普段は自炊をしている筆者ですが、お菓子作りはほとんどやったことがありません。今回ご紹介する「どうぶつラムネ工場」は、そんな素人でも気軽にラムネ作りが体験できるグッズです。おもちゃにはクッキングトイというジャンルがありまして、実際に食べられるお菓子や料理を手軽に作れて、中にはおもちゃというより調理器具なんじゃね? なんて本格派のグッズもあったりしますね。今回のグッズも、普段お菓子を作らない筆者でも「へ〜、じゃあちょっとラムネ作ってみようかな?」と思わせてくれる、なかなかいいトコをついた商品だと思います。
![]() |
タカラトミーアーツ 「どうぶつラムネ工場」。高さ20cmほどある、大きめなパッケージです。公式サイトには「おうちで生ラムネがつくれちゃう!」と書いてありました |
![]() |
セット内容はこんな感じ。クマ本体とラムネの型が2つ、ラムネを乾かすためのピックが6本 |
![]() |
クマの各部は取り外すことができて、それぞれ軽量スプーンや粉をまぜるカップなどになります |
使わない時は、ピックは頭の中に入れて、計量スプーンは手やしっぽとしてクマ本体にくっつけられるので、スッキリしまえるんですよ。
![]() |
型の底には模様があり、ラムネの表面にどうぶつの顔が現れるようになっています |
実際に説明書を読みながら、初めてのラムネ作りにチャレンジしてみました。いやぁ、1回目は全然うまくいきませんでした…。最初、粉砂糖とレモン果汁を混ぜる行程で、説明書にあるような「小さなお米がたくさんできた状態」にまったくならず、ガムペーストみたいなカタマリになってしまって…。今考えると、粉砂糖が大さじ1杯分少なかったかな…。2度目は付属の軽量スプーンで正しく分量を量って無事成功しました。お菓子って、ほんとに材料を正しく量らないとダメなんですね…。
![]() |
ラムネ12コ分の材料で、粉砂糖を付属の計量スプーンで5杯、レモン果汁を小さなスプーンで1杯。これをよく混ぜ合わせます |
![]() |
タネができたら型にたっぷり詰め、本体にセットして1つずつぎゅっと押し固めていきます |
![]() |
固まったラムネを取り出したら、ピックに乗せて1時間ほど乾かします。クマの頭に、ピックを刺す穴があいています |
タネを作るのに一番手間がかかりますが、一番大切な作業だと感じました。あと、ラムネの型に入れてプッシュするときも少しコツが必要でしたね。乾かしている写真を見ていただければわかるかと思いますが、結構ゴツゴツしてるんですよね…。もっとうまく形を作れていたら、表面はもっとなめらかで、上にどうぶつの顔ができるはずなんです。このあたり、もっとタネを詰め込んだらいいのかなぁ? プッシュも足りなかったかなぁ、と反省しております。
でもでも、作る作業はすごく楽しかったですよ! できあがったラムネもおいしかった! 口の中でほわっと崩れて消えるやわらかい食感がすごくよかった。何度かチャレンジしていたら、きっと見た目もいいものができあがるんじゃないでしょうか。どうぶつの顔がちゃんと見えたら、食紅などを使って色をつけるもいい、と説明書にはありました。
今回筆者がチャレンジしたのは、お手軽レシピで材料が少ないものでしたが、重曹やコーンスターチを使った本格的なレシピも載っていますので、ワンランク上のラムネも作れるようです。それに、オレンジジュースなど、水分にさまざまなジュースなどをくわえることで、カラフルなラムネを作ることもできるとか! 手作りラムネを気軽に楽しく、そして幅広くできるのがいいですねっ。
そんなお菓子作りを、たとえば家族で一緒にできたら楽しそうだな、とも思いました。うまく作りあげるにはちょっとしたコツがありますから、小さなお子さんと「こうしたらいいんじゃない?」などと会話をしながら、協力して作業するのがすごくいいと思います!