野菜を薄切りするスライサーやカッター。特に海外製のものには、ユニークな商品がいろいろと存在します。今回ご紹介するのもその1つ。テレビの通販番組で紹介されていたのを見て以来、気になりまくりで購入してみました。
この商品の特徴は、「ベジッティ」=“ベジタブル”+“スパゲッティ”の名前からも推測できるとおり、野菜をスパゲッティ状にスライスできること。まるで大根の桂剥きのように薄く長く、細い麺状に剥いていけるのです。
使用方法は、野菜を本体に挿し込み、鉛筆削りのようにクルクルと回していくだけ。鉛筆同様、使用する野菜は棒状でなければ中に入らないので、ニンジンやキュウリなど縦に長い野菜を使うか、あらかじめ棒状にカットしておきましょう。
スライサーは上下両用できるタイプで、片側が3mm程度、もう片方は5mm程度のカッターが付いていて、細切りと太切りが可能です。カッターは二重ステンレス製で錆びにくく、丈夫です。
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上下両側に幅の異なるステンレスカッターを装備。細切りと太切りの2種類のスライスができる |
実際に使用してみたところ、食材によってはコツが必要でした。素材が硬いニンジンやジャガイモや、水分が多いキュウリは途中で切れやすく、あまり長くは切れません。とはいえ、サラダや付け合わせ、マリネ用のニンジンやキュウリ、ガレット用のジャガイモが包丁いらずで手早くスライスできるので、料理のレパートリーが広がります。
ちなみに、筆者が試してみた中でもっともパスタ状にしやすかったのがズッキーニ。食材の硬さや水分量がちょうどよく、クルクルと回すだけで、ズッキーニ麺がスルスルと出てきます。
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ズッキーニを挿し込み、クルクルと回すだけで細長いパスタ状のスライスが出てくる |
できあがった麺はラップをかけてレンジで軽く加熱して蒸すか、オリーブオイルを軽く絡めて炒め、ソースを絡めるだけで野菜パスタに変身。
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オリーブオイルで軽く炒めて、ソースを絡め、スパゲッティ風に |
野菜を多く食べられるのと、小麦粉でできた通常のパスタだと炭水化物やカロリーが気になる人には代替食としても最適。本体は食洗機にも対応しているのでお手入れも簡単。野菜麺を作って、気軽にヘルシーな食生活を送ってみてはいかがでしょうか。
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ニンジンやキュウリもコツさえ掴めば、麺状の野菜パスタができる |