仕事で博多にちょくちょく行きます。博多はとにかくおいしいものが多いんです。豚骨ラーメン、もつ鍋、鶏がらのだしがきいた水炊き、ごぼうの天ぷら入りのうどん…と、庶民派グルメの街なんですね。お土産も充実していて、博多土産といえばなんといっても明太子。
いつものように、博多の駅ビルでお土産を物色している時に見つけたのが、かねふくの「いわし明太」。
かねふくといえば、明太子メーカーの老舗中の老舗。博多には、明太子を製造販売している会社がたくさんありますが、かねふくは、産地で漁獲されたスケソウダラの卵の調達から、塩漬け、明太子への加工までを一貫して自社で行っているとのこと。それだけ原料へのこだわりが強いということです。なので、いつも博多のお土産はかねふくの明太子で決まり!……と思っていたのですが、この「いわし明太」を発見してしまったのです。
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溢れんばかりの明太子がうれしい! |
「いわし明太」は、その名のとおり、いわしと明太子を組み合わせるという、ありそうでなかった発想の商品。脂ののった旬のいわしを明太子の調味液で漬け込み、さらに、いわしのお腹に明太子を詰め込んだという贅沢なものです。
食べ方はいたって簡単。まずは、冷凍のままビニール袋から出します。
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密封されています |
要は、焼けばいいのですが、かねふくでは3とおりの調理法を紹介しています。まずは、普通にグリルで焼く方法。しかしいきなりグリルの網の上にのせて焼くと、後片づけが大変になるし、いわしのお腹の中から明太子がこぼれ出るので、アルミホイルの上にのせます。この時、アルミホイルをいったんグシャグシャにしてから広げた上にのせると、くっつきにくくなります。
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グリルで約5分焼き、裏返して、さらに3〜4分。いわしの皮に焦げ目が付くくらいが、焼き加減の目安です。
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魚焼きグリルでなくても、オーブントースターでも焼けます。(その場合は焼き時間を調整してください)
2つめは、電子レンジを使う方法。グリルの時と同じように、凍った状態の「いわし明太」を、今度はクッキングシートの上にのせます。この時いわしの表面に軽く切り込みを入れておくと、破裂を防げますよ。
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下に敷いたクッキングシートで全体をふんわりと包み、耐熱皿にのせて、2尾で約4分加熱(500wの電子レンジの場合)。熱いのでやけどしないように気をつけながら、クッキングシートごと裏返して、さらに2分加熱して完成。電子レンジ調理なので、焼くというよりも蒸した感じです。ラップではなく、クッキングシートを使用するのがオススメです。
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ふっくらと蒸し上がりました! |
3つめは、フライパンで焼く方法。フライパンの場合は、「いわし明太」をあらかじめ冷凍室から冷蔵室に移して、解凍しておきます。フライパンの上にクッキングシートを敷き、その上に「いわし明太」を乗せて、フタをして、中火で2〜3分焼きます。裏返して、さらに2〜3分焼けば、できあがりです。
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肝心のお味ですが、なんじゃこれ!? って思うくらいおいしいです。香ばしいいわしの皮がやってきたかと思うと、レア状態の明太子のピリッとした辛味、そしていわしの身の甘味が絶妙にマッチして、えもいわれぬおいしさ…まさかこんなマリアージュが生まれるなんて…! 炊き立てのご飯にはもちろん、お酒のおつまみにもぴったり。一度食べたら、リピートしたくなること、間違いなしです。明太子好きならぜひ食べてみてください。
ちなみに、通販サイトには、「業務用」の大箱もあります。いわしの大きさや、明太子のむっちり具合はお土産用の箱と同じです。一度食べてとりこになったら、ぜひそちらをどうぞ。
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発泡スチロールの箱にぎゅぎゅっといわし明太が詰まっています。業務用ならではの、小分け用シール付き |