みなさん、トースターって持ってますか?
最近は高級なオーブントースターがブームになっていますが、キッチンが狭いと、電子レンジとオーブントースターの両方を置くのはスペース的に厳しいものがあり、諦めていました。
今は電子レンジに付いているトースター機能で食パンを焼いています。まあ、十分使い物になりますからね
やはりちゃんとしたトースターで焼いたほうがおいしく焼けるのでは……という気持ちもありますが、そうは言っても置くスペースがないし……。
そんな悩みに応えてくれそうなトースターがありました。
山善の「高速スリムトースター」です
名前の通り、厚さ約11.5cmとなかなかのスリムサイズ!
これならちょっとしたスキマに収納できそうです(使用するときは周りに空間のある場所に設置する必要があります)
電源コードを本体底に巻き付けて収納できるのも便利ポイント
オーブン式のトースターではなく、昔ながらのポップアップ式ですね。とはいえ、普通のポップアップトースターもそこそこの大きさがあるイメージですが、この「高速スリムトースター」がどうしてこんなにスリムにできたのかというと……。
横に2枚並べて焼くようになっているから!
これはコロンブスの卵!
その分「幅」が広くなってますが、「厚さ」よりは気にならないんじゃないでしょうか
使い方も簡単! まずは食パンを設置して……
ダイヤルで焼き加減を調節
あとはレバーをガチョンと下げれば……
設定した焼き加減になったら食パンがボヨーンと飛び出してきます。懐かしい!
さて、「高速スリムトースター」の特徴は「スリム」なだけではありません。「高速」で食パンを焼き上げられるのもポイント!
比較のために、まずはいつも通り4枚切りの食パンを焼いてみます。あくまで電子レンジのトースター機能なので、比べるのはかわいそうな気もしますが……
約7分で焼き上がり! 結構かかりますね
いっぽう「高速スリムトースター」は?
標準的な焼き加減である「3」にダイヤルを合わせて焼いてみると
なんと約90秒で焼き上がり!
早ッ!
強力なヒーターが使われているのはもちろんですが、ヒーターとパンがごく近い距離で焼けるというポップアップ式トースターの特徴が生きているようです。
しかも「早く焼ける」メリットは、単に早く食べられるということだけではないんですよね。
外側のカリカリ具合は似たようなものですが、中のフワフワ感は「高速スリムトースター」のほうが上!
どういうことかというと、高温・短時間で焼くことでパン内部の水分をキープしたまま焼き上げることができるようです。
どのくらい水分が減っているのか、重さを比べてみると……。
「高速スリムトースター」は約5%減
「電子レンジのトースター機能」は約20%減
思った以上に水分の減り方に違いがあります。そりゃあ食感にも影響あるわという結果が出ました。
今や、食パン以外にもいろいろと焼けるオーブントースターが主流ではありますが、ポップアップ式トースターも根強い人気を誇る理由はここにあります。
ちなみに、焼き時間の設定はこのようになっていますが……
連続して焼いてみたところ、同じ「3」設定でも約30秒で焼き上がり!
ヒーターがコンピューター制御されているため、同じ焼き加減でも、ヒーターがすでに温まっている2回目以降はさらに高速で焼き上がるんですよね。トーストを3枚以上焼く必要のある大家族でも助かります!
ところで、ここまで4枚切りの食パンを焼いてきましたが、6枚切りの食パンを「3」(約90秒)設定で焼いてみると……。
あら、全然焼けてない?
薄い食パンのほうが早く焼けそうなイメージがありますが、このトースターでは厚いほうが早く焼けます。おそらくヒーターとの距離の問題なんでしょう。
6枚切りの場合は4枚切りよりも1段階長めの設定で焼くなど、パンに応じて設定を調節する必要はありそうです(室温など設置環境にも影響されるので、実際に使ってみながら調節してください)。
普通にパンを焼く以外にもこんな機能が付いています
「あたため直し」ボタンは、冷めてしまったトーストを温め直したり、焼きが足りなかったりするときに追加で焼くモード。ダイヤルの設定は関係なく、30秒程度追加で焼いてくれます。
「冷凍パン」ボタンは名前の通り、冷凍したパンを焼くモード。
カチカチに凍った食パンを入れると
自動的に焼き時間を調節して、ちょうどいい感じに焼き上げてくれるんです
トースターの形的に、ピザトーストなどの具材を乗せたパンを焼くことができないのは残念ですが、普通のトーストを早く、おいしく焼くのにはメチャクチャ活躍してくれそうです。
食パンをおいしく焼くためにオーブントースターが欲しいけど、スペース的に置けない……という方は、こんなスリムなポップアップトースターも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?