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最新モデルでも3〜4割の値下がり! 今が狙い目! 冷蔵庫、春の買い時到来!

新生活需要期を迎えても、販売価格が下がっている冷蔵庫

日立「真空チルド R-K320FV」

日立「真空チルド R-K320FV」

3月も終盤にさしかかり、新たな場所での新生活スタートのため、家電製品を買いそろえているという方も多いことだろう。家電業界にとってもこの時期は、冷蔵庫や洗濯機などの生活必需家電を中心に需要が増大する「売り時」となる。通常であれば、需要の高まりとともに店頭在庫が薄くなり、結果として店頭での販売価格が若干上がるところだが、今シーズンに関して見ると、必ずしもそのようにはなっておらず、むしろここへ来て大幅に値下がりしている製品もちらほら見受けられるほどだ。特に、冷蔵庫に関して、その傾向が著しい。

図1:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーのアクセス数推移(過去2年)

図1:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーのアクセス数推移(過去2年)

図1は「価格.comトレンドサーチ」で見た、過去2年間における、価格.com「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーのアクセス数推移だ。これを見ると、冷蔵庫に対する需要は年々増してきていることがわかる。とはいえ、これは冷蔵庫に対する市場全体の需要の増大というよりも、これまでネット通販には向かないと思われてきた冷蔵庫が、全国的な配送・設置サービスの拡充などによって、徐々にネット通販で購入されるようになってきたことの現れだと見たほうがいいだろう。しかし、それを差し引いても、冷蔵庫カテゴリーのアクセスは比較的安定しており、苦戦が強いられているカテゴリーの多い家電製品の中では、かなり健闘していると言っていい状況にある。

図2:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーの主要5メーカーのアクセス数推移(過去2年)

図2:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーの主要5メーカーのアクセス数推移(過去2年)

図2は、「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーにおける主要5メーカーのアクセス数推移を示したものだ。これを見ると、トップのパナソニックの人気が頭ひとつ抜け出しており、2位グループとして、三菱電機、日立、東芝、シャープが続くという展開になっている。特に今シーズンについては、パナソニックの人気がさらに伸びているいっぽうで、2位グループに関しては、三菱電機がそこそこ伸ばしている以外は、やや盛り上がりに欠ける展開となっている。

図3:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーにおける売れ筋ランキング上位5製品のランキング推移(過去3か月)

図3:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーにおける売れ筋ランキング上位5製品のランキング推移(過去3か月)

図4:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーにおける売れ筋ランキング上位5製品の最安価格推移(過去3か月)

図4:「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーにおける売れ筋ランキング上位5製品の最安価格推移(過去3か月)

図3、図4は、「冷蔵庫・冷凍庫」カテゴリーにおける売れ筋ランキング上位5製品のランキング推移と最安価格推移を示したものだ。売れ筋ランキング推移を見ると、5製品中で唯一、日立「真空チルド R-K320FV」のみが、ここ1か月ほどで急激に順位を上げていることがわかる。最安価格推移を見ると、同製品の価格.comがここ1か月ほどで大きく変動している様子もわかるだろう。そこで、日立「真空チルド R-K320FV」の最安価格をさらに詳細に見てみたのが、図5となる。

図5:日立「真空チルド R-K320FV」の最安価格推移(過去3か月)

図5:日立「真空チルド R-K320FV」の最安価格推移(過去3か月)

図5を見ると、3か月前の2015年12月24日時点では、96,991円だった最安価格が、2016年3月22日時点では71,940円まで下がっている。実に3か月で約25%もの大幅価格下落ということになる。この大幅な価格下落は3月に入ってから起こったかなり急なものだということもわかるだろう。これだけ見ると、一部の激安ショップの一時的なスポット商材かとも思えるが、実際の販売店舗の顔ぶれを見ると、最安価格をつけている上位にはずらっと大型量販店の名前が並んでいる。本製品は、約1年前に発売された製品ではあるが、いまだに現行のカタログモデルであり、型落ちモデルではない。でありながら、ここまで大手量販店を中心に販売価格が下がっているのは、一種の在庫調整的な意味合いが強いものと思われる。ちなみに1年前の本製品の発売時の最安価格は、119.833円で、ほぼ40%安ということになる。

このように、需要期にもかかわらず、大きく価格を下げる製品が多く見られるのが、今春の冷蔵庫市場の特徴と言える。

新モデルでも半年で3〜4割近い値下がり。購入するなら今が狙い目

上記の日立「真空チルド R-K320FV」の場合は、発売から1年経った製品ということで、大幅な値下がりもさほど珍しくないが、実は、2015年秋に発売された新モデル(現行モデル)でも、発売時から大幅に値下がりしている例は珍しくない。

図6:パナソニックの人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図6:パナソニックの人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図7:三菱電機の人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図7:三菱電機の人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図6、図7は、今シーズン堅調な人気を保っている、パナソニックと三菱電機製の冷蔵庫5製品(2015年秋モデル)の最安価格推移を示したもの。これを見ると、パナソニックでは、約25〜31万円の製品が約15〜25万円まで、三菱電機では、約27〜33万円の製品が約19〜22万円まで値下がりしていることがわかる。下落率で言うと、パナソニックが約20〜40%、三菱電機が約30〜35%程度で、新モデルでも3〜4割引きで購入可能となっている。

図8:日立の人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図8:日立の人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図9:東芝の人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

図9:東芝の人気モデル5製品の最安価格推移(過去6か月)

次に、今シーズンやや盛り上がりに欠ける日立製と東芝製の冷蔵庫5製品(2015年秋モデル。「R-K320FV」除く)の最安価格推移を見てみよう(図8、図9)。まず日立だが、約28〜36万円の製品が約18〜22万円まで値下がりしており、約35〜40%の下落率。東芝は約27〜40万円の製品が約19〜26万円まで値下がりしており、約30〜35%の下落率となっている。全体的に、どのメーカーの製品も約半年で30〜40%程度の値下がりを示しているが、やや日立の製品の値下がり率が高めだ。なお、なかには半額近い値下がりをしているモデルもある。

というわけで、現在、新生活スタートにあわせて大型家電製品の買い換えを考えているのであれば、冷蔵庫は比較的買い時と言っていい状況にある。2年前の2014年4月には消費税が5%から8%へアップしたこともあって、その前の駆け込み需要による一部製品の高騰が見られたが、その後大幅に冷蔵庫の在庫が余って、在庫処分の価格下落を招いた。その後、各メーカーとも生産調整を行い、比較的安定した状態にあると思われる冷蔵庫であるが、この価格推移を見ている限り、春の需要期の売れ行きはさほど好調とは言えないようである。今購入しても十分安く買えるが、4月以降一層の価格下落も考えられるので、これからの4〜5月くらいの時期は、価格動向をよくウオッチしておくことをおすすめしたい。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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