モノ系ライターのナックル末吉です。さて、皆さんの中で、パソコン用のモニターでPS4や先日発売されたクラシックミニ ファミリーコンピュータ(以降、ミニファミコン)をプレイしているという人はいるでしょうか。
自分の部屋にはテレビがない場合に、パソコン用のモニターでゲームがプレイできれば便利ですよね。しかし、パソコン用モニターにはスピーカーが非搭載のモデルが多く、ミニファミコンのようにHDMIで接続する機器の場合、音声を出すことができません。HDMIというコネクタは、映像と音声を1本のケーブルで伝送できる便利な規格ですが、モニター側にスピーカーが搭載されていない場合は、ちょっと困ってしまいます。
そこで今回は、そんなお悩みを解決するために、HDMIからの音声を分離して外付けスピーカーを使えるようにするアイテム「HDMIデジタルオーディオ分離器」をご紹介します。
本モデルの基本的な仕組みは、ミニファミコンのような機器からHDMIケーブルで本モデルに接続し、本モデルからの出力はHDMIをモニターへ、オーディオケーブルはスピーカーへと接続することで映像も音声も楽しめるようになるというものです。
では製品を見ていきましょう。
パッケージです。裏面を見ても日本語はいっさい書かれていません
内包物は本体とACアダプター
本体です。イメージしたよりだいぶコンパクト
本体の正面です。左から、ACアダプター、電源ランプ、HDMI(入力)、オーディオチャンネル切り替えスイッチ
背面です。左からHDMI(出力)、電源ランプ、光デジタル音声出力(S/PDIF)、アナログオーディオ出力(左右)
今回は、ミニファミコンで検証してみます。実は、発売日に購入していたのですが、なんとしてもパソコンモニターでプレイしてやろうと思い、本記事の検証を行うまで未開封で我慢していました。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
クラシックファミコンの出力はHDMIしかないので、スピーカー非搭載のモニターに接続して音声を聞く場合は、本モデルのようなオーディオ分離器が必要になります
なお本モデルには、HDMIケーブルが付属しないので別途用意する必要があります(クラシックファミコンには付属します)
さて、このパソコン用モニターに接続してみます
このように接続します。手前左がACアダプター、右がクラシックファミコンと接続したHDMI、左奥がスピーカー、右奥がモニターへ接続するHDMI
はい。無事に接続が完了し、映像も音声も出力することができました!
本モデルを使用すれば、もちろんクラシックファミコン以外のPS4やBDレコーダーなども、パソコン用モニターで音声付きで楽しめます。ぜひ一度お試しください。
スマホ、パソコン、家電などのガジェット系記事を執筆するモノ系ライター。それ以外にもハイレゾオーディオや文房具、バイク、食レポなどについても執筆するため「節操がないのが持ち味」と豪語する。