電子取引や電子認証などがあたりまえの世の中ですが、日本では今でも「ハンコ文化」が根強く浸透しています。契約書の押印はもちろん、役所や銀行に提出する書類にもハンコが必要です。そして必ずハンコと一緒に使うものといえば朱肉ですよね。
しかしこの朱肉、ハンコを押してから乾くまで時間がかかるのが難点。書類をうちわのように振ってみたり、手のひらで風を送ってみたり、口でふーふーと吹いてみたりと、少しでも早く乾かそうとあれこれすることも……。そこで、こんなものを購入してみました。
それがこちら
筆者が購入したのは、マックス株式会社の「瞬乾朱肉 プレミオ」。印影が美しいのはあたりまえ、さらにハンコを押してから約3秒でインクが乾くというすぐれものです。筆者の場合、なぜかハンコを押すときは息をとめております。ギュッと紙に押し付けて、ハンコを離してからゆっくり深呼吸というのがいつもの押印パターン。深呼吸の時間は、3秒ほどなので、いつもどおりハンコを押せば、3秒を意識することなく印面が乾いているということに♪
しかも、インクは揮発しにくい油性顔料を使用。フタを開けたまま放置してしまうようなウッカリさんでも、インクはほとんど乾燥することがありません。
パッケージの中には本体と別に、押印マットも同梱(どうこん)されていました
筆者が購入したものは、盤面(印鑑を押し付ける面)の直径が63mm。60号というものです
インクパッドは、繰り返しの使用に耐えられるように多層構造になっているとのこと
朱肉を付けて
押印
3秒後なら印影にさわっても
印影がにじんだり、インクが指に付いたりするようなことはありません
朱肉の付きが悪くなってきたら、専用のインクを補充すれば問題なし
動画でご覧に入れましょう。左側が本品です
実際に使ってみると、特に意識しなくても3秒なんてあっという間に過ぎてしまいます。朱肉が乾く時間を待つといったことはほとんど気にせず、押印した書類を重ねても裏写りすることはありませんでした。これならスムーズな押印作業が可能になりますよ。どちらかといえば「朱肉を付けてすぐに押印しないと、印面が乾いて押印できないのでは?」ということのほうが心配になります。
公式の書類にも使えるので、印鑑と「瞬乾朱肉 プレミオ」はビジネスパーソンなら必携のグッズといえそうです。なお、筆者が購入した60号は一般的な角印なら十分に対応してくれますが、持ち歩きにはちょっと大きいです。盤面の直径が24mmの20号から、93mmの90号までラインアップも豊富なので、大きさはお好みで選べます。また、社判や角印、住所印など大きめのハンコを使う場合には盤面が105×63mmと大きい角3号もあるので、ご安心を。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。