定番のカップやきそばとして有名な、まるか食品の「ペヤング ソースやきそば」(以下ペヤング)。以前いいモノ調査隊でもご紹介したことがある「にんにくMAXやきそば」や「激辛カレーやきそば」なども新発売され、ラインアップも充実しております。さらに先日、一風変わった新しい仲間が加わりました。インスタント麺が大好物の筆者、さっそく購入して試食いたしましたよ。
ペヤングのやきそばシリーズの一員ながら、なぜかしら偽者くさいチープな雰囲気がただよう「ペヨング」。いろんな意味で、発売と同時に大きな話題をかっさらっております。メーカーサイドは、通常よりも安い価格でソースやきそばを提供したいとの思いから「ペヨング」を開発したとのこと。「ペヤング」っぽいけどちょっと違うというのがポイントで、ある意味メーカーが真剣に作った偽者ともいえるユニークな商品です。
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似て非なるパッケージ。右のちょっと安っぽい感じが「ペヨング」の特徴!? |
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パッケージをはがすとどちらがどちらかわからなくなります。ちなみに、フタの星マークが☆なのが「ペヤング」(左)、★が「ペヨング」(右)です |
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中味はどちらも、かやく、ソース、ふりかけ、スパイスのセット。「ペヨング」(右)のかやくの袋にも「ペヤングかやく」と書かれています(ややこしい〜) |
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麺の感じは似ており、特段の違いは見受けられませんでした |
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「ペヤング」と「ペヨング」ではかやくの中味が違いました。左の「ペヤング」には味付けとりひき肉が入っていますが、「ペヨング」には肉がありません |
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ソースをかけてまぜた後の仕上がりはほとんど同じ |
さて気になる味ですが、筆者的にはかなり違うと感じました。最初に「ペヨング」を食べたところ、ソースの風味が明らかにいつもの「ペヤング」と違うことがわかります(ただし、食べ比べを意識せず「ペヨング」だけで食べれば、そのままおいしくいただけます)。今度は「ペヤング」をひと口。いつもの「ペヤング」です。「ペヨング」のほうは、ソース味の主張が少なく、さっぱりした味わいに仕上がっています。一方の「ペヤング」では、濃厚で辛みのあるフルーティーなソースの味わいが強く感じられます。2つ同時に食べ比べると味の違いをはっきり感じますが、内容量と価格差をふまえて味の違いをどう評価するかは、読者のみなさんが食べ比べてご判断ください。
なお、内容量は「ペヤング」が120gで「ペヨング」が106gとなっています。希望小売価格は「ペヨング」のほうが50円ほど安く設定されています(一般店舗ではそこまでの差はないようです)。明らかに違うと言えるのは、かやくとソース、そして麺の量ですね。みなさんも一度食べ比べしてみてはいかが?