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デロンギの全自動エスプレッソマシンが売れ続ける理由とは?

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2013年10月15日の発売以来、ロングセラーとなっているコーヒーメーカーがある。デロンギの全自動エスプレッソマシン「マグニフィカS ECAM23120B」だ。最安値でも74,000円(2014年11月13日時点)という価格帯でありながら、発売から1年以上が経過した今なお、価格.comの「コーヒーメーカー」カテゴリーの売れ筋ランキングで4位(2014年11月13日時点)をキープし、満足度の高いクチコミが続々と集まっている人気製品だ。今回、価格.comスタッフが実際にマグニフィカS ECAM23120Bを使用し、クチコミの内容を検証。ロングセラーの秘密を探ってみた。

ロングセラーとなっている全自動エスプレッソマシン、マグニフィカS ECAM23120B。発売から1年以上が経った現在もランキング上位を維持し、多くのユーザーから注目を集めている

ボディカラーはブラック。キッチンで、ほかの家電製品と並べても違和感のないスタイリッシュなデザインだ。本体サイズは238(幅)×350(高さ)×430(奥行)mm、重量は9kgとなっている

オペレーションは「押す」「回す」だけ! 簡単操作がユーザーから好評

マグニフィカS ECAM23120Bは、好みのコーヒー豆を用意するだけで、豆挽きから抽出まで、本格的なエスプレッソやレギュラーコーヒー、カフェラテ、カプチーノがこれ1台で簡単に楽しめるという手軽さが人気を呼んでいる。さらに、豆挽きから抽出まで行う本格派でありながら、ボタンひとつで操作できる操作性も好評で、価格.comでは多くのユーザーから注目を集めている。

価格.comユーザーの声(※クチコミやユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています)
・この商品を買ったのは「豆から挽ける」から。豆の種類や焙煎レベルなど、コーヒーの深さがわかり、大人の趣味を見つけた感じです。
・今までと同じコーヒーとは思えないほど、風味よく、おいしくできるのでおすすめできます。
・エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテが家庭で手軽に飲めるという点はすばらしい。
・コーヒーを入れるのもボタンひとつでできるため、簡単においしいコーヒーがいただけます。
・湯温、豆の量、挽き具合を調整できてよいと思います。

では実際に、エスプレッソから作ってみよう。はじめに、コーヒー豆と水をセットした後、本体前面にある豆量調整ノブを回して、コーヒー豆の量を選択。次に、コーヒーの量を、作りたいメニューに合わせて4つのボタンから選んで押すだけと、とても簡単だ。これら一連の操作を体験してみると、コーヒーの量や濃さの調整は「ノブを回す」「ボタンを押す」というオペレーションのみで行えるため、ほとんど迷わない。クチコミにも書かれていた通り、「誰でも簡単に操作できる操作性」という点は、ほぼ間違いないだろう。

マシン上部の豆ホッパーのフタを外して、コーヒー豆をそのまま入れた

マシン上部の豆ホッパーのフタを外して、コーヒー豆をそのまま入れた

デロンギの全自動エスプレッソマシンに搭載されているグラインダーは擦熱が発生しにくく、均一に挽けるため、アロマ成分を逃さず抽出できる

マグニフィカS ECAM23120Bは、本体前面のコントロールパネルを使って操作する。豆量調整ノブを回して、コーヒー豆の量を選択した後、作りたいメニューに合わせて4つの抽出ボタンから選んで1つ押すと、エスプレッソの抽出が始まる。アイコンを使ったわかりやすいインターフェイスのため、多くのユーザーが「簡単」「手軽」と感じるのも、うなずける

マグニフィカS ECAM23120Bで、エスプレッソを抽出した

マグニフィカS ECAM23120Bで、エスプレッソを抽出した

試飲してみると、コーヒー豆のうま味が凝縮されていることがよくわかり、香ばしいコーヒーの香りや濃厚な味を楽しむことができた。風味のよいエスプレッソが簡単に仕上がるという点も、クチコミにある通りだ

続いて、カフェラテとカプチーノを作ってみよう。そもそも両者は、フォームミルクの仕上げ方によって、呼び名が区別されているのをご存知だろうか。具体的には、エスプレッソにフロスミルク(泡立て牛乳)を加えたものがカプチーノ、スチームミルク(温めた牛乳)を加えたものがカフェラテと呼ばれている。つまり、ミルクを「泡立てる」または「温める」という仕上げの違いによって、カプチーノとカフェラテという呼び名が変わってくるのだ。

マグニフィカS ECAM23120Bでは、このミルクの「泡立て」「温め」という2つの設定も簡単に行える。本体にあるフロス調整つまみを「CAPPUCCINO」側(下側)にすれば「泡立て」、「HOT MILK」側(上側)にすれば「温め」に設定可能だ。このような簡単な設定で、カプチーノとカフェラテに使うフォームミルクの仕上がりを変えられるため、とてもわかりやすかった。

本体正面にあるフロス調整つまみ。カフェオレを作るときは「HOT MILK」側(上側)にして「温め」、カプチーノを作るときは「CAPPUCCINO」側(下側)にして「泡立て」を設定する

操作は、つまみを上下にカチッと切り替えるだけだ

操作は、つまみを上下にカチッと切り替えるだけだ

ミルクジャグにミルクを入れて泡立てた後、エスプレッソに注いでカプチーノを作ってみた

ミルクジャグにミルクを入れて泡立てた後、エスプレッソに注いでカプチーノを作ってみた

取扱説明書によれば、カプチーノを作る場合は、フロッサーの先がミルクに浸かる程度まで、カフェラテを作る場合は、フロッサーの先を2〜3cmミルクに差し込んで温めるのがコツとのことだ

レギュラーコーヒーもおまかせ。飽きることなく、コーヒーの世界を楽しめる

マグニフィカS ECAM23120Bは、カフェ・ジャポーネ機能によって、エスプレッソマシンなのに、日本人になじみの深いドリップ風レギュラーコーヒーを淹れられる点もユニークだ。本格的なエスプレッソやカフェラテ、カプチーノに加えて、ドリップ風レギュラーコーヒーまで楽しめるため、おトク感がとてもある。これならば、ドリップ式マシンでレギュラーコーヒーを楽しんでいたユーザーも、安心してマグニフィカS ECAM23120Bに乗り換えられるのではないだろうか。実際にクチコミを見てみると、このカフェ・ジャポーネ機能が購入の決め手となったケースも見受けられた。

価格.comユーザーの声(※クチコミやユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています)
・エスプレッソ、ルンゴ(エスプレッソ方式で水量が多いタイプ)、カフェ・ジャポーネというように、シーンによって変えられるため飽きません。
・カフェジャポネーゼが気に入って購入しましたが、おいしいコーヒーが飲めます。
・実際に飲んでみて、ルンゴとカフェ・ジャポーネはかなり味が違う。カフェ・ジャポーネのほうがおいしく、購入後も5割はカフェ・ジャポーネを飲んでいます。

レギュラーコーヒーは、カフェ・ジャポーネの専用ボタンを押すだけで、簡単に淹れられる。実際に試飲してみると、コーヒーのうま味やコク、苦味などを豊かに感じることができ、とてもおいしく感じた

通常のドリップ式マシンでは得られないような、本格的なレギュラーコーヒーの味わいを楽しめることだろう。クチコミにあった「購入後も5割はカフェ・ジャポーネを飲んでいる」という感想にも納得だ

ちなみに、ほかの全自動エスプレッソマシンも「ロングコーヒー」メニューを選ぶことでレギュラーサイズのコーヒーを飲むことができるが、カフェジャポーネ機能は、蒸らし機能を搭載したことで、手淹れしたような、よりドリップの味に近いコーヒーを楽しめる。ECAM23120B以外にも、デロンギの全自動エスプレッソマシンでは、CAM23420SBがカフェ・ジャポーネ機能に対応しているという。

お手入れ簡単だから、分解・洗浄もストレスフリー

最後にメンテナンス面を見てみよう。エスプレッソマシンを購入する際のポイントとして絶対に見逃せないのが、メンテナンスのしやすさだ。毎日使うエスプレッソマシンだからこそ、頻繁に使用するコーヒー豆のカス掃除や給水タンクの手入れは簡単に済ませたいもの。マグニフィカS ECAM23120Bへのクチコミを見ると、メンテナンスが容易な点についても、高い評価が書き込まれていた。

価格.comユーザーの声(※クチコミやユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています)
・給水タンクは、前面から取り出しが簡単。使い終わったコーヒー豆のカス取り出しや、水滴受けの洗浄なども使いやすいです。
・日常の手入れは、水を補給してコーヒー豆のカスを捨て、フロッサーノズルを洗うのみです。
・電源を入れると洗浄するので、目詰まりも少ないと思います。
・片付けや準備が簡単。準備だとインスタントコーヒーより楽です。

実際に分解してみると、説明書を見なくてもわかるほどシンプルな構造となっている点に驚いた。本体底面のトレイは簡単に引き出せるし、カス受けや銀色のカップ受け、水滴受けなどの各パーツも簡単に分解できる。もちろん、組み立ても迷うことがない。さらに、本体側面の給水タンクも、手前に引くだけでスムーズに取り出せて、周囲に水が飛び散らなかった。「インスタントコーヒーより楽」というクチコミが書き込まれていたが、どうやらこれは間違いではなさそうだ。

本体底面のトレイは、手前に引っ張るだけで簡単に取り外せる

本体底面のトレイは、手前に引っ張るだけで簡単に取り外せる

さらに、フロッサーやスチームノズル、カス受け、水滴受け、給水タンクなども分解したが、各パーツがシンプルな作りとなっているため、洗浄した後もすばやく組み立てることができた

カス受けに溜まったコーヒー豆のカスを取り出してみた。カスは、1つずつ円形に固まっているため、周囲に飛び散らず、まとめてゴミ箱に捨てられる。毎日使うエスプレッソマシンだからこそ、このような細かい仕様もポイントと言えるだろう

まとめ

マグニフィカS ECAM23120Bがロングセラーである理由は何か。今回の検証を通じて、価格.comユーザーが評価していた「エスプレッソやカフェラテ、カプチーノがこれ1台で楽しめるという手軽さ」「オペレーションの簡単さ」「レギュラーコーヒーを淹れられるカフェ・ジャポーネ機能」「メンテナンスのしやすさ」というポイントが決め手になっていると感じた。

マグニフィカS ECAM23120Bは、これまでドリップ式コーヒーメーカーやコンビニコーヒーなどに満足できなかったユーザーにとって、最適な選択肢となることは間違いないだろう。クチコミを見ると、「自宅で仕事をしていて毎日よくコーヒー飲むため、インスタントコーヒーを我慢して飲んでいたが、現在はいつでもおいしいコーヒーが飲めるためうれしい」「仕事場でコーヒーを飲むのに、長いことドリップ式のコーヒーメーカーを使用していたが、ドリップ時間や洗い物などに我慢していたことも多かった。今回思い切って購入し、仕事の合間に1日4〜5杯を飲んでいる」など、マグニフィカS ECAM23120Bで淹れたコーヒーを通じて、「ワンランク上の時間」を過ごしている傾向も強いようだ。

さらに、本格的なエスプレッソやカフェラテ、カプチーノ、レギュラーコーヒーを、これ1台で楽しめる本格派のマシンでありながら、全自動エスプレッソマシンの中でも最安値74,000円(2014年11月13日時点)という比較的手に届きやすい価格も魅力的だ。冬のボーナスが迫っている中、今年の年末年始は、マグニフィカS ECAM23120Bで「プチ贅沢」を味わってみるのもいいかもしれない。

【関連リンク】
《2018年》全自動もミル付きも!タイプ別のおすすめコーヒーメーカー12選

松田真理(編集部)
Writer / Editor
松田真理(編集部)
編集プロダクションで一般誌から専門誌、広報誌からWebコンテンツまで、さまざまな媒体で経験を積み、2014年にカカクコム入社。パソコン製品からデジタル製品全般まで、幅広いジャンルの情報発信に携わっています。読み方は、まつだ・しんり。
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