「チズハムふりかけ」が誕生したのは1964年(昭和39年)、今から半世紀も前のこと。東京オリンピックが開催された年です。当時、国内では海外文化への関心が高まり、特に外国の食べ物についての興味とあこがれが尽きませんでした。そこで誕生したのが、チーズとハムという洋食文化を取り入れたふりかけという訳です。発売当時の商品名は「洋風ふりかけ チズハム」となっていたことからも、“洋食文化”へのあこがれが感じられます。
当時のパッケージには、風車と女の子が全面に描かれていましたが、背景の薄ピンク色といい、オランダっぽい風景といい、今見てもほのぼのとしたオシャレ感があります。今でもチーズとハムを組み合わせて、ふりかけにするなんて、なかなか斬新ですが、当時は今以上にインパクトがあったことでしょう。
当時、大人気だった「エイトマンシール」を封入して販売したところ、大ヒット商品になりました。その後、終売しましたが、2007年、2010年に期間限定で発売。多くのファンの要望に応えて、2011年にレギュラー商品として復刻発売しました。
さて、中身はというと、芳醇なチーズと彩りのよいハムそぼろをブレンドし、さらに、ごはんとの相性を考えて、海苔、ごま、削り節、たまごをプラス。
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やっぱり基本は白飯にトッピングです |
ごはんはもちろん、トースト、パスタ、サラダなどにも相性抜群! パラリとかければ、お手軽チーズトースト風、シーザーサラダ風などにアレンジができます。この機会にぜひお試しください。
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これさえあれば、チーズとハムを乗せたトースト気分が味わえます |
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味だけではなく、彩りもよくなるので、ぜひお試しあれ! |
(回遊舎/村越克子)