カフェに行くのも心理的ハードルが高い昨今、自宅でおいしいコーヒーを楽しめたらうれしいですよね。
最近はインスタントでもおいしいものがありますが、やはり豆から淹れたコーヒーは別格!
自宅でおいしいコーヒーを楽しむためのアイテムといえば、コーヒーメーカーが定番
ただ、コーヒーメーカーって大きめなものが多くて、ひとり暮らしの自宅に導入するには大げさすぎ。
もちろん、自分で淹れるという方法もありますが……
ハンドドリップだったらコンパクトな道具で済みますが、面倒くさいし、うまく淹れるには技術が必要です。
そんな「ひとり暮らしでも、簡単に本格的なコーヒーが飲みたい!」という需要にピッタリの、カップ1杯用のコーヒーメーカーがありました。
「oceanrich自動ドリップ・コーヒーメーカー UQ-CR8200RD」です
このようにカップの上に乗せて使用する、まさにひとり専用のドリッパーなんです
まさに手のひらサイズで、重さはわずか245g。電源は単4形アルカリ乾電池 2本(別売)なので、持ち運びにも便利です。
使い方は、下にコーヒー粉、上にお湯を入れて、ボタンを押すだけ。
もちろん、お店で挽いてもらったコーヒー粉を使ってもいいんですが、やはりその都度、豆を挽いたほうが本格度がアップしますよね。
……というわけで、このドリッパーとセットで使えるコーヒーミルもあるんです。
「oceanrich 自動コーヒーミル G1 UQ-ORG1BL」。こちらはUSB充電式
このミル単体で使う場合は、下の容器に挽いた粉が落ちてくるわけですが
こんなふうに、ドリッパーの下部分(フィルター部分)と合体させて使うこともできるんです
それじゃさっそく、この2アイテムを使ってコーヒーを淹れてみましょう。
まずはコーヒーミルの上部をパカッと分解して
1杯分、10gの豆を投入(最大20gまで)
ここを回して、粉の粗さを5段階に調節することができます
あとはボタンを押して、しばらく放置するだけ(青いライトは充電の残量です)
豆の量、粉の粗さの設定にもよりますが、2分半程度で挽き終わります。
できましたー!
早くも、ふんわりとコーヒーの香りが漂ってきます。
続いてドリッパーを組み立てて、カップの上に乗せてスイッチオン!
上部のガラス容器(給湯サーバー)が回転し始めました
で、ここにお湯(150ml)を注ぐと……
2つの穴から、ポタポタとお湯が落ちていきます
給湯サーバーがゆっくり回転することで、コーヒー粉全体に「の」の字を描くようにポタポタとお湯が注がれ、絶妙なハンドドリップのテクニックを再現してくれるというわけです。
2分程度で完成!
うん、おいしい! ウチでこのレベルのコーヒーを飲めたら十分だわ
豆を挽くところから始めて、トータル5分程度で本格コーヒーを飲むことができました。
コーヒーメーカーといえば、使い終わった後の掃除が面倒くさいものですが、このひとり用コーヒーメーカーセットの洗い物はコレだけ!
しかも、コーヒーミルの刃パーツがモーターとは別体になっているので、ザーッと水洗いできるのもうれしい。淹れるのから後片付けまで楽ちん!
ドリッパーのフィルターも、交換不要のステンレスフィルターなので、洗って乾かしておけば何度でも使えます。
あくまで“コーヒーカップ1杯”専用のコーヒーメーカーなので、友達などが遊びに来て2杯淹れる必要がある場合には、同じことを二度繰り返さなきゃなりませんが……。そこは仕方のないところでしょう。
コーヒーカップに乗せて使うというのが画期的な、世界最小クラスの自動ドリップ・コーヒーメーカー。結構よかったです!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。