いいモノ調査隊

水がつかめるようになる!? 不思議な実験セットに大人も興奮!

大人も子供も楽しめそうな自由研究キットを発見

こんにちは、ペパーミントです! そろそろ子供たちは夏休みに入る頃でしょうか。夏休みといえば、私は自由研究で苦労したことを思い出します…。最近見かけて気になったアイテムが、そんな自由研究にもぴったり! な、子供も大人も楽しめそうなキットだったので買ってみました。

その名も、「不思議実験セット 初めての手ざわり! 水がつかめる 触れる図鑑 つかめる水キット」です。ちょっぴり長い名前ですが、こちらは名前のとおりでして、日常で誰もが使う「水」を「つかめる」ようにできちゃうキットなのです!

「つかめる水」作りに挑戦!

まずはセット内容を見ていきましょう。

セット内容は、説明書のような「BOOK」、「パレット」、「アルギン酸ナトリウム」、「乳酸カルシウム」、「スポイト」、「計量スプーン」です

BOOKには、基本の「つかめる水」から、色付きのものやフィギュアを入れたものなど、さまざまな「つかめる水」の作り方が載っています。

では、このBOOKを見ながら進めていきましょう!

まず準備する道具は、
・空のペットボトル(500ml) 2本
・ボウルなどの容器 2つ
・レンゲのようなもの 1つ

準備完了です。レンゲがなかったので大きめのスプーンで代用します

準備完了です。レンゲがなかったので大きめのスプーンで代用します

まずはアルギン酸水を作ります

1本のペットボトルにぬるま湯を約半分入れます。(250ml)
そしてアルギン酸ナトリウムを計量スプーンですりきり2杯入れます。

アルギン酸ナトリウムはこんな感じの粉です。サラサラという感じでもなく、少し粒感のあるざらっとした形状です

すりきり2杯入りました

すりきり2杯入りました

そしてフタをしっかりして、溶けるまでペットボトルを振ります。(約10分)
ちょっぴり見た目は混ざりにくそうな感じがしますね。

10分ほど、頑張って振りまくりました

10分ほど、頑張って振りまくりました

そしてこの粉が溶けた状態で、さらに20分ほど空気が抜けるのを待ちます(この白濁した感じから透明になっていきます)。

待っている間に、次の工程へ進みましょう。

次は乳酸カルシウム水を作ります

もう1本のペットボトルに水道水400mlを入れ、乳酸カルシウムの粉を計量スプーンですりきり4杯入れます。

こちらはどうやら冷たい水道水のままでいいようですね。そしてこの乳酸カルシウムの粉はこんな感じです

こちらはどうやら冷たい水道水のままでいいようですね。そしてこの乳酸カルシウムの粉はこんな感じです

さっきのアルギン酸ナトリウムよりもサラサラしています

さっきのアルギン酸ナトリウムよりもサラサラしています

すりきり4杯入りました。そしてかる〜く振っただけでこちらは速攻で混ざってくれました

すりきり4杯入りました。そしてかる〜く振っただけでこちらは速攻で混ざってくれました

そして準備したそれぞれのボウルに、カルシウム水と、水道水を入れて、準備OKです!

先ほど置いておいた「アルギン酸水」もだいぶ透明になりましたね

先ほど置いておいた「アルギン酸水」もだいぶ透明になりましたね

これが「つかめる水」を作るための基本の準備となるようです。

準備完了! いよいよ「つかめる水」を作れます

さて、こっからが本格スタートですね。まず基本の「つかめる水」を作ってみたいと思います!
レンゲにアルギン酸水を入れて、カルシウム水の中にゆっくり沈めます。

レンゲ(今回はスプーン)に入れてみました。このアルギン酸水がすでに質感がトロ〜っとしていますよ

レンゲ(今回はスプーン)に入れてみました。このアルギン酸水がすでに質感がトロ〜っとしていますよ

沈めたら、カルシウム水を動かさないようにふわっとレンゲを外します。
ちょっと難しそう、と思っていたところ…筆者はなんと、重大なミスに気付きました…!

レンゲが長すぎてうまく沈められない…!

レンゲが長すぎてうまく沈められない…!

くぅう! レンゲが長いというのもあるのですが、このカルシウム水の量に対してボウルがちょっと大きすぎたようです。しかし…レンゲにアルギン酸水を入れてしまったので、試しにカルシウム水の中にアルギン酸水を落としてみました。

わからないと思いますが、この中にアルギン酸水を落としました

わからないと思いますが、この中にアルギン酸水を落としました

そしてこの後の工程としては、好みの硬さになったら水道水のボウルにくぐらせて、できあがり…とのことです。

では数分たったところで落としたアルギン酸水をすくって水道水のほうに入れてみたいと思います。

すくってみました。案の定、ぐしゃぐしゃですねぇ。涙
そのまま水道水の入ったボウルへ。

そしてできたのがこれです

そしてできたのがこれです


まったくあのプルっとしたきれいな丸い形ではありません! 涙

1回目は大失敗…ボウルを変えて再チャレンジ!

初回は大失敗に終わりましたので、気を取り直してボウルの大きさを変えて再トライ!

うん、これなら大丈夫そう!!!

うん、これなら大丈夫そう!!!

ではさっきの工程どおり、
注いで→沈めて→拾って→水の中へ

このステップでやってみます。

注いで

注いで

沈めて

沈めて

拾って

拾って

水の中へ!!!

水の中へ!!!

ついに完成! 水がぷるぷるになって本当につかめました

で、できましたよ〜!

ブルッブル〜!!

ブルッブル〜!!

ぜひ動画でどうぞ!

すごい。本当につかめています!
ポヨンポヨン、ぷるんぷるんです。
なんだか生き物みたいでかわいい。スライムが実在したらこんな感じでしょうね!

こんなふうにぶら下げたりもできました

こんなふうにぶら下げたりもできました

カルシウム水につける時間の長さによって、柔らかめだったり硬めにできたりと調整ができるようです。
せっかくなので、BOOKの次のページにあった「大玉」も作ってみました。
これはレンゲではなく、何か小鉢のようなものに入れて沈めて作りました。

食事の際、つけダレやソースなんかを入れるような小さな小鉢です

食事の際、つけダレやソースなんかを入れるような小さな小鉢です

大玉なので結構長めに沈めてみました。(3分強ぐらい)
そしてできあがったのがこちらです!!

でっかいですねー! 動画でもどうぞ。

ぶるんぶるんですね! たまりません!!

固まる仕組みは化学反応。大人もワクワクしちゃいます!

自由研究なので、最後に少しお勉強を。アルギン酸ナトリウムの「アルギン酸」は、昆布やワカメなどの海藻に含まれる天然の食物繊維のこと。
そして乳酸カルシウムは、とうもろこしなどから採った糖を乳酸菌で発酵させ、カルシウムを加えたものだそうです。
自然の中にある成分でできているのはなんだか安心ですね(人体や環境には無害ですが、食用ではないので食べてはいけません)。

なぜ「つかめる」水になるかというと、アルギン酸水をカルシウム水に入れると、カルシウム水に接した部分が瞬間的に化学反応を起こしてアルギン酸水に膜ができるとのこと。しかし水から出しておくと、水分が蒸発してしぼんだ膜だけがわずかに残ってなくなるようです。最後は割れてしまうのですね〜。

私もずっとぷるぷる気持ちよくて調子にのって触っていたところ…

最初に作った小玉のほうがポンっと割れてしまいました…

最初に作った小玉のほうがポンっと割れてしまいました…

割れた中の水は作る前のアルギン酸水なので、とろっとしています。

強度的には卵の黄身をもう少し丈夫にしたぐらいなイメージなので、ちょっと衝撃を与えるとやっぱりすぐ割れてしまうようです。

でもまったくの未知のものを触っているような感覚なので、筆者も大人ながらにとてもワクワクしてしまいました!
1回遊んでもまだまだ材料は残っていたので、何回か遊べるようです。夏の自由研究や思い出作りにぜひどうぞ♪

ペパーミント
Writer
ペパーミント
幼少期から音楽や絵に囲まれながら育ち、地元の名古屋や東京都内を中心に活動するミュージシャン。美容&日用品のレビューを中心に、読者から共感を集めるライターとして幅広く活動しています。
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しえる(編集部)
Editor
しえる(編集部)
生活雑貨・食品に加え、ウォーターサーバーなど、サービス系商品の記事をメインに担当している2児の母。自称「ポテチマスター」。ポテトチップスを中心に1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂です。
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