この夏、ヒットの兆しを見せているレモン風味のビール“ラドラー”。元はドイツで親しまれている伝統的なビールの飲み方の1つで、若者や女性の間で特に人気だそう。そんなドイツ発祥のビールが日本でも気軽に楽しめる商品として、市販品が登場しました!
ラドラーは、簡単に言うとレモン割りビールのこと。レモンの爽やかな酸味により、ビールの苦みを抑えながらも、スッキリとしたビールならではの喉ごしが楽しめるというものです。ビールやお酒が苦手な人でも飲みやすく、大勢が集まり、乾杯をする宴会の席では重宝しそう。
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麦芽使用率25%と軽めのビール度合い。厳密には発泡酒に分類される。アルコール度数は4%とカクテルやチューハイ程度の強さだ |
そんなドイツをはじめとするヨーロッパで人気のスタイルのビールを気軽に楽しめるものとして、日本のトップ飲料メーカー・サントリーが一般消費者向けに商品化したのがこちら。発売以降、日本でも人気となっているようです。
ご多分に漏れず、筆者もさっそく飲んでみましたが、感想をひと言で表現すると「爽やか」。ビールならではの後味の苦さがかなり抑えられるため、大変飲みやすく、喉ごしのよさからもゴクゴクと一気に飲み干してしまいます。ほんのりとした甘さもあるため、カクテルのような感覚もあり、レモンやライムの皮のようなほろ苦さもあり、甘すぎず全体の味覚を引き締めてくれている感じがします。
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ビールらしい泡が立ち、見た目はビールだが、飲んでみると、レモン入り炭酸飲料の後味にほんのり苦味を感じる程度のどちらかと言うと甘いテイストのお酒だ |
10年ほど前にヨーロッパに住んでいたことのある筆者ですが、確かにラドラーのようなこうしたレモン風味のビールをよく飲んでいました。それがついに日本にも上陸したのか! と懐かしさと再会の悦びとともに、昨今の日本におけるビール文化の多様化に、個人的に感慨深いものを感じる商品だったりもします。