レビュー
保存性も高くなり、旨みも凝縮されるドライフードを楽しもう

自家製ビーフジャーキーも作れる「フードドライヤー」に夢中!


野菜や果物を乾燥させたドライフードは生の状態よりも保存性が高くなるだけでなく、旨みが濃縮されてぐっと味わいが増すのが特徴。作り方を端的に言ってしまうと、干せばいいだけなので自家製ドライフードを楽しんでいる人もいるでしょう。筆者もやってみたいのですが、天日干しは天候や大気汚染の影響が気になります。そこで、室内で作れるドライフードメーカー「フードドライヤー」を使ってみることにしました!

構造をチェック!

フードドライヤーの構造はいたってシンプル。本体下部にある吹き出し口から温風を放出し、その上に重ねたトレイに置かれた食材を乾燥させます。天日干しとの大きな差は、温風の温度(40〜70℃)と運転時間(4〜16時間)を設定できること。食材の種類にあわせて調整できるだけでなく、好みの食感にも仕上げやすそうですね。ちなみに、長期保存の場合には高温にし、栄養素を保持したいなら低温で乾燥させるといいそう。なお、消費電力は350Wなので、12時間使用すると電気代は約113円になります(1kWhあたりの電力量料金は27円で算出)。

温風の出る本体の上に6段あるトレイを置き、フタをして使用します。サイズは350(幅)×200(高さ)×350(奥行)mm

40〜70℃で設定できる温風の温度は、10℃単位で変更可能

40〜70℃で設定できる温風の温度は、10℃単位で変更可能

食材を並べるトレイは格子状になっているので、積み上げても温風がまんべんなく行き渡ります

食材を並べるトレイは格子状になっているので、積み上げても温風がまんべんなく行き渡ります

トレイには四隅にツメが付いており、重ね方を変えるとトレイの間隔を約1.5cmか約2cmにすることができます

トレイには四隅にツメが付いており、重ね方を変えるとトレイの間隔を約1.5cmか約2cmにすることができます

運転時間は2時間刻みで、4〜16時間で設定可能。運転時間や温度の表示も、わかりやすくていいですね

運転時間は2時間刻みで、4〜16時間で設定可能。運転時間や温度の表示も、わかりやすくていいですね

ドライフードを作ってみよう!

さっそく、プチトマトと大根を乾燥させてドライトマトと切り干し大根にしてみましょう。取扱説明書によると、野菜と果物の場合は50〜70℃で6〜12時間乾燥させるのが目安。食材の厚みや大きさ、水分量、そして室内の湿度などにより仕上がりは左右されるので様子を見ながら作っていきます。

半分にカットしたプチトマトと、短冊状に切った大根をセット。食材は重ならないように注意しましょう

半分にカットしたプチトマトと、短冊状に切った大根をセット。食材は重ならないように注意しましょう

フタをして、温度は60℃でスタート。運転が始まると温風が出る音がします。ドライヤーのような音がしますが、生活に支障をきたすほどの音量ではないので就寝中に稼動させておいても問題ないでしょう

4時間程度では、まだまだどちらも生の状態

4時間程度では、まだまだどちらも生の状態

8時間経過すると大根はほぼ切り干し大根になった印象。トマトは外側は乾燥していますが、中はみずみずしいままです

12時間を過ぎると大根はカリカリになってしまいました。トマトはセミドライな状態になりましたが、もっとカラッとさせたいので乾燥を続けます

トマトの水分がほぼなくなるほど乾燥できたのは、24時間後。保存性を高めるなら、このぐらいがいい! でも、大根は乾燥させ過ぎましたね

今回の結果から、1枚のトレイには同じ食材を並べるほうがいいと感じました。もちろん、完成した食材から取り出していけばいいのですが、ラクに作業したいならトレイごとに同一食材で揃えるといいでしょう。また、温風が出る吹出口に近い下段のほうが乾燥しやすい印象。水分の多いものは下段にし、乾燥具合が十分となったトレイから順に取り外していくのがよさげです。なお、食材は乾燥させるとかなり小さくなるので、薄めに大きくスライスすると理想的な仕上がりにできそう。

いろいろものをドライフードにしてみた!

時間はある程度かかりますが、放置しておける手軽さにすっかりドライフード作りにハマった筆者。いろいろなものを作ってみました。まずは、王道の野菜と果物のチップス作り!

サツマイモ、ゴーヤ、オニオン、ニンニク、ニンジン、ナスなどの野菜とマッシュルーム、エリンギ、マイタケといったきのこ、そして果物(バナナ、キウイ、リンゴ、レモン)といった果物を並べ、60℃で12時間乾燥させてみます

かなり理想的な仕上がりに! 野菜は、塩をふりかけて野菜チップスとしておやつにするのも健康的でいいですね

きのこが想像以上においしくなったので、乾燥させた野菜と一緒にパスタにトッピングしてみました。歯ごたえと味わい豊かにグレードアップし、ちょっとおしゃれ感も増した印象。きのこ嫌いのわが子も、乾燥させたきのこは食べてくれました

乾燥させたフルーツはそのまま食べてもいいですが、酸味のあるものは少々酸っぱさを強く感じるようになります。なので、筆者はワインに漬けてサングリアにしたり、紅茶に入れてレモンティーにして楽しみました

続いて、ドライフルーツで作ったサングリアがおいしかったので、ラム酒や砂糖漬けにしてみたいと種なしブトウとイチジクを乾燥させてみることにしました。

皮があるせいかなかなか水分が飛ばず、1日半ほど乾燥させました。時間はかかりましたが、適度な弾力と口いっぱいに広がる果物の自然な甘みと酸味がおいしい! つまみ食いしていたら砂糖漬けする前に半分以上なくなってしまった……

野菜や果物の干し物以外で思いつくものといえば、干し肉! 赤ワインと調味料に一晩漬け込んだ牛もも肉を乾燥させてビーフジャーキーを作ってみましょう。

衛生面を考慮し、もっとも高温の70℃で12時間乾燥させたところ、見事成功! 歯ごたえも味わいも、まさにビーフジャーキーになり、試食してくれた家族や友人にも大好評でした

ここまで失敗なしできたので、ちょっと変り種にチャレンジしてみます。生の麺を乾燥させたら、乾麺になるのではないでしょうか! 60℃で12時間稼動させてみました。

予想どおりに乾麺にはできたのですが、回収する際にボロボロと崩れてしまいました。ラーメンっぽいスナック菓子ができた感じです。味付けさえすれば、これはこれでイケそう……

まとめ

半日以上の時間をかけてわざわざ乾燥させなくても、そのまま食べればいいじゃないか……と思われる方もいるでしょう。しかし、生の食材とはまったく異なる食感と、噛むほど広がるおいしさは一度食べるとクセになります。筆者の子どもは普段、野菜をあまり好んでは食べませんが、ドライベジタブルにすると「食べやすい」と上々の評価。これは、非常にありがたかったですね。また、想像どおりの味わいもあれば、思った以上に酸っぱくなったり、乾燥させるとイマイチなど出来上がりが予想できないところもおもしろい。市販品にはあまりない半生状態で食せるのも、自家製ならでは。健康志向が高く、手作りが好きな人ならば、ドライフードメーカーはめいっぱい活用できるはずです。

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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