書類をとじる文房具といえば、ホッチキスやクリップなどが定番ですよね。以前は金属製のものがあたりまえでしたが、いまでは針を使わないホッチキスや紙製のクリップも登場。さらに最近の文房具は、機能面だけでなくデザインのよさや見た目のかわいらしさも同時に求められており、商品開発のハードルがどんどん上がっているように思います。先日、マックスから「DELP (デルプ)」なる紙製のユニークなクリップが発売されました。文具大好きな筆者、さっそく購入し使い勝手を試してみました。
筆者がユニークだと感じたのは、書類を固定する仕組み。一見、書類の角に三角の紙製のクリップ(らしきもの)がついているだけなのに「どうやって紙を固定しているのだろうと?」と不思議に思っていました。タネがわかれば、きわめて単純な仕組みなのですが、これならしっかりとじられると感心。それでは、タネあかしといきましょう♪
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「書類がバラバラにならないのはなぜ?」と思っていた筆者。今思えばかなり恥ずかしいです |
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本体はこんな感じです。書類をとじる仕組みがわかりましたか? なお、カラーリングは全部で5種類です。書類の分類にも使えそうですね |
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まずは「デルプ」を書類の角に差し込みます |
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一度ひっくり返します |
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出っ張った部分を下に折ります |
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下まで折り込んで、先端を差し込めば終了 |
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キレイにまとまりました。書類15枚程度まではとじられます |
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紙製なので、書き込みもできます。ただし、表面がツルっとしているので、ペンによっては書きにくいかもしれません。なお、字が下手なのは「デルプ」のせいでも、ペンのせいでも、表面がツルっとしているせいでもありません… |
もう、仕組みはおわかりですよね。角を折って、「デルプ」で固定しているだけ。それだけのことなのですが、「デルプ」がその仕組みをうまく隠して、しっかりと書類をまとめているのがポイント。ちなみに「デルプ」は、オランダのデルタクリップ社の開発で、日本初登場とのこと。“デルタ=三角”+“クリップ”で「デルプ」というわけですね。
シンプルな仕組みと身近な素材を使いながら、ユニークな発想とデザインで使い勝手のいい商品が登場する文具の世界。これはよくできていると感心しきりの筆者でした。