きのこたけのこ戦争といえば、お菓子好きでなくても一度は耳にした争いです。いまだに決着がつかず、くだらない話だと思いつつも、自分が推している側をディスられてしまうと、それはもう頭にくること山の如しなわけです。
どちらも明治のお菓子だし、好きな方を食べればいいじゃんで済まされる問題ではないのです。
パッケージです。ちゃんと「きのこの山」と「たけのこの里」のロゴが入っています
パッケージ裏面です。オセロゲームの遊び方が載っています
いくら味や食感、クッキー、ビスケットなどの良さを問うたところで、決着の見込みもないので、ここはオセロで勝負すべきってことで、出ました「きのこの山VSたけのこの里 オセロゲーム3」です。
きのこの山とたけのこの里のほぼ原寸大のコマを使って遊ぶオセロゲームです。通常のオセロでは白黒表裏一体の平らな石を使って遊びますが、このゲームはきのこの山とたけのこの里を模した石を使うので、超立体的となっています。しかもどちらも基本的にはチョコレートの茶色がメインとなるので、オセロと違って、ゲーム進行がわかりづらかったりもします。しかし、きのこの山とたけのこの里の区別がつかないような輩は、きのこたけのこ戦争に参戦すべきではなく、トッポでも食べながら普通のオセロをやっていろって感じなのでしょう。
セット内容です。きのこの石とたけのこの石は組み立てなくてはなりません
きのこの石には、緑色のシールを貼って、見た目の違いをはっきりします。きのこもたけのこもチョコの茶色が強すぎるので
こんな感じで台座に貼っていきます
笠をかぶせて完成です
今度はたけのこを作ります
台座にはめ込むだけなので、簡単です
オセロで使う場合は、きのことたけのこを接続します
すべてのきのこの土台にシールが貼れました。この作業はなかなか疲れます
きのこもたけのこも組み立て終わりました
ちなみにオセロは登録商標なので、メガハウスしか使えなかったりします。ほかのメーカーが同じルールで遊ぶゲームはリバーシとか呼ばれます。つまり、メガハウスから発売している本作品は公式ゲームってことなわけです。
せっかくなので、お菓子のほうのきのこの山とたけのこの里も買ってきました
原寸大とのことだったんですが、本当にほぼ同じサイズでした
たけのこの里です。本物よりちょっと大きめな感じです
さて、実際に遊んでみましたが、オセロと比べると遊びにくさ満点です。立体的なのでとにかく裏返すのが面倒になります。プレイしているうちに、もはやできるだけひっくり返さない場所を探してしまうほどです。まあ、普通にオセロで遊びたいなら、オリジナル版をおすすめします。でもまあ、このゲームの真骨頂はやはりきのこたけのこ戦争にいかに加担しているかどうかなので、遊びやすさを考えるのはナンセンスなんでしょうね。
さっそくオセロ開始です。中央の4マスに対角線に2つずつ石を並べます
ひっくり返すときは、石をつまみ上げます
石の上下を反転させて、盤に戻します
普通のオセロに比べて面倒です。でも、それがいいんです
きのことたけのこはそれぞれが分離することができるので、オセロ以外にはさみ将棋や四目並べで遊ぶこともできます。
見た目はすごくおもしろいので、リビングとかにおいておけば、来客との話題作りになるかもしれませんね。
ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランス・ライターに。現在は、デジタル機器を中心にWebや雑誌、Mookなどで活躍中。近著に『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。