ホットプレート、フライパン、魚焼きグリルと焼き対決!!

ニオイや煙がほぼ出ない! アラジンの“0.2秒発熱”卓上調理家電「グラファイトグリラー」

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焼肉や焼き魚など、部屋に充満するニオイが気になる料理ってありますよね。そんな悩みを解消してくれるかもしれない卓上調理家電が誕生しました。「Aladdin(アラジン) グラファイトグリラー CAG-G13A」(以下、グラファイトグリラー)です。グラファイトグリラーは、「価格.comプロダクトアワード2016」の調理家電部門内のトースターカテゴリーで金賞を獲得した「Aladdin グラファイトトースター AET-GS13N」を製造する日本エー・アイ・シーが開発した製品で、トースター同様に0.2秒で発熱する熱源を搭載。どのような焼き上がりになるのか、グラファイトグリラーと既存の調理器具で“焼き対決”してみました。

構造をチェック!

「グラファイトグリラー」の大きな特徴は、調理中に発生する煙やニオイが少ないこと。一般的なホットプレートは熱した鉄板で食材を下から焼くため、食材から出た油などが加熱され続け、モクモクと煙が出る原因になっていました。これを防ぐため、グラファイトグリラーは熱源を上に配置。さらに、食材から出た油はプレートの下に落とすことで、煙やニオイのもととなる油の過熱を防ぎます。

そして、熱源となる「遠赤グラファイト」もポイント! 遠赤グラファイトはカーボンヒーターの一種ですが、スイッチを入れるとわずか0.2秒で発熱し、すばやく食材に熱を伝えます。しかも、その熱は遠赤外線の熱線によって食材を直接熱する「輻射熱」。輻射熱を利用した身近な調理方法には「炭火焼き」がありますが、グラファイトグリラーで焼いた食材も炭火で焼いたような仕上がりが望めるといいます。

上部にヒーターが搭載された、独特なフォルム。サイズは550(幅)×314(高さ)×310(奥行)mmで、少々存在感のある大きさかも

同社の暖房器具やトースターなどにも採用されている遠赤グラファイトは、鉄の10倍以上の熱伝導率を有します

同社の暖房器具やトースターなどにも採用されている遠赤グラファイトは、鉄の10倍以上の熱伝導率があります

温度調整は5段階(保温は除く)ですが、焼き物はほとんど「5」で調理します

温度調整は5段階(保温は除く)ですが、焼き物はほとんど「5」で調理します

食材を乗せるプレート(ネット)は、「クイックプレート」(左)と「ヘルシーネット」(右)の2種類が用意されています。どちらも、すき間から余分な油が落ちるのでヘルシーさもバッチリ!

なお、プレートの下には余分な油が落ちるトレイがあります。グラファイトグリラーでの調理は、必ずトレイに水を注いだ状態で行いましょう

【ROUND1】ホットプレートと焼肉対決!

卓上調理の代表といえば、焼肉! 筆者は普段ホットプレートを使っていますが、グラファイトグリラーを見た時、最初に焼肉の仕上がり具合が気になりました。そこで、グラファイトグリラー VS ホットプレートで焼き比べをしてみます。

まずは、筆者愛用のホットプレートで牛肉を焼いてみました。長年使っていて焦げ付きやすいので、プレートに薄く油を塗ってあります。30秒ほど予熱してから肉を乗せると「ジュ〜」という食欲をそそるいい音が!(下の動画参照) この音も、焼肉の醍醐味ですよね〜。しかし、そのあとには煙とともにニオイも立ち上ってきます。家の中でなければうれしい香りなのですが……。途中、何度か肉をひっくり返し、約2分で焼き上がりました。

続いては、グラファイトグリラー。肉料理に最適な「クイックプレート」で調理します。クイックプレートは使用前に30秒ほど予熱するほうがいいと取扱説明書に書かれていたので、予熱してから肉を乗せると……まさかの、無音!(下の動画参照) “焼肉の醍醐味”的には少々物足りない感じです。しばらくすると煙ではなく湯気が立ち始め、表面に少しずつ焼き色がつき始めますが、ホットプレートに比べると時間は長め。ほどよく焼き色がついたところで裏返すと、クイックプレートから熱が伝わっていたようで、肉の裏側も焼けていました。焼き上がりまでの所要時間は約5分。

ヒーターがオレンジ色に発光するので、焼け具合は少し見極めにくいです。感覚がつかめるまでは、ヒーターから外して確認するといいでしょう

水を張ったトレイには、肉から出た脂がたっぷり! 煙やニオイの原因はここに落ちるので、ニオイは本当に気になりませんでした

焼き上がった肉を食べ比べてみると、どちらもおいしかったです(笑)。しかし、じっくりと比べながら食べてみると、グラファイトグリラーで焼いた肉のほうがふっくらした食感。対するホットプレートで焼いた肉は、焦げ目がしっかりとついているので香ばしさが口に広がるものの、肉自体の味が薄いというか、少し水っぽい感じです。焼き上がりの肉を置いておいた皿にも、ホットプレートで焼いたほうの肉は水分が染み出していました。

グラファイトグリラーで焼いた肉は焦げた部分がないので、焼き色が薄く感じますが、中にはきちんと火が通っています。これまでの焼肉の印象とは別物の焼き上がりなのかもしれません。なお、写真の肉の大きさの違いは、そもそもの肉のサイズの差。焼いて縮んだわけではありません(笑)

正直なところ、焼き比べた肉にはそれほど大きな違いを感じることはありませんでしたが、試しに野菜を焼いてビックリ! 歴然とした差が出たのです。ホットプレートで焼いた野菜は火の通り具合のムラが激しかったのに対し、グラファイトグリラーで焼いた野菜は均一で、かつ、みずみずしい!

ホットプレートで焼いたカボチャは香ばしさとやわらかさがいい感じでしたが、シイタケはもう少し中を加熱したい印象。ピーマンは生に近く、パリパリです。とはいえ、どちらも焦げ色がつき始めているので、加熱しすぎると炭化して苦くなりそう

いっぽう、グラファイトグリラーでの加熱はというと……カボチャがまるで焼きイモのようにほくほくに! シイタケとピーマンには十分に火が通り、みずからの水分で蒸し焼きされたような仕上がりになっていました

【ROUND2】鉄製フライパンとステーキ対決!

焼肉対決では、あまりグラファイトグリラーの魅力を感じられなかったので(おいしかったですが)、今度は厚みのある肉……ステーキを焼いてみます。対戦相手は、フライパン! しかも、肉がおいしく焼けるという鉄製。ハードルをグッと上げて、グラファイトグリラーに挑みます。

適量の油を塗ったフライパンに肉を載せると、ホットプレート同様に「ジュ〜」というおいしい音が響き、肉の焼けるいい香りが広がります。当然ながら煙も出ますが、今回は換気扇の下での調理となるので、あまり気になりません(笑)

ひっくり返すといい焼き色がついていました。これだけでも、おいしそう。その後、2分ほど焼いたらできあがり。フライパンには、肉から出た脂が少し溜まっています

次は、グラファイトグリラーでステーキを調理。焼肉をした時同様、30秒ほど予熱したあと肉を載せて3分焼き、裏返してさらに3分加熱します。

肉を載せても音がすることはなく、無音で焼け始めます。非常に静かなので、普段の“料理している感”と比べるともの足りない……。でも、煙も出ず、ニオイもほぼしないのは調理後を考えると大きなメリットです

音もなく、ゆっくりと表面から色が変わり始めます。しかし、フライパンで焼いたステーキよりは焼き色は薄め。脂身の部分のみがキツネ色になった感じです

フライパンは肉の表面からジワジワと熱が伝わっていくため、表面がしっかり焼けていても火の通りは甘くなることも。逆に、レアな焼きは得意です。いっぽう、グラファイトグリラーは肉の中まで火が通って、ミディアムな仕上がり

味は、やはりどちらもおいしいのですが(笑)、フライパンで焼いたステーキはフライパンに脂が溜まっていたこともあり、ステーキが少し脂っこい感じでした。グラファイトグリラーは、調理中に余分な脂が落ちるため、さっぱりとした印象です。

【ROUND3】魚焼きグリルと焼き魚対決!

ここまで肉を焼いてきて、グラファイトグリラーのウリであるニオイと煙の少なさはかなり優秀。そこで、ニオイと煙が強烈な焼き魚を試してみることにしました。味も比較したいので、ガスコンロに搭載されている魚焼きグリルと対戦! 季節外れではありますが、サンマをゲットすることができたので、サンマの塩焼きで対決です。まずは、魚焼きグリルで焼いてみましょう。

サンマが長かったので、魚焼きグリルへは斜めにしないとセットできませんでした。これでは、2尾を一度に焼くのは無理そうです

筆者宅の魚焼きグリルは上火だけなので、途中で裏返さねばなりません。裏返すタイミングを窓からのぞいて確認しているのですが、内部が暗くて焼け具合がよく見えないので見極めが難しい! 結果、表面を7分、裏面を6分焼きました

次の調理はグラファイトグリラーですが、魚を焼く時は油の落ちやすい波型の「ヘルシーネット」を利用します。ヘルシーネットは、魚焼きグリルの焼き網に似ている印象。

グラファイトグリラーは十分な幅があるので、サンマを2〜3尾一度に焼くことができそうです。なお、グラファイトグリラーも、魚は途中で裏返えさねばなりません

サンマを置いて約1分、表面の脂がジウジウと小さな音を立てはじめ、同時に魚の焼けるニオイもしてきます。しかし、煙は出ていません。そして8分ほど経過すると、皮がパリッといい感じに焼けてきたので裏返し、7分ほど裏面も焼き、完成です

魚焼きグリルは直火が当たるため、少々焦げが多い印象。グラファイトグリラーで焼いたサンマには炭化している部分が少なく、焦げ色が上品な感じがします

食べてみると、グラファイトグリラーで焼いたサンマのほうが、身離れがよく、ふっくらとしていました。魚焼きグリルで焼いたサンマは少し水分が多い印象です

アレンジでいろいろな調理が楽しめる!

ここまで紹介した焼き物以外の調理にもチャレンジしてみました。最初に思いついたのは、「アヒージョ」。耐熱容器に食材を入れおけばいいので、手間はかかりません。

細長く切った食パンを並べ、トーストをアヒージョにつけながら食べようと思ったのですが、上からのヒーターが熱くて手や箸でアヒージョにつけるのはムリでした。チーズフォンデュで使うような長いフォークを用意すれば、熱々を楽しめます

次は、グラファイトグリラーの構造的に合いそうな料理をチョイス。串にさした焼き鳥を焼いてみましょう。魚を焼く時に利用するヘルシーネットは裏返すと、高さが変わり、熱源からの距離が若干遠くなります。さらに、サイドに凸凹とした形状が現れるので、そこに串を載せれば、串を持って焼き鳥をクルクルと裏返すのもやりやすい!

出来合いの焼き鳥を買ってきました。普段は電子レンジで温め直していますが、グラファイトグリラーで加熱したほうが、外がパリッ、中はふっくらで“より焼き鳥”っぽくておいしい! イチから調理ではなく、温め直しにもよさそうです

最後に試したのは、トースト。0.2秒で発熱するAladdinの調理家電といえば、やはりトースターが有名ですし、そのトースターと同じ遠赤グラファイトヒーターを搭載しているなら、グラファイトグリラーでもおいしく焼けるのでは? と思ったのです。

1分ほどで、こんがり! 裏返す手間はありますが、焼くのに計2分かかっていません。素早く焼けるからか、トーストも中がしっとりしています。表面のカリッとした感じが最高!

後片付けも簡単でめんどうさはナシ!

後片付けはとても簡単です。水の入ったトレイを外し、クイックプレートやヘルシーネットと一緒に洗うだけ。クイックプレートはフッ素加工が施してあるので、汚れは簡単に落とせます。ヘルシーネットはステンレスワイヤーが太くしっかりしているため、スポンジでゴシゴシ洗ってもたわみませんでした。

トレイは上に浮かせるだけで簡単に取り外しできます

トレイは上に浮かせるだけで簡単に取り外しできます

がっつり肉を焼いたクイックプレートですが、裏表ともにフッ素加工されているので、焦げ付きなども落としやすくて◎

まとめ

今回、さまざまな食材を調理しましたが、どれも非常においしくいただけました。作った料理の量もあったので家族総出で試食したのですが、とくに子どもたちが大喜び。普段小食な小学4年生の長男は「これなら、いくらでも食べられる!」と大満足。5歳の長女は「電子レンジとコレを取り換えちゃえばいいんじゃないの?」と、もらう気満々でした(笑)。筆者的には、グリル野菜が衝撃的でしたね。ただ野菜を焼いただけなのに、表面がパリッと、中はふっくらと焼き上がるので、炭火焼きBBQを楽しんでいるかのようでした。

筆者のイチオシは、ポテトとプチトマトのグリル。ポテトは厚切りフレンチフライのようにまわりがカリッ、中がしっとり。プチトマトは甘みが増し、芳醇な香りが口に広がりました

このように、味に関しては文句なしなのですが、卓上調理で多くの人が思い浮かべるホットプレートと焼けるスピードを比較すると、グラファイトグリラーは焼き上がるまでに時間がかかります。遠赤グラファイトでプレートが熱されてくるので徐々に焼ける速さはアップしていくものの、それでもホットプレート並みとはいきません。ホットプレートに慣れているため、どうしても焼き色(焦げ)がつくまで待ってしまいますが、焼き色は薄くてもグラファイトグリラーの場合、火は十分通っています。焼肉で使用する薄い肉なら、裏返さなくても十分でした(焼肉の後半時)。「焼き色がついていない=焼けていない」ではないので、グラファイトグリラー特有の焼き加減に慣れるまでは見極めが少し難しいかもしれません。

ただ、本当にニオイや煙は驚くほど出ません。プレートに油が残らないので油飛びもほぼなく、テーブルや部屋に付着する油やニオイが気になる人にはうってつけ! 収納サイズは少々大きめですが、それを差し引いてもメリットは十分にある、そんな印象でした。

収納サイズは550(幅)×430(高さ)×242(奥行)mm。収納バッグも付属します

収納サイズは550(幅)×430(高さ)×242(奥行)mm。収納バッグも付属します

牛島義之

牛島義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経てフリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行などレジャー関連を中心に執筆している。

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2017.7.27 更新
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