携帯型ゲーム機の元祖といえば、1989年に発売された「GAME BOY(ゲームボーイ)」シリーズを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実は、そんな「GAME BOY」発売からさかのぼる事7年、1982年に、光とボタンだけで操作するシンプルな機構ながら、バラエティー豊かな9種類のゲームが楽しめた「ゲームロボット九」というゲーム機が発売されております(当時の販売はタカクトイス)。筆者も所有しており、かなり遊びまくった記憶があります。今回ご紹介するのは、「ゲームロボット九」が正統に進化した最新バージョンの「ゲームロボット50」。でも、光と音とボタンで操作するシンプルさは昔のままですぞ。
「ゲームロボット50」は、2005年に「ゲームロボット九」のリメイク版としてハナヤマから発売された「ゲームロボット21」のリニューアルバージョン。収録ゲームが当時の21種類からさらに50種類にアップしております。
ゲームは、「音感ゲーム」、「記憶力ゲーム」、「判断力ゲーム」、「推理力ゲーム」、「瞬発力ゲーム」、「計算力ゲーム」、「運試しゲーム」の7つジャンルに分かれた50種類。計算をしてボタンを押したり、推理をしてボタンを押したり、ボタンを連打したりと操作方法はさまざまながら、光と音とボタンだけですべてのゲームが楽しめるようになっています。また、ゲーム終了時のスコアによって、初心者・中級者・上級者・名人の4種類のファンファーレがあります。名人のファンファーレはなかなか聞く事ができないので、ついついもう一度プレイする事に。
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分厚い本体にカラフルなボタン。当時は未来的なイメージがあったデザインも今ではレトロな感じが…。ちなみにiPhone5Sと比べるとその大きさがわかりますね |
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電源は単三形電池3本で(電池は別売です)、AC電源は使えません。裏面には遊べるゲームが表示されています |
電池を入れ本体のスイッチをオンにしたら、50種類のゲームのうち遊びたいゲームの番号をボタンで入力し、スタートボタンを押します。今回は、筆者が好きな20番「3つの宝さがし」(推理力ゲーム)をプレイしましょう。「3つの宝さがし」では、0から9までのボタンのどれかに3つの宝が隠されます。プレイヤーは隠された宝を探すために、3つのボタンを押します。押したボタンが何個当たっているかで音が変わるので、音の違いから判断し3つの宝が隠された数字を少ない回数で当てるゲームです。全部当てるとファンファーレが鳴り何回目で当てられたかが表示されます
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まずは遊びたい番号を入力します |
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スタートボタンを押せばゲームが始まります |
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3つの宝を探すのに19回もかかってしまいました |
今のゲームにはない独特の面白さがあります。記憶力、判断力、計算力も鍛えられるし、さらには指の運動にもなります。うーむ、マーベラス!
ところで、ゲームの種類は50種類と何度も書いてますが、噂ではもう1つ隠されたゲームがあるという噂。
どうしたら遊べるのかって?
筆者にはわかりません。「宝さがし」は自分でやるしかないでしょう。