3灯のLEDにより赤と緑の高輝度の強烈なフラッシュ式なので、夜間なら山道などでのブラインドコーナーでも後続車に危険を察知させることができます。400m先からでも視認可能とあるうたい文句に誇張はなさそうですね。マグネット式でクルマのボディに取り付けることも可能(総アルミボディの初代NSX、外装パーツがFRP製のシボレー・コルベットなど、一部の車種では使えませんが)。防水カバー付きなので、悪天候下でも安心です。長年にわたり愛車に搭載し続けると電池切れが心配になるので、予備の電池も愛車に携帯しておきましょう。

手のひらサイズでコンパクト。単4形乾電池4本とは思えないほど、かなりパワフルに光ります

手のひらサイズでコンパクト。単4形乾電池4本とは思えないほど、かなりパワフルに光ります

至近距離でマトモに見ると目をやられるレベルで明るいので注意してください。この明るさ、緊急時に必ず何らかの役に立ちそうな予感がします

標準装備の発煙筒には使用期限があり、それが切れると使えなくなる可能性が高まり車検に通らなくなりますが、発煙筒の代用品となるのがこの非常信号灯。視認可能な距離は200mと、前に紹介したフラッシュタイプと比べれば控えめなスペックですが、実用上は十分な明るさです。個人的に、昔から愛車に搭載している緊急時の点滅機能付きLEDライト(懐中電灯のオマケ的なもの)よりも小型軽量ですが、それよりもはるかに明るいです。

これだけでも車検に通るということですが、やはり発煙筒と合わせて使うのがベターでしょう。これもマグネット付きなので、ボディパネルが鉄のクルマなら貼り付けることができます。
念のため、コチラも予備の電池も愛車に携帯しておきましょう。

標準装備の発煙筒とほぼ同じサイズ感。小さくてきゃしゃな感じですが、照度はなかなかのもの

標準装備の発煙筒とほぼ同じサイズ感。小さくて華奢な感じですが、照度はなかなかのもの

感覚的には、警察車両の回転灯をやや弱くしたような感じで光ります

ドアポケットに収めやすい固定用スポンジも付属。発煙筒などと合わせて車内に常備しましょう

ドアポケットに収めやすい固定用スポンジも付属。発煙筒などと合わせて車内に常備しましょう

【3】やむを得ず停車するときには「三角停止板」

かつては標準装備だった三角停止板。古典的な手段ですが、実際に使うと後続車のライトが当たったときの視認性の高さはかなりのもので、今もなお効果的なアイテムとして見直すべきグッズです。

また、高速道路上でやむを得ず駐停車するときは、今でも停止表示器材を車から50m以上後方に置くことが義務付けられていることを忘れないようにしましょう。携帯していなくても違反にはなりませんが、高速道路上で緊急時に駐停車する際には使用しないと罰則となります。
値段が安いうえ、劣化や電池切れなどの心配がないため、ぜひとも愛車の荷室に搭載しておきたいところです。

普段は、大きめの定規ぐらいのサイズに格納できます。荷室の片隅に入れて置くのに好都合

普段は、大きめの定規ぐらいのサイズに格納できます。荷室の片隅に入れておくのに好都合

定規のような形状から、ほぼ瞬時に三角板へと早変わり。路面に立てるためのステーも備わります

定規のような形状から、ほぼ瞬時に三角板へと早変わり。路面に立てるためのステーも備わります

光が当たらないとあまり目立ちませんが、クルマのライトなどの強めの光が当たるとよく目立つようになります

光が当たらないとあまり目立ちませんが、クルマのライトなどの強めの光が当たるとよく目立つようになります

まとめ

筆者としては、安全ベスト・いずれかの信号灯・三角板の3種類を常に愛車に搭載しておくことをおすすめします。

故障や事故などの緊急時とはいえ、路上にクルマを止めて降車するときは守るべきルールがありますので、その点はご注意ください。

免許を取る際に教わったはずですが、おさらいしておきましょう。

故障や事故などの理由でやむを得ず公道に駐停車する際には、以下の3つのポイントが法的に重要となるので、覚えておいてください。

・ハザードランプは必ず点灯させる
・発煙筒を着火させる(非常時に灯光を発する)
・高速道路で駐停車する際には三角停止板の表示が必要

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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