価格.comマガジンをご覧の皆さま、初めまして。酒場ライターのパリッコと申します。
僕はその肩書きどおり、大衆酒場やお酒についての記事を専門に書いているライターです。また、家飲みや料理も大好きで、レシピを紹介するような記事もあちこちの媒体にいろいろと書かせてもらっています。
それらの記事を振り返ってみると、あることに気づきます。いやね、3年くらい前かな。とある使い勝手のいいフライパンに出会って以来、そういう系の記事、実はほぼそのフライパンで作っていたんですよね。写真を見返すと、同じ構図ばっかり。今日はその商品のご紹介というか、もはや、一方的な愛を語らせてもらいたいだけのテンションなんですが、聞いてください。
さっそく本題に入りましょう。そのフライパンというのが、和平フレイズの「メガフッカNEO」です。
こちらです
我が家の「メガフッカNEO」はこちら
我が家のものは年季が入っていてちょっと汚いので、今回撮影用に新品を用意しました。僕が愛用しているサイズは写真の、直径が20cmのものですが、2cm刻みで28cmまでのバリエーションがあります。我が家は妻子を含む3人家族で、今のところ、いちばん小さいこちらのサイズで事足りております。
で、その特徴は、ずばり説明書きにあるとおり。
ど深い!
その深さなんと約75mm。なので、茹でる、炒める、焼く、揚げる、煮る、なんでもござれ。表面には「クイックマーブル」なる、4層の特殊ふっ素樹脂加工が施されており、対摩擦試験を10万回クリアした品質とのこと。約3年、自宅用と仕事場用の2台を使い倒していますが、今のところ性能の劣化は感じていません。
横から見たところ
ね? “ど深い”ですよね? これが、割と雑に炒めものをしてしまってもあふれないし、鍋的な料理を作るのにも重宝するしで、すごく具合がいいんですよ。
さらに、両サイドが若干変形した注ぎ口状になっているのも見逃せないポイント。
上から見ると、こうです
これにより、汁物を注ぐとか、もつ肉のゆでこぼし作業をする場合なんかが、ものすごくスムーズなんです。しかも、両サイドにあるから右利き左利き両対応。すごくないですか? これ考えた人。
さてここからは、これまでに僕が「メガフッカNEO」を使って調理してきた実例をひたすら紹介していきましょう。自分でも、いくらなんでも使いすぎだろとあきれるくらいなんですが、今日だけ、その想い、爆発させてください。
たとえば、チャーハン。チャーハンって、調子にのって鍋を振っていると中身がこぼれる料理の代表格じゃないですか。ところが「メガフッカNEO」は、“ど深さ”によってその現象がほぼ起こりません。
割と雑に
がしゃがしゃやっても
きれいに仕上がるんです
それからものすごく気持ちいいのが、インスタントラーメン。
具が玉子だけの質素なインスタントラーメンを作り……
さてどんぶりに移そうという場合、通常の円錐型の鍋だと、菜箸やおたまなどを使うことになりがちですよね。ところが「メガフッカNEO」なら、注ぎ口のところからどんぶりに向かって、えいやっとラーメンを移動させるだけ。
ノーストレス!
ちなみに、冷凍ラーメンもこのとおり
余裕のサイズ感です
僕はいちばん小さい20cmサイズを使っていると書きましたが、思った以上に大きく使えます。スーパーなどでたまに出会える、驚くほどリーズナブルなズワイガニなんかを衝動買いしまして、ひとまずまるごと茹でちゃうか〜、なんて場合でもいけるんですよね。
え! 298円!?
そりゃあ小さめなカニだけど
さらにそこへ、「サッポロ一番 塩らーめん」とねぎ、玉子を加えて、即席カニラーメンを作ってみたんですが、それでもまだ余裕がある。
“ど深さ”の恩恵
サッポロ一番“ズワイガニ”塩らーめん
当然、夢のようなおいしさでした……。
そういうわけなので当然、炒めものや煮物なんかもノーストレスで作れます。
ちくわとピーマンの雑な炒めもの
鶏肉じゃが的な煮ものも
たっぷりと作れる
また、意外とでかい食材を臆せずに調理できるのも高ポイントで、たとえばローストビーフ。塊肉を買ってきてすべての面を焼き、アルミホイルに包んでしばし寝かせておけばそれだけで完成しちゃいます。
豪快に肉を焼く
屋台風のイカ焼きもこのとおり
また、重宝するのがカレーやシチューなどの煮込み料理。野菜や肉を炒めて、水を加えて煮込んで、仕上げまで、これひとつで何の問題もなく完結してしまいます。ちなみに、この20cmサイズの場合、市販のルーを半箱使うくらいの量が目安です。
玉ねぎをじっくり炒めて
そのほかの肉や野菜を加えて
さらに炒める
このとき、結構ざっくりとかき回してしまっても食材がこぼれないのは、「メガフッカNEO」の“ど深さ”のおかげ。
ルーを加えて
溶かして煮詰めれば
カレーが完成!
3人家族の我が家なら、作って2日目の、よりおいしくなったカレーまで全員でしっかり味わえるくらいの量が1度にできちゃいます。
これはタイ風カレーを作ったとき
おいしかった
これは、石狩鍋だったかな?
いや、かす汁だ!
娘の好物のひとつ、具だくさんの五目うどん
こういうものもですね、まずはたっぷり汁を作っておいて、そこへさらに冷凍うどんをぶちこんでしまうなんてことができちゃうんです。
普通のフライパンではこうはいかないぞ
さてさて、もう十分に魅力は伝わったんじゃないかなと思うのですが、さらに「メガフッカNEO」は、揚げものもいけるんですよ。
僕が揚げものを作る場合、大抵は鍋の底に1〜2cmくらいの油をひいて「揚げ焼き」スタイルでやっています。そうすると、「メガフッカNEO」なら油から鍋の上面までの距離に結構な余裕が生まれるので、普通のフライパンで作るよりも圧倒的に油はねが少ないんですよね。作り終わったあと、さっとキッチンペーパーなどで拭けば、それで後片づけが終わってしまうという。
にんにくと鷹の爪をじわじわ炒めて
揚げなすとか
新玉ねぎとしらすを加えてアヒージョ風とか
王道の天ぷらだってもちろん
見た目的にはまだまだ修行が必要ですが、ちゃんとカラッと揚がります
天ぷら作りのハードルが
ものすごく下がるんですよね
これは変わり種、ピータンの天ぷら
酒のつまみに最高です
当然ながら、フライだって気軽に作れます。
身の厚いアジがお手頃だったんで
冷蔵庫の残り野菜なんかも合わせて揚げて
アジ&野菜のフライ晩酌
また、個人的におすすめなのが、赤ウインナーのフライ。好きな酒場のひとつ「かぶら屋」の定番メニューなんですが、家で気軽にそれっぽいものが作れてしまうのが幸せすぎて……。
ウスターソースが合います
以上、出会って以来、何の不自由もなく使い続けている「メガフッカNEO」のご紹介でした。向いていない調理が思い浮かばないほど、何でも使えちゃいます。
僕が使っている20cmのサイズなら、1,000円程度とものすごくお手頃なところもうれしいポイント。フライパン、鍋……といろいろ揃えなくても、ひとり暮らしならとりあえずこの「メガフッカNEO」がひとつあれば万能なんじゃないでしょうか。気になった方はぜひ、お試しください。