文具大賞2016にて、デザイン部門で優秀賞を受賞した商品と聞いて購入しました。「ペンと定規が合体?」ふむ…。写真を見たかぎりでは、なるほど丸い筒のトコにペンが入ってるのかぁ、と正直そんなにインパクトはなかったんですけども、持ってみて、そして使ってみてなかなか魅力的な文具だなぁと思った次第です。
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見た目はこんな感じ。ペンのさやに定規がにょっきり出てる感じ |
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ペンはこの頭の部分をくるくる回して取り出します |
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ペン部分と定規部分に分かれたところ |
金色のつや消しっぽい色、そして硬質な手触りがとても高級感ただよいます。触り心地、けっこう好み。本体はアルミニウム製です。ペンを取り出すとき、ペンとさやがこすれる「シャーッ」という音も、なんかいいんですよね。なんて言ったらいいんでしょう、ウィスキーをそそぐときの「トクトクトク…」って音の心地よさにも近いといいますか。
それから驚いたのが書き心地です。予想以上になめらかにペンが進んで、書いていて気持ちがいいんですよ! ゲルインクの芯を使っているということですが、いやぁ、なんかよく使っているボールペンよりかなりするすると書けるのがよかったです。
筆者は左利きのため、ボールペンの種類のよってはまったく字が書けない場合もあるので…この書き味は感動的でした。それに、ペン先とその周辺が細くなっているのもいいです。今書いている場所が見えやすいので細かな書き込みもやりやすそう。
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ニードルポイントと呼ぶんだそうです。細くなっているボールペンの先端部 |
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ペン先がすべるように動くのが気持ちいい! |
というわけで、見た目でアピールされている「ペンと定規がセット」という要素は置いといても、使用感でかなり満足感の高い逸品でした。定規の部分は丈夫で機能的なペンケースと思えばいいかもしれません。このままカバンへポイッと入れても壊れることなく使えそうで、持ち運びにかなり重宝するでしょう。もちろん定規の部分もしっかり使えるものでした。定規って持ち運びが不便なので、ペンとして鞄にしのばせておけるというのは、よく使う人にはかなり助かるアイテムなのかも。ボールペンのほうも、キャップがいらないのでなくす心配なしで、お互いに補い合っている感じがしますね。
このペンインルーラー、本体カラーは筆者の購入したゴールドのほかに、シルバーとブラックがあります。お好みに合わせてどうぞ。