筆者が通っていた中学校では、なぜか毎年夏に1日だけ学校の体育館に全員が寝泊りするという日がありました。今となっては、何の目的でやっていたのか記憶にありませんが、唯一覚えているのは、肝試しがあったことです。それも、理科室へ行くというもの。そう、理科室には肝試しでは定番の、人体の骨格見本があったからです。暗闇で見る骨格見本は、それはそれは怖いものでした。
最近、筆者がぷらぷらするお店では、若い人たちにブームなのか、人間や動物の骨格や内臓が見えるプラモデルなどをよく見かけます。その時に発見したのが、「光る 人体骨格模型キット」。肝試しの懐かしさもあって、ついつい購入してしまいました。“光る”というのがとにかく気になります。何がどのように光るのでしょうか?
ところで、人間はどれくらいの数の骨で構成されているかご存知ですか?
年齢差や個人差はあるそうですが、おおよそ200個とのことでした。今回のキットでは、もちろんそんなにたくさんの部品を組み立てるわけではありませんのでご安心を。小学生も対象なので、ガイドブックの説明も丁寧でわかりやすくなっています。接着剤も必要なく、ゆっくり作っても1時間はかからないと思います。
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中味は部品とガイドブック。部品は柔らかめの素材ですが、部品をカットするには、はさみやニッパーを使うと作業がスムーズです |
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ブックレットになったガイドブックは、小さな子供でも作れるようにわかりやすく解説がされております |
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完成すると高さは約33cm、成人のおよそ6分の1スケールです。肩やひじ、ひざなどの関節部分は動かせるので、楽しいポーズを考えてください |
完成後は、何となくテーブルの上に置いておりますが、夜になって“光る”の意味がようやくわかりました。素材に蓄光顔料(光を吸収して暗いところで放出する性能をもった顔料)が入っているとのこと。そのため、暗闇では緑色に光っております。肝試しで見た深夜の骨格見本よりも怖いかも!? と感じた筆者でした。
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暗闇ではこんな感じに。よく見ると、怖いというよりコミカルですかね |