金属製のホワイトボードなどに、磁石を使ってメモをはさんで固定する…オフィスや会議室はもちろん、自宅でもよく見かける光景です。メモを外す時に「片手で磁石を持って片手でメモを持つのが面倒くさい」とか、「磁石のデザインがあんまりかわいくない」とか、そんなささいな文句を言う筋合いはありませんが、「なんかもうひと工夫できないものかなぁ〜」と感じておりました。
筆者が出会ったのはシヤチハタの「どこでもスイッチ!」。2008年に発売された商品ながら、これまで筆者はその存在を知りませんでした。メモをはさんで固定する磁石に、スイッチという形状を取り入れることで、従来の製品とは異なるおもしろさと実用性を実現しております。シンプルなアイデアながら人を楽しませるギミックはなかなかのものと感心いたしました。実はこれ、シヤチハタが開催したデザインコンペで、文具部門の優秀賞を受賞した作品を商品化したものだそうですよ。
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スイッチをデザインに取り入れることで、注目度がグッとアップした感じがします |
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裏面の上下に強力なネオジウム磁石が2つ搭載されています |
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お隣は普段冷蔵庫で使っている磁石。これはこれで役立っているのですが… |
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スイッチをオンした状態でメモなどをはさみます |
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それではスイッチをオフにしてみましょう |
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スイッチをオフするとメモが外れます |
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A4用紙10枚程度までは大丈夫とのことです。28ページある取り扱い説明書で試したところ1つでは無理でしたが、2つでしっかり固定できました |
「どこでもスイッチ!」をオン・オフするパチパチ感は、本物のスイッチの感触に近く、目の前にあるとついついパチパチしたくなります。スイッチばかりが気になって、肝心のメモの内容を見落とすのではないかと、ちょっと気になった筆者でした。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。